神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.342 『近世日本の儒学』

2024-11-23 00:38:50 | 文書・文献
(1)先日、知り合いから会いたいと連絡があり、今日はぶらぶらと出かけてきました。
 幸いなことに天気も良く、結局、ぶらぶらと神田を回ることになりました。いつもどこをどう歩くかは「企業秘密」ですが、必ずチェックしに寄る店も何件かあります。

(2)東陽堂書店の前に来たとき、信号が赤になりました。別に急いでいたわけではありませんから、店の方を向いて棚を一渡り見ました。すると、とりわけ分厚い『近世日本の儒学』という本が目に入りました。
 ここのところ、No.323に載せた『漢学者伝記集成』をネットのオークションで入手して以来、『国学運動の思想』(岩波書店、日本思想体系)やら、『賀茂真淵』(吉川弘文館)などをいくらか読んでいるせいか、即座に反応しました。すると、副題として「徳川公継宗70年祝賀会記念」とあるのがわかりました。「徳川公継宗」は、「徳川公」=「家達(いえさと)」が「徳川本家の跡を継ぐ」の意です。そして、出版社として「岩波書店」の名があることがわかりました。
 店の外の棚にあるからといって安い掘り出し物とは限りません。たまには目が飛び出るくらいの高価本が置いてあったりもします。ですから、高いだろうなと思いつつ見ると「書込有 600円」とありました。どんな書き込みがあるのかと調べたところ、全体1150㌻ある中の3㌻に朱色のマーカーで少し線が引かれていました。もちろん買いました。帰ってから物差しで測ったところ5㎝ありました。
 専門家の評価はまだわかりませんが、執筆陣は錚々たる人達です。下に載せておきましょう。

 1.表紙
    
 
 2.目次1㌻


 3.目次2㌻
 
 
 4.目次3㌻


 どうですか。専門外の私からみても、驚きの陣容です。
 これで、この年末年始の過ごし方は決まりです。

   

【コレクション 116 法律新聞】
 いろいろなことがあるにせよ、日本は「法治国家」なんですね。それを、体裁だけでなく実質的に、権力者にとってのでなく、権力者をしばり国民の権利を守る、そういう「法治国家」にする必要があります。これは、現在では「憲法9条を守れ」に象徴されるでしょう。とにかくご覧ください。

 
 
 この大きさは、B5判、12㌻です。B4判の用紙3枚を重ねて二つ折りしてできています。これは、パンフレットというよりも、冊子という方がよいかもしれません。
 全体は、
 1㌻ 上掲
 2㌻ 推薦文 今井清一 法曹界に関連した多彩な記事を満載 
        加藤一郎 戦前の判例資料の中で最も価値の高いもの
 3㌻ 内容見本 第1号1面
 4㌻ 推薦文 上記加藤一郎の続き
        辻 誠 わが国司法の変遷を知る貴重な資料
 5㌻ 推薦文 高木四郎 父=高木益太郎と『法律新聞』
 6㌻ 推薦文 利谷信義 日本近代法史研究の宝庫
 7㌻ 内容見本 *これは下に載せました。文字が小さめですがご覧ください。



 8㌻ 推薦文 中野次雄 戦前における下級新判例の唯一の記録
        平野龍一 生き生きとした読み物としても興味深いもの
 9㌻ 内容見本
 10㌻ 推薦文 上記平野龍一の続き
        森長英三郎 政府へ抵抗しつつ、時代を先取りした『法律新聞』
 11㌻ 内容見本
 12㌻ 復刻版概要
     刊行案内 B 5判 定価 各配本毎   75,000円
              揃価 明治期  450,000円
                 大正期 1,125,000円
                 昭和期 1,200,000円
                 総目次 全2冊 25,000円
          刊行:1983年~89年 不二出版 
 以上です。

