霰混じりの霙、霙のような霰模様、昨日は未だ雨も落ちてなく外仕事でも寒
い感覚はなかったが今日は元の木阿弥、節分以前に逆戻りしたような天気。
こんな寒さの日に炭窯に火が点いているとその温もりを受けながらの立ち話
もいいもんだ。
朝の内は気圧の関係か未だ煙が立ち上っていたが午後になると、風は谷の
下の方に吹いていつものルートからは余り見えず炭焼き風景はない。炭小屋
に着くと煙突より軒下から漏れ出る煙の方が多い。小屋の中は一日中、煙が
充満した状態だが未だ枝木に点火していないから木酢液のような臭いはない。
朝からの点検は焚口の焚木が減っていれば追加を繰り返すばかり。煙突はさ
んだらぼっちで塞ぎ通風孔は絞っているから焚木はゆっくりと燃え窯は徐々に
温められていく。明朝までこの状態をキープし次のステップに移行させる。
炭焼きに限らず物事は、少しかもしれないが先を見通しながら進めていける
から段取りをつける、達成したら小さな成功を喜ぶ、失敗には改善、更なる
発展には新たな計画を立てるなど何らかの手段がある。
この1年、全くのお手上げがコロナ騒動、医学の化学も英知と情報を駆使して
もコロナに対する向き合い方が見つからない。昔人が考えた『人との接触を避
ける』ことが一番効果的とは悔しい限りだが、バクシン(英語ではvaccine、何故
か日本ではワクチンと発音する)の開発、接種が救世主となってくれることを願
うばかり。
9時頃
17時頃