神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.422 レーニン

2025-03-02 00:27:42 | 文書・文献
(1)今日は、【コレクション】が長くなってしまいました。こちらは取り止めます。

    
      昭和30年代にありました:竹橋、毎日新聞社前で

【コレクション 179 レーニン全集】
 ソ連が崩壊してのち、レーニンの影も薄くなりました。しかし、レーニンについて私はいくつか思い出がありす。
1.一つは、1971年?にレーニン全集が売り出されているのを知って、なけなしの金5万円をはたいて全47巻を一括購入したことです。近頃の古書店の目録には、10分の1の5千円で出ているのを見ることがありますが、当時の学生の1ヶ月の生活費は約2万円で、2万5千円あれば本も買え、飲み会にも参加できましたから、この買い物は清水の舞台から飛び降りるほどの決断だったわけです。

2.二つ目は、レーニンの演説のソノシートを買ったことです。
 上京して、ロシア語は結局自分でやるしかないと思い始めていたころに古書店で見つけて、その足で古道具店に行ってコンパクトな「蓄音機」を求めて、何回も聴きました。
     Что такое Советская власть?
 シュトー タコーエ ソビエッツカヤ ブラスチ〔ソビエト権力とはなにか〕
 いきなりこの問いで始まるレーニンの声は意外とカン高く、しかし、扇動的ではなく、順々と語っていてわかりやすいものでした。

3.三つめは、モスクワでレーニンを見たことです。
 ベルリンから列車でモスクワに到着して、予定のシベリア鉄道に乗るまでの待ち合わせで3日間滞在した時のことです。
 レーニンを見ようと赤の広場に行きました。レーニン廟前に10時頃に着くと、すでに長い行列ができていて、最後尾はどこかと辿ると、広場から右方向に城壁に沿って行ってようやく見えました。全長400~500m? これでは入るのには大変だなと思いましたが、ともかく並びました。
 しばらくすると、今日は土曜日だから昼ごろまでしか入れないとの話しているのが聞こえましたから、それではここまではムリだなと思っていると、案の定、警衛の軍人が来て、私の50mくらい前で「今日はここまで」と宣告しました。
 ところが、軍人の近くにいた何人かのお母さんたちが小声で交渉していたと思ったら、だんだん増えてきて声が大きくなり、行列の後ろの方を指差して、今並んでいる人全部でもそんなに時間は変わらない、というふうに突っつき始めました。ロシアのマーマ(お母さん)の勢いは感動モノです。とうとうその軍人は最後尾を指差して、「今日はそこまで」と言い直しました。
 あきらめつつも定点観測のつもりで見ていた私は、ホッとしました。
 
 レーニン廟に入れました。
 入るとすぐに数段の階段があり、上がって左の入口から安置室に入ると、レーニンが少し斜めに横たえられていて、その左側を足元の方に降りていき、右側に移って階段を上がり、入り口と反対の右側にある出口から退室、外へ出ます。かつてはスターリンも並べて安置されていたそうですが、スターリン批判の後に外されました。
 ともかく、念願かなってレーニンを見ることができました。しかし、見てから言うのも後ろめたいことですが、防腐処理されてハクロウ化したレーニンの遺体をみて、陳列品にしてはいけないのではないかと思いました。やはり死者です。きちんと弔うべきです。
 レーニンの功績をいうなら、社会を良い方向に推し進める中で偲ぶのでよいのではないかと思いました。
 
 パンフレットの大きさは、B5判8㌻です。B5判大の4枚分の横長の用紙を、最初に左右から4分の1ずつを折り込み、できたものを二つ折りするとできます。
 全体の概要は、
 1㌻ 下に掲載
 2・7㌻ 「レーニンーその理論と実践の統一」と題した解題・解説 
 3~6㌻ 各巻の略内容とレーニンの肖像写真 
      *4㌻を下に載せました。
 8㌻ 刊行案内 B6判 各巻平均700㌻ 価格12万2千円 大月書店
    *パンフの収取日は1㌻右上に「1982年6月25日」とあります。
     70年に比べて価格も2倍以上に上がっています。  
         1㌻


        4㌻


 以上です。
 今日はここまで。
 トランプ・ゼレンスキー会談について書こうと思いましたが、手が回りませんでした。
 いま言いたいのは、
 ウクライナがんばれ! 
 そして、 
 アメリカよ、ああアメリカよ、なんという醜態か!