 ところで、いま日本では、自公政権下でどんどん軍拡が進められ、すでに沖縄には有事の際の自衛隊員の避難壕がすでに2つ造られていて、これをさらにあと8つ造ることが進められています。
 いったい、その有事の際に沖縄県民はどこに避難すればよいのでしょうか? 
 こういう発想は、関東軍が日本人を置き去りにしたことと同じです。軍隊が国民を守るなどというのは幻想です。
 ではここで。

   

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No.323 集書

2024-11-04 00:35:06 | 文書・文献
(1)10日ほど前のことです。ネットオークションで古書を追っていると、(正確な場所は覚えていませんが)岡山県にあった藩の『✕✕藩実録』というのが3冊710円で出ていました。通常は専門外のものをオークションで競り合ってまで買おうとはしませんが、この書は、入札終了まであと半日くらいになっているのに、まだ誰も入札していませんでしたから、タイトルに魅力を感じたのと、送料を入れても2000円くらいで買えそうなので、遊びで読むにはいいだろうと考えて入札しておきました。そして、入札時間が過ぎたので確認してみたところ、なんと720円で誰かに落札されてしまっていました。
 驚きましたが、自分は遊びで入札したのだし、本当に欲しいと思った人のところへ渡ったのだろうと思うことにして、内容紹介としてアップされて〔載せられて〕いた箇所を読んでよしとしました。しかし、諺に「釣り落とした魚は大きい」というのがありますが、よく言ったもので、やはり一抹の寂しさを感じました。

(2)もう20年くらい前になるでしょうか。『皇室財政沿革記』という文書が古本市の目録に出ていました。
 これは、原本は宮内公文書館で所蔵されていますが、明治維新後から30年までの皇室財政〔宮内省の財政〕をまとめたものです。皇室財政を研究する人でこれを見ない人はないという貴重書で、私も30年以上前に閲覧しました。一冊一冊はそう厚くはありませんが、確か付属文書も入れると15点ほどあって、これが帙に納められて一抱えほどにはなるものです。
 古書市に出品されていたものは、価格が2万円でした。もちろん『皇室財政沿革記』原本ではなく、いずれか2点の写本だったろうと記憶しています。
 このときは、目録をよく見ずに積んでおいて、古本市開催の直前になってもう捨てようかと思いながらパラパラと目を通していて気が付いてギョッとさせられたわけです。
 目録販売は、購入希望が多数ある場合は「抽選」できめることになっているようですが、その実態はわかりません。ともかく電話で急ぎ注文しましたが、あえなく落選となり、無念のあまり眠れない日は続きました。まだ目録の当該㌻は取ってあります。

(3)上の720円の本を攫〔さら〕われて後の10月28日、つい先日ですが、また検索していると、今度は、「竹林貫一編、東京帝国大学教授・文学博士宇野哲人序『漢学者伝記集成』432円」(昭和3〔1928〕年刊)というのが出てきました【下の写真】。装丁が堂々として状態もきれいな百科辞典のような本です。しかし、厚さが8㎝もあって個人では置き場所に困るからでしょうか、まだ入札者がありませんでした。しかも、入札終了時間まであと3時間ほどでした。

    
 
 先日、子安宣邦『天皇論』を読んで、宣長以来の国学のことももう少し読み込んでおかないといけないと思い始めていましたから、書名の「漢学者」に目を引かれました。
 というのは、そもそも『神足勝記日記』に出て来る熊本勢はみな漢学を学んでました。元田永孚〔ながざね〕・井上毅〔こわし〕・宮部鼎蔵〔ていぞう〕・竹添井井〔せいせい〕、それから神足勝記の恩師の兼阪熊四郎など皆そうです。ですから、「あまり漢学を意識して来なかったなあ」と反省せざるを得ませんでした。
 ということで、即座に入札したところ、うまくいきました。
 ちなみに、定価は432円でしたが、送料が1000円、コンビニ払いで機械使用料が330円、計1762円の買い物となりました。でもね、これはヒット〔あたり〕です。
 それにしても、熊本勢の漢学と宣長以来の国学との関係は維新後どうなったか、私にとってはまた悩ましい問題ができてしまいました。
 今日はここで。

