日時:8月7日
内容:清掃(公衆トイレ1か所)。草刈り(滑川市お客様)。
感想:
自衛隊を
憲法に明記する案に対する
私的なアイデアです。
憲法9条は
そのままでよいです。
自衛隊を国軍にし
皇軍として三軍を統帥する
明治天皇的な絶対王政を復古せんとするのが
近代右翼の思想であります。
しかし
近代王権が常備軍を持ち
他国と総力戦をするという
ある種のダーウィニズムは
愚かな世界大戦を惹起するだけで
人類を破滅に導く陋習です。
日本は
元和偃武以来
武を以て事を為す覇道を放擲し
徳による治世、王道を追求したが故に
幕末の王政復古、武断から文治への回帰が
顕現したのです。
自衛隊は
警察庁と
消防庁の災害救助に編入し
解散すべきです。
三島が憧憬し
市ヶ谷駐屯地で希求したものは
軍馬を疾駆するところの神風連の乱であって
往古の武士や騎士の美学に他なりません。
すなわち
三島の深奥にある懐古主義とは
皇道派や楯の会の近代的な軍隊ではなく
テンプル騎士団や神風連に親和性があり
西南の役の精神性に近いといえます。
もし
三島が
その政治的な理想を顕現するならば
ボディビルや剣道でなく
柔術や剣術を修め
楯の会のような軍人制服でなく
甲胄を纏い
弓馬の道を往くべきでした。
天皇、皇室に殉じる皇軍という概念は
それ自体が矛盾であり
市ヶ谷の自衛隊の皆様に
クーデタ決起を呼びかけたのは過ちでした。
よって
昭和天皇は皇道派の謀叛を鎮圧され
三島は自決を余儀なくされたのです。
すなわち
憲法改正や自主憲法制定といった
日本会議
世界平和教授アカデミー
勝共連合といった
いわゆる近代保守、近代右翼の主張は
もはや時代遅れで
私のような前近代保守、真の伝統主義
真の王統主義者にとっては
ナンセンスであります。
私の憧憬する王統とは
教皇座、聖権に塗油されたる
謙虚な王権、クロービスのそれであって
自ら戴冠するナポレオンの如き
不遜な近代の王ではありません。
いずれにせよ
憲法9条は変える必要はなく
寧ろ
第一条、天皇を国家元首となす。
第八十九条、国家経営原則は、これを廃す。
ことが肝要であります。
終り
高橋記(一国民の意見)