    
     今夕の西の空

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No.416 多喜二忌 2

2025-02-23 00:38:41 | 文書・文献
(1)世の中、国際的にも「独裁者」ということが普通に使われるようになってきました。ちょっと前までは、ごく限られたひと・場合などだったように感じていましたが、このごろはアメリカの大統領が率先してその道をひた走っています。

(2)その内容は「専横」・「専断」・「傍若無人」・「勝手放題」・「思いつきのまま」。要するに、これが「アメリカ・ファースト」であり「MAGAネライ」そのもの。
 しかし、「アメリカ」といっても、この「アメリカ」は「アメリカ国民全体ではない」。「トランプ氏」や「マスク氏」のような立場のアメリカ国民。
  
(3)いまアメリカの大統領選挙をやり直したら、違う結果になることは、もうすでに確かです。バイデン氏やハリス氏よりも良い政策をトランプ氏に期待したアメリカ国民でしたが、いかに「貧」したからといって、トランプ氏がこんなに「貪」した態度で国際社会に迫らなければよい政策ができないと考えるとは思わなかったでしょう。

(4)でもね、私、今まで見た西部劇や開拓劇物の映画やテレビのことを思いながら、いくらか経済史の本を見直してみました。
 ペリーが来たころ、つまり日本の幕末にようやくフロンティア〔西部〕が消え、その時にはまだ50州が今のように確立していなくて、その後一応の国の形がとれるようになってからも、自由どころか、ひどい抑圧が続いていた国です。
 先住民のインディアンの権利だけでなく、他国からの移住民、アフリカからの奴隷や黒人一般などなど、社会の重要な構成員であり、むしろ国の根底を支えている(白人でない)多くの人々の権利をないがしろにしながらやってきた国です。その中には、根拠もなく死刑に処された人さえいます。あの国会侵入事件を思うと、今でも法秩序優先ばかりの人でないことがわかるでしょう?

(5)アメリカがそういう国だということ、いや、世界のどの国もそういう暗黒の時代を克服しようとしてきたこと、そして、日本もそうで、日本はだから新憲法を制定して、平和国家を目指してきたこと、これを今こそ考える必要があるわけです。
 いまの日本は軍事費ばかり増えて、物価高で生活が苦しいのに、国民のための政策費が増やされないで、負担ばかり増やされる。本当に日本はアメリカから自立しないといけないところへ来ています。

(6)ちなみに、「~~ファースト」なんてインチキです。
 政府の政策は、とりもなおさず「国民ファースト」に決まっています。そして、その「国民とはまず97%を占める勤労者大衆」に決まっています。なぜなら、生産されたものを買うのは結局その97%の国民だからです。もうドンドンそうなっていますが、この人たちが買えなくなれば、結局「過剰生産」ですから、経済は行き詰るしかないからです。

    
     人なつこいトリで、じっと見送ってくれていました。

【コレクション 173 小林多喜二】
 きのうの「小林多喜二全集」のほかに「小林多喜二名作ライブラリー」がありますから、これも紹介しておくことにしましょう。
 これは、小林多喜二の代表作を取り上げたものです。全4冊、1994年11月刊行です。
 パンフレットの大きさはA4判大4㌻、A3判の用紙を二つ折りしてできています。下に4㌻とも載せましたから、とくに説明は付けません。

       1㌻

     多喜二さんの顔がどう見えますか? ゆったりしてる? きつい? 

       2㌻

     つぎの3㌻と見開きで続いてます。
       3㌻


        4㌻

 
 右下に「美和書店」の印が見えます。美和書店は代々木の日本共産党本部前にある書店です。
 じつは、1990年頃、代々木の日本共産党本部にほど近いところの予備校に教えに行っていました。
 このころの忘れられないこととして、1995年1月17日に阪神淡路大震災があります。今年はその30周年に当り、つい先日、追悼式典・行事が行われたのは記憶に新しいところです。
 その17日、午前の授業を終えた私は、行きつけの中華飯店に行き、いつもの定食を注文して、ぼんやりとテレビニュースを見ていました。阪神淡路大地震が起きたのは朝5時46分でしたが、朝のニュースも見ずに出て、まだ地震のことを知りませんでした。
 すると、テレビの画面に、異様な黒煙が上がる様子が映し出され、横倒れした高速道が見えてきました。そこで、ようやくどこかで震災があったことを知ったのでした。
 このパンフは、そのころの自分の居場所を思いださせる「歴史的なもの」です。