1.アケビがもう一つ隠れてました。
   
 はびこってきたアケビの蔓を片付けることにしました。このため、来年のアケビのエキスづくりはムリそうです。じゃあ、来年は山梨のあそこへアケビ取りに行こうかな・・・。

2.柿も、葉が落ちたら一つ出てきました。
   
 渋柿がたくさん取れたので知り合いに分けてあげたところ、さっそく干し柿を作ったそうです。ところが、ここのところの雨のためにカビが出て、あげた7㎏ほどが全滅のよし。嗚呼。 

 では、今日はここで。
 
  
  多摩川を南へ渡る今日の八高線 
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No.321 宣長の天皇観 

2024-11-01 23:54:26 | 文書・文献
(1)今日は、今回の衆議院議員選挙関連の新聞記事を読み直しました。政治学者の議論もそれぞれあってなかなか興味深く思いました。首班指名の特別国会に向けて動きがあるはずですから、様子を見ることにしましましょう。

(2)最近、子安宣邦『天皇論』(155㌻、作品社、2024年5月刊)を読みました。
 著者の子安さんは日本思想史を研究されてきた人ですが、奥付によると、現在は大阪大学名誉教授〔1933年生〕です。
 私は、子安さんの講演を、30年ほど前に、日本経済思想史研究会に参加した時に拝聴しました。その時も本居宣長のことを話されていたと記憶していますが、もう講演内容も演題も亡失してしまいました。
 ところで、『天皇論』というと、万世一系を前提とした何時代の天皇がどうこうということを展開するのを見ます。それはそれで勉強にはなりますが、難しさを感じながら終わるということを経験させられたので、いつからか集めてパラパラとめくって終わりということが多くなりました。しかし、この本は興味深く拝読しました。

(3)今、この本全体の書評をするわけではなく、興味を引いたところを取り上げるだけですが、次のようなことです。
 本居宣長が『古事記伝』の序論、『直毘霊〔なおびのみたま〕』の冒頭などで天照大御神以来の天皇を論じている。そして、それがこれまでは独立させられて使われてきたが、これは「18世紀の徳川時代の言説として理解する」(106ページ)べきだということです。言い直すと、東アジアの世界史の中で、韓国やベトナムなどのように清の支配下組み込まれることなく、独自に天下を構成していた鎖国下の徳川日本の立ち位置、そこでの天皇存在の意味を認識したもので、宣長の「対中国的ナショナリズムの表現」(101㌻)だということです。

(4)少し繰り返しになりますが、宣長の時代は中国の大清帝国の最盛期にあたります。それまでの中国では聖人が国を治めるための道を説いてきましたが、それが却って乱世と易姓革命を引き起こしました。これに対して、わが国には聖人の道というようなものはなかったものの、天照大御神以来の皇国の神の道があったので、天下が乱れることなく治まってきた、と宣長が言っているといいます(98~9㌻)。
 実際には、日本にも戦国時代という長い混乱期はありましたが、ここで宣長がいっているのは、清に従属せずに、独自に政権を構成している徳川将軍に対する天皇の存在意味です。それを子安さんは「この時代に宣長は初めて日本という国家の永続的存立を保証し、それを意義づけるものが天照大御神に由来する天皇の連続的な存立にあることをいったのである。この天皇とは日本の統治主体ではない。統合的日本の祭祀的、儀礼的な最高主体としての天皇である。」(106㌻)とまとめています。
 
(5)つまり、宣長の天皇論〔「万世一系の天皇」という捉え方〕は、18世紀の東アジアの中で、「統治主体が徳川将軍と幕府にある時代における天皇の存在意味」(106㌻)を言ったものだということです。 戦国時代を経て徳川政権が樹立され、世の中が安定してきて、国民の間に一定の財力や知的蓄積ができて生きた時代の日本の自己認識、その産物だということです。

