神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.356  すがも新聞

2024-12-07 00:37:20 | 惜別
(1)今日は、皆さんがこのブログを開けるかどうか、5回試してみました。いずれも思い通りに開くことができました。
 そこで、この「神足勝記を追って」を使って続けることにします。

(2)といって、何を書こうかと考えていたところ、ニュースが中山美穂さん(54歳)の死亡を報じていました。まだ若い人で、私よりも2世代も下の人です。

(3)私は、年末のNHK紅白歌合戦なども、もう20年どころか、30~40年くらいは見ていないのではないかと思うほど縁がありません。ですから、歌謡界・芸能界のことはとんとわかりません。もちろん、バラエティ―番組やクイズ番組などもまず見ないので、見るとしたら、チャンネルを切り替える時に気掛かりのことが見えると1~2分間を止めるくらいのものなので、世間ではよほど知られた人でも、顔も名前も誰なのかほとんど知りません。

(4)そもそも、役者でもお笑い芸人でも、芸で身を立てているはずのものですから、芸や話術に厚みや深みがあってしかるべきなのに、出たがり屋や顔を売ろうとする人が勝手に騒いでいるだけとか、くすぐって笑わせているだけとか、ひどすぎるように思います。そして、そういう人がテレビ映画などに登場しても、ふだんのことが透けて見えてきて面白くありません。ですから、そう思うなら見なければいい、みない、となるわけです。
 これには、民放のコマーシャルがひどいというのが加わります。やたらと売らんかな式で、酷いのになると、夕飯時に「お通じ」とか「夜の頻尿」とかの説明が始まって、さらには、効きめがあるかどうかわからないものを「初回限定で・・・」とか、「いまから30分以内にお電話を・・・」などと大声でせかします。オット、話がズレだしました。
 
(4)中山美穂さんについても、顔と名前が一致する程度です。どんな歌を歌ったのか、まったくわかりません。でも、ニュースを見ていたら、訃報を聴いて驚く人、悲嘆のあまりむせび泣く中年男性、などが映し出されていましたから、それなりの人だったんでしょうねえ。

(5)今年もずいぶん多くの人の訃報を聴きました。しかし、私は子供の頃に父親を亡くしたこともあり、誰かの訃報を聴いても動じません。これは、ハラが座っているというよりも、「死んだら、さっと片付けてやればいい」というように覚めているからです。
 たいぶ前に、インドのガンガ川の河岸で沐浴をしている人のすぐ脇で火葬しているのをテレビで見ました。あれは、終わるとすべてを川に流してそれでお仕舞いです。この是非はともかく、骨を拾うというようなこともありません。最初は驚きましたが、あれが正に理想的。死者が生者を悩ませない、それが大事、そう思います。

(6)死者には静かに対処するのがベスト。目下、睡眠中なのです。
 これを騒ぐのは、生者が自分の都合で死者をダシにしているにすぎません。儲かるとか、世襲のためとかあるからです。

    

【コレクション 129 すがも新聞】
 日本の先の戦争はまだ終わっていません。たとえば、先日の宮崎空港での不発弾の自然爆発にみられるように、不発弾があちことで発見されています。その処理費がこの先いくらかかるかわかりませんから、終戦処理費が確定しません。つまり、こういうことでもわかるように、ひとたび戦争がはじまると、いつ戦争が終わるかは言えないということになります。
 それだけでなく、戦争犯罪人の裁きも、A級戦犯でさえ不十分なままですから、全体となると永久に未解明となる音が普通です。ましてや、BC級の戦犯問題になると、ほとんどわからないままです。その中で重要な手掛かりとして残されたものが『すがも新聞』です。



 この大きさは、B5判6㌻です。B5判3枚分の横長の用紙3枚分を、最初に左から3分の1を折り込み、次に右から3分の1を折り込んでできています。
 大きさは、
 1㌻ 上掲
 2~4㌻ 推薦文 粟屋健太郎 立教大学教授 BC級戦犯の重要な証言 *下に掲載
          幼方直吉 愛知大学教授 日本人の戦争責任の問題
          茶園義男 国立阿南高専教授 戦争犯罪の認識を
          茶本繁正 評論家 「スガモ」を知る不可欠の資料
 5㌻ 『すがも新聞』創刊号第1面 *下に掲載
 6㌻ 刊行案内と〔既刊〕関係資料
    体裁:A4判 850㌻ 定価:28000円 1985年 不二出版

     2㌻


        4㌻


 以上です。
 今日はここまでです。

1.今日の雲
    

2.今日の月
    


コメント
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