 以上です。
 今日はここで。
 
    
     うめ?もも?:宮内公文書館玄関前で
       揃いのヤッケを着て、旗を持ったリーダーと思しき人に導かれて移動していきました。
       奉仕の人たちかもしれません。奉仕といえば、手塚英孝「落ち葉をまく庭」という作品がありました。


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No.415 多喜二忌

2025-02-21 23:22:34 | 文書・文献
(1)昨日(2月20日)は、小林多喜二が特高の拷問によって虐殺された日でした。下の年譜゚に、「(1933年)2月20日、赤坂福吉町で連絡中に、築地署の特高に逮捕され、警視庁特高により午後7時45分殺される。」とあります。
 
(2)2008年9月に『劇画「蟹工船」 小林多喜二の世界』(講談社+アルファ文庫)が刊行されました。読まれた方もあるかもしれませんが、下にそのカバー部分を載せました。
 


 もちろん原作も読みましたが、この「劇画「蟹工船」」、それからこの末尾に付けられた「写真でたどる小林多喜二の世界」、島村輝(女子美術大学教授)「解説「蟹工船」ー 時代を揺り動かすことばの力」、いずれもたいへん興味深い作品と思いました。

(3)ところで、小林多喜二の作品に「健坊の作文」があります。内容は北海道の蜂須賀農場の小作争議のことを扱った、4ページの短い児童作文の体裁をとった作品です。電車に乗っている時ならば、一区間で次の駅に着かないうちに読みを終わってしまうほどの短編です。

(4)私が、この作品を知ったのは、「少年戦旗」の復刻版の刊行を知らせるパンフでした。『少年戦旗』が復刻刊行されたのは1977年11月ですから、もう47年前のことです。そのころ私は、修士論文のテーマや、同時に文章についていろいろなものを検討していて、このパンフに引用された短編冒頭の1段落を読んで感動し、しかも内容が蜂須賀農場の小作争議を扱ったものとわかったので、研究に関わる手がかりがあるあるかもしれないと期待しましたが、あまりの短さにそれ以上には関心を払うことはなく、ほかは文庫に入っているものを読んだくらいでした。

(5)小林多喜二の作品・業績を収集して全7巻に編纂した人に手塚英孝という人がいます。手塚氏が編纂したものが1982年頃に刊行されましたが、これが「定本版」といわれているもののようです。
 その後、10年ほどが経過する間に未収録文献が38点が見つかり、これを収録して「決定版全集」が作られました。それが下に載せるパンフレットのものです。
 なお、手塚英孝氏には『手塚英孝著作集』(全3巻、1982~3年刊、新日本出版社)があります。この人の著作は、小林多喜二について知りたい方には不可欠ですが、それだけでなく、寡作ながら、作品も深いと思われます。

(6)長くなりましたが、上の劇画を読んで、小林多喜二の作品のうち文庫に入っていないものを読みたいと考えて検索すると、なんと「定本版」全7巻が1500円と出ていました。眼を疑いましたが、問い合わせたところ、状態は悪くないことがわかったので、ともかく、1冊の新刊の文庫を買うよりも安いのに惹かれて買いました。
 まあ、満足です。しいて難点をいえば、全集物は何でも場所を取るということですね。

    
     北桔橋門〔きたはねばしもん〕まえから毎日新聞社方面

【コレクション 173 小林多喜二全集】
 このパンフの大きさはB5判6㌻です。A5判の横長の用紙3枚分を、最初に左から3分の1を折り込み、次に右から3分の1を折り込むとできます。
 下には、1~4㌻を載せました。長くなりましたから、これについてはもう説明を略します。
 なお、3・4㌻は見開きです。
 5㌻ 「追悼詩」:60年目の2月20日がめぐってくる
    推薦文 
     宮本顕治 日本共産党中央委員会議長 先駆的で不滅
     小田切進 日本近代文学館理事長・立教大学名誉教授 日本文学史上比類ない作家
 6㌻ 装丁見本 特色 
    刊行案内:四六判 平均583㌻ 定価4万2千円(特別定価3万9900円)
         1㌻     