 またまた時間がなくなってしまいしたから、きょうは、山梨市にある根津記念館、甲州市の向岳寺・恵林寺の写真を載せることにします。これは、いずれもコロナの前の2019年の今頃のものです。

 1.庭園の塔
    

 2.庭園と灯籠:記念館から
      

 3.庭園から旧宅
   

 4.塩山の向岳寺で
   

 5.塩山の恵林寺の庭
   

 今日はここで。
   

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No.289 国家総動員法

2024-09-11 00:18:35 | 文書・文献
(1)日陰はだいぶ涼しくなってきましたが、日向は相変わらずですね。
 イモムシの「あんちゃん」は、今日も上の方で元気でしたが、葉がなくなった芯を日除けに使ってしがみついていました。もうちょっとで蛹になるのかもしれません。
 それから、すぐ左に丸まった葉っぱ見えます。ここに別のインベーダー〔居候〕がいます。これでは自前のキンカンの収穫は無理ですね。
 いま、キンカンはワンパックいくらでしたか・・・。ウ~ム!
    

(2)あと1ヶ月もすればすーっと秋風が冷たくなってきます。過ごしやすくなってくるとはいえ、夏が好きな私としては、「夏の名残をいかにとやせん」といった寂しい季節になります。
 ところで、それまでの間ですむと思いますが、来週の16日(月)から1ヶ月ほど、目の治療をお願いすることになりました。
 静かに治療すればじきに済むことで、とくに心配なことはありませんが、このブログをNo.291で中断することとしました。ご覧になってくださっている皆さんには申し訳ありませんが、ご承知おきくださいますようにお願いいたします。
    
     にらの花が咲きました

【コレクション 83】
 きょうは「国家総動員法」です。


 パンフの大きさは、B5判、8㌻です。B5判4枚分の横長の用紙を、左右から4分の1を折り込み、さらにそれを二つ折りするとできます。
 全体は、
 1㌻ 上掲
 広げると 左が7㌻、右が2㌻で、4氏の推薦文があります。
 ここは読むに堪えますから、下に載せて説明を略します。ゆっくりお読みください。
       2㌻


       3㌻()


 3㌻ 組見本
 4~6㌻ 国家総動員法及関係法規類集目次
 8㌻ 刊行案内 A5判 3066㌻ 定価5万4千円 日本図書センター 1989年 
    国家総動員法史と時期区分の主要史実
 以上です。

 日中戦争が始まって、戦況がだんだん行き詰ってくると、国内のありとあらゆるものをつぎつぎに駆り立てないと間に合わなくなりました。ですから、国家総動員法は「国家死に物狂い法」とでもいうべきです。
 いまのロシアももうそうだろうと思いますけど、先の見通せない消耗戦とか、負け戦になってくると、国家〔とその指導者}は延命のために見境なく国民を駆り立て、国民から取り立てるようになります。悲惨です。
「欲しがりません、勝つまでは」なんていうスローガンがありましたが、あれはいかにも国民が自発的に唱えたように見えますが、じつはやらせ。さもしいかぎりです。 
 そうならないためには、軍事をやらないと宣言し、国連憲章に則って言葉の力で解決すると呼びかけること、これです。
 きょうはここで。

          
    甲斐駒ヶ岳(山梨大学キャンパスより)
     いい山でした。いずれ。
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No.288 日本の侵略

2024-09-10 00:18:06 | 文書・文献
(1)No.280の中の(3)に、群馬県藤岡市藤岡396の成道寺にある朝鮮人追悼碑〔慰霊碑〕のことを書きました。その慰霊祭が、今年も次の要領で開催されることがわかりました。都合のつく方はどうぞ。
1.「関東大震災朝鮮人犠牲者(藤岡事件)101周年市民「慰霊」祭」
  日時:14日(土)13~14時  場所:成道寺本堂、「慰霊」碑前
  参加費:1000円 
2.「講演会」
  演題:日本と朝鮮の160年  講師:内藤真治(日朝協会群馬県支部顧問)
  参加費:(資料代)200円  日時:14日(土)14時45分~17時
  場所:藤岡市地域づくりセンター藤岡(旧藤岡公民館)(藤岡1639の5)
  主催:日朝協会群馬県本部。
  問い合わせ:090-8517-1864富所さん。

