桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

窯籠め、最終

2018年03月05日 22時18分50秒 | 活動報告

21時前、窯に出かけると既に先着があり温度を計る途中だと付け加え『今、348℃』の声

に迎えられる。夜の炭小屋は久しぶりの事。昔は山の中に炭窯を立て炭焼きを始めたら

今のようにちょいちょい自宅に帰るなどできない。当然、食事のことなどすべてはお窯様

のお告げに従うしかなかった。炭木を集めて運ぶのも、焼き上がった炭を搬出するのも

てが人力によるもの。そうしてみると、今の炭焼きは旦那さんがやるように手ぬるいもの

に映るに違いない。そうした労働環境に大きな違いはあるにしても『頑張って炭を焼く』

心意気だけは当時と変わりないものがあるように思う。

ブログの管理人はこの地に住み始めて40年以上経つが今でも外様だ。幼い時、町中で

ち桑炭会のメンバーが経験し身に付いた当時の生活のための素養がないから、そうし

た話を聞くと本当に新鮮に感じる。

さてさて、恵まれた環境下の最終段階は製錬後に352℃になった時点でガス抜きをし煙

閉鎖により今年初めての窯を終えた。

明日は山行きの予定だが今も小雨、どうなることやら。

いずれにしても目塗り作業は明朝に実施する。

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窯を籠め、第2報

2018年03月05日 20時10分26秒 | 活動報告

6時の検温321℃にしか上がらずもう少しスピードアップするために煙突の小枝を全て除

去、通風孔を全開にする。腹心算りは7時ころに350℃であったが煙突からまだ結構な青

い煙が出ており長期戦を決意しなければならないようだ。外の煙突からの煙は水蒸気が

大半なので参考にしかならないかもしれないが、こちらも量は多い。

煙突、通風孔ともに調整することはなく温度上昇を待つのみになったのだから『えーい、

ことんまで付き合うぞ』となり、取り敢えず9時に消火の予定にしたが・・・・

               5時頃の小屋の煙

              5頃の外の煙

 

 


窯籠め、第一報

2018年03月05日 17時53分29秒 | 活動報告

本来ならばここで消火作業完了、ご苦労様でした、となればハッピーだったのだが少

々ずれが生じ、もう少し時間がかかりそう。5時の時点で308℃になり、通風孔全開、煙

は枝を1本にして6時に340~350℃となることを期待。

その後、消火作業、ガス抜きとなる。これから窯籠めにgo 結果は後ほど