    
         2㌻

        三浦綾子『母』がありました。

         3㌻

       4ページに続く     
          4㌻


 以上です。
 今日はここで。

    
      今日の西の空
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No.414 逆転してる 

2025-02-21 01:03:20 | 文書・文献
(1)もうだいぶ前のことですが、
   〽めて(右手)に~しちふ~だ(質札) 
    ゆんで(左手)に~ば~け~ん(馬券)
 という歌がありました。
 この元歌は・・・。オット、そうではなく、今日、宮内公文書館へ閲覧に行った帰りに、
   右手にスマホ 左手にタバコ 帰宅の勤め人の間をうつむき加減で自転車
 という人を見ました。

(2)もちろん、「あぶない、ヤメロ!」といいましたが、考えたところ、象徴的なことだなと気付きました。
 スマホは今のことです。でも、自転車に乗りながらの「ながらスマホ」では、「有用な機能を使いこなす」ような使い方ができているとは思えません。ろくなことには使っていないに違いないといっても言い過ぎではないでしょう。きっと。
 一方、タバコはもう時代遅れです。昔の映画では「カッコつけ」の場面で使われる代表的なグッズでしたが、どこでどう吸おうともタバコは「周囲に迷惑をかけてます」。そもそも「迷惑行為をしながらくつろぐ」などという勝手な行為が許されてよいはずがありません。

(3)では、なぜそうなるのでしょうか。やっぱり、無自覚としか言えません。では、その無自覚とはどういうことでしょうか。おそらく、自分の存在が社会とどうつながっているかに考えが及んでいないということではないでしょうか。
 前にも書きましたが、この社会は、最近のコメの流通などでもわかるように、人と人とが(米を作る人と買う人というように)依存しあっているのに、現実には「売り手」と「買い手」に分離しています。そして、依存(どちらかでは成り立たない)関係にあるのに、現実には、米を作って売る人と買う人という姿に見えるのです。つまり、実際には依存関係にあるのにお互いに他人と見えてくるのです。転倒です。逆に見えてくるのです。だからバ~ラバラ。

(4)そして、不幸にも、タバコのようにこれまで社会一般にいかにもステイタスであるかのとような見方をされてきたものがたくさんあります。
 たとえば、オヤブンはエバル・・・。男は雄々しい・・・。女は女々しい・・・。男が女遊びをするのはカイショー・・・。
 
(5)えっ! この頃は、女が男を?
 でも、あれは「奴隷」。それも、ずいぶんヒドイ。
 ・・・。
 
(6)ワシャ、のんきに暮らしたい!
 それなら、自覚的に生きないといけない!
 おい、転倒じゃないか? どうしてくれるんだ!
 
     
     竹橋から

         
     緋桜(ひざくら)が芽吹いてます

【コレクション 172 婦人運動】
 女性がみなうちのカミさんくらい強かったら、世の中はさぞ平和でしょうなあ!
 オット!もちろん本心です。

 このパンフの大きさはA4判8㌻です。A3判の用紙2枚を重ねて二つ折りするとできます。
 下に、1・2・3㌻と6・7㌻を載せました。
 1・2・3㌻は、創刊号の「発行に際して」があり、2㌻には「復刻の辞」、「奥むめおの事歴」があります。
 4・5㌻ 推薦文
      一番ヶ瀬康子 女性運動の普段着の記録として
      児玉勝子 歴史の証言者『婦人運動』
      松尾尊兊 近代女性誌の残された宝庫
      中村紀伊 女性運動の原点を確めるために
      丸岡秀子 すべての働く女のために
 6・7㌻は関連図書と『婦人運動』関連年表です。出版社の面目躍如と見ました。
 8㌻ 刊行案内 全30巻・別冊1 総㌻約1万㌻ A5判 全6回配本
         本体揃価格:30万円 1990年復刊 不二出版
        1㌻


