補陀落渡海

補陀落渡海

近代との対峙と超克。

私は
カトリックの免許を持っている。

よって
近代保守の重鎮とされる福田恒存氏の無免許運転や
大塚久雄氏や内村鑑三氏らの
稚拙な暴走とは
次元を異にする。


すなわち
私的な世界観と人生観のベースには
確たる矜持と自信がある。


ユダヤ人の先導した近代
マルクス主義
シオニズム
資本主義
哲学の
専横は

アウグスティヌスのユダヤ人への偏見のような
ゴイムの浅慮にも遠因があるが

究極には
ユダヤ人と神の関係性に帰着する。


ユダヤ人の歴史は
キリスト教の歴史であり
世界史であり
郷土史であり
個人史であることに
改めて思いを致すのである。


近代の超克とは
階級闘争でも
政治的な武力革命でも
デモでもなく

静謐なる学的営爲と
ユダヤ人の深奥に遡源する
精緻な歩みによってもたらされる。



おわり


高橋記(ユダヤが解ると世界が見えてくる)