(1)【コレクション 1】
これも先日の防災訓練の日のことですが、棚を見ていたら、結構いろいろな収集物が見つかりました。余興〔あそび〕として随時紹介します。
「槐より始めよ」で、きょうは韓国の鬱陵島〔ゥルルンド〕での自分のスケッチです。
フェリーが着く港のすぐ上に展望台があります。通常はゴンドラで上がれますが、この日は休業日、もちろん自力で上がりました。
ほかに来る人はなく、のんびりと景色を堪能しました。ご笑覧あれ。
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(2)都知事選挙、始まりですね。
この選挙、目下の状況では、将来の『風俗史年表』に文字通りの意味で載ること請け合いです。とはいえ、どの候補者も自由に堂々と政策論争をやってもらいたいと思います。
(3)念のために言えば、淫靡なのや、金儲けや、次の選挙のための売名行為や、受けネライなどなどはあるまじきことです。
当選すれば、スウェーデン一国の予算に相当する8~9兆円もの資金を動かすトップになるのです。これは一般会計の話ですが、特別会計はさらに2倍からあります。当選してからでもいいと思いますが、猛勉強が必要です。その資金の大きさと政治の面、できれば知って立候補してほしいですが、さて50人余の立候補者の覚悟のほどはどうでしょうか。
役人が作った文書を代読するのにあたふたしている大臣を最近も見ましたが、選ぶ側はこれからそこを見極める必要があります。
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(4)それから、ネット検索したところ、ある政党の党首が自らの行動を批判されて、「これは確かに都知事になろうと思ってやっている活動ではありません」と回答した由です。
都知事選なのに、党首が「都知事になる意思がない」、ほかの目的のために立候補をさせた(募った)ことを表明したのですから、これは明らかに都民に対するハラスメント〔迷惑行為〕です。たぶん、この一言で「選挙妨害」を認めたことになり、責任を問われることになると思います。およそ筋違いです。
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(5)国会が閉会になり、つくづく戦後の日本は何だったのかと思いました。
年間600兆円ほどのGDP(国内総生産)に対してその2倍の1200兆円もの赤字を累積しておきながら、いまも法人税や所得税でなく消費税頼み。
1200兆円を人口約1億人で割ると1人1200万円、4人家族なら4800万円という借金です。家を一軒買い替えるほどの借金です。戦後の政権党はここに至るまで国民をだましだましやってきたわけです。それは総ざんげものです。
これをどうするかは、国民が自分はどうしたいか考えないと決まりません。考えなければ、考えなしの政権党の政策が続いて、もっと酷くなるだけです。それがここまで酷くしたのです。ちょっと言いすぎですか?
(6)企業の内部留保はドンドン積み上がるのに、国民の給料は物価上昇に追い付かず、実質賃金は目減り、年金に頼る年金生活者の受け取り額は減る一方、それなのに軍事費は増額。
一方、自動車などの工業製品輸出のために、中小企業の単価切り下げがしきりに行われ、国内農業・林業・酪農業などの切り捨てがどんどんなされて、その存続が危ぶまれてきたものが、政府や日銀の政策の失敗のために異常円安となり、それが原因で国産農産物の自給の必要が叫ばれる事態に至っています。
小学校の給食が1食300円の由。コンビニ弁当以下。こんな教育政策では子供に申しわけないとおもいませんか。
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あけび:今年も実がつきましたが・・・
(7)私はつくづく思います。いままでの日本の政府は、国民を守ろうなどとは考えていません。そう見えるのはフリだけです。なにがしかはやったかもしれません。でも、軍事費を増やすのと比べてみてください。
これは、野球でいえば、どの番組も、大谷選手のことは話題として売りになりますからまず第一に取り上げますけど、そこそこの成績の選手、ケガをしたり2軍にいる選手、場合によったら廃業の淵に立たされている選手、こういう人たちのことは取り上げません。視野にないでしょう。それと同じです。でも、厚い選手層があって初めて野球界が成り立っているはずです。
これは例えですから、厳密にはいくらかは違うという人もあるかもしれませんが、国民の諸階層があってこの社会が成り立っているはずなのに、実際には、ごく少数の有力者や、発言力が強い人の意見が採り上げられて実行されていきます。
でも、その付けが今ここにきて表面化してきて、日本でも世界の主要国でも問題化しています。ロシアのウクライナ攻撃、イスラエルのパレスチナ攻撃など、まさにその表れです。
(8)私は、どういう社会を目指すにせよ、まずその大前提は、目の前の事態をよく見て、これまでの政治を改めるにはどうした良いかを検討することだと思います。
それには、いちばんは、ウソを言わないひと、見栄ない人を選ぶこと、出たい人でなく出したい人は誰かと考えること、これが大事だと思っています。
選挙は楽しい。よく見なくてはもったいない。では。