        2㌻


        3㌻


        6㌻


        7㌻

 以上です。
 今日はここで。

    
     今日の西の空
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No.342 『近世日本の儒学』

2024-11-23 00:38:50 | 文書・文献
(1)先日、知り合いから会いたいと連絡があり、今日はぶらぶらと出かけてきました。
 幸いなことに天気も良く、結局、ぶらぶらと神田を回ることになりました。いつもどこをどう歩くかは「企業秘密」ですが、必ずチェックしに寄る店も何件かあります。

(2)東陽堂書店の前に来たとき、信号が赤になりました。別に急いでいたわけではありませんから、店の方を向いて棚を一渡り見ました。すると、とりわけ分厚い『近世日本の儒学』という本が目に入りました。
 ここのところ、No.323に載せた『漢学者伝記集成』をネットのオークションで入手して以来、『国学運動の思想』(岩波書店、日本思想体系)やら、『賀茂真淵』(吉川弘文館)などをいくらか読んでいるせいか、即座に反応しました。すると、副題として「徳川公継宗70年祝賀会記念」とあるのがわかりました。「徳川公継宗」は、「徳川公」=「家達(いえさと)」が「徳川本家の跡を継ぐ」の意です。そして、出版社として「岩波書店」の名があることがわかりました。
 店の外の棚にあるからといって安い掘り出し物とは限りません。たまには目が飛び出るくらいの高価本が置いてあったりもします。ですから、高いだろうなと思いつつ見ると「書込有 600円」とありました。どんな書き込みがあるのかと調べたところ、全体1150㌻ある中の3㌻に朱色のマーカーで少し線が引かれていました。もちろん買いました。帰ってから物差しで測ったところ5㎝ありました。
 専門家の評価はまだわかりませんが、執筆陣は錚々たる人達です。下に載せておきましょう。

 1.表紙
    
 
 2.目次1㌻


 3.目次2㌻
 
 
 4.目次3㌻


 どうですか。専門外の私からみても、驚きの陣容です。
 これで、この年末年始の過ごし方は決まりです。

   

【コレクション 116 法律新聞】
 いろいろなことがあるにせよ、日本は「法治国家」なんですね。それを、体裁だけでなく実質的に、権力者にとってのでなく、権力者をしばり国民の権利を守る、そういう「法治国家」にする必要があります。これは、現在では「憲法9条を守れ」に象徴されるでしょう。とにかくご覧ください。

 
 
 この大きさは、B5判、12㌻です。B4判の用紙3枚を重ねて二つ折りしてできています。これは、パンフレットというよりも、冊子という方がよいかもしれません。
 全体は、
 1㌻ 上掲
 2㌻ 推薦文 今井清一 法曹界に関連した多彩な記事を満載 
        加藤一郎 戦前の判例資料の中で最も価値の高いもの
 3㌻ 内容見本 第1号1面
 4㌻ 推薦文 上記加藤一郎の続き
        辻 誠 わが国司法の変遷を知る貴重な資料
 5㌻ 推薦文 高木四郎 父=高木益太郎と『法律新聞』
 6㌻ 推薦文 利谷信義 日本近代法史研究の宝庫
 7㌻ 内容見本 *これは下に載せました。文字が小さめですがご覧ください。



 8㌻ 推薦文 中野次雄 戦前における下級新判例の唯一の記録
        平野龍一 生き生きとした読み物としても興味深いもの
 9㌻ 内容見本
 10㌻ 推薦文 上記平野龍一の続き
        森長英三郎 政府へ抵抗しつつ、時代を先取りした『法律新聞』
 11㌻ 内容見本
 12㌻ 復刻版概要
     刊行案内 B 5判 定価 各配本毎   75,000円
              揃価 明治期  450,000円
                 大正期 1,125,000円
                 昭和期 1,200,000円
                 総目次 全2冊 25,000円
          刊行:1983年~89年 不二出版 
 以上です。

 ところで、いま日本では、自公政権下でどんどん軍拡が進められ、すでに沖縄には有事の際の自衛隊員の避難壕がすでに2つ造られていて、これをさらにあと8つ造ることが進められています。
 いったい、その有事の際に沖縄県民はどこに避難すればよいのでしょうか? 
 こういう発想は、関東軍が日本人を置き去りにしたことと同じです。軍隊が国民を守るなどというのは幻想です。
 ではここで。

   

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