(2)きのう、キンカンに取り付いたイモムシのことを書きました。
 きょう水遣りのために庭に出たところ、起きて上を向いて話していました。
     
 
 私はイモムシ語もわかるんです。
 それで、だまって聴いていると、
 「あんちゃん、きょうもあついな~、やんなっちゃうよ~。」
 と、ぼやいているのがわかりました。
 「えっ、あんちゃん? オレにはイモムシの兄弟はいねぇぞ!」
 と、上州弁で答えながら上の方の枝を見ると、葉っぱを食べつくされて裸木になったキンカンの幹を日除けにして、「あんちゃん」が寝そべっているのがわかりました。
「あんちゃん」はいい保護色をしていますねぇ。
    
 
 そこで、わたしが、
 「オイ、だいぶ食糧事情が悪くなってきたな。
  ・・・んでも、いま少しだから、うまく喰い繋げろヤ!
 と励ますと
 「群馬の山の方だといくらかは良かったかなァ~。」
 と、聞くので、
 「あっちもきょうは暑くて、おまけに大雨で雷だってよ!」
 とぶっきらぼうに答えると、あきらめ顔でした。

【コレクション 82】
 きょうは「日本の侵略」です。
 手元には、いわば大人版と、ジュニア版の2種類があります。発行元も、出版社も同じですが、刊行対象の違いから内容・雰囲気が少し違いますから、両方を載せておきます。

1.「大人版」
  

 大きさはA5判、6㌻です。A5判3枚分の横長の用紙を、最初に右から3分の1を折り込み、次に左から3分の1を折り込むとできます
 全体は、
 1㌻ 上掲
 2㌻ 下に載せました。読めるように大きくしましたから、どうぞ。
    今も侵略(経済侵略など)しているのではないか、と問うています。
    下の方に虐殺の現場が見えます。
    

 3~5㌻ 内容目次 編集委員
      内容見本 上の虐殺現場の写真が続きます。
      刊行案内 B5判 288㌻ 定価4800円 大月書店
 6㌻ ほかの宣伝

2.ジュニア版



 パンフレットの大きさは、上のものと同じで、B5判、6㌻ですが、こちらは最初に左から3分の1を折り込み、次に右から3分の1を折り込む造りになっています。
 全体は、
 1㌻ 上掲
 2㌻ もくじ 
 3~4㌻ 内容見本 *このうち「3㌻~4㌻の一部」を下に載せておきました。
     「物資供出・徴兵検査・出征・訓練・征け少年兵」などの場面が見えます。


5㌻ 読者への伝言:写真が語り変かける事実をまっすぐ受け取ってほしい
6㌻ 内容見本
   刊行案内 A4判変型 178㌻ 定価4800円 大月書店
 以上です。
 
 ところで、兵庫県知事は、醜態をさらし続けて、結局、全会派から見放される羽目になりました。もうとっくに進むべき道は一つで、選択の余地はなかったにもかかわらず、まだ自分で決めるとうそぶいています。ここが独裁者の特徴です。
 しかし、気をつけないといけません。独裁者が追い詰められるとどういう行動をとるでしょうか。絶望して、短絡した行動をとるかもしれません。きちっと真相解明をして責任を負わせられるように配慮するのでないといけません。もっと監視を強めないとだめです。
 ところで、ネット検索していたところ、テニスで有名だったSさんが、「あの知事はふだんは違う〔つまり、もっといい人〕」というようなことをいっていました。そんな事をいったら、独裁者でも、いいお父さんはいくらもいました。それとこれとは違うのに、現実を見ない、ピンぼけた発言と思いました。

 きょうはここで。

    
     きょうの西の空
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