春先には違いはなかろうが、春本番のようなポカポカ陽気が続き炬燵の番人
から足が外に向いてくる。いつも通り見慣れた景色の中にも季節の変化が見
える。
この季節の大敵は花粉症という方は多くおられる。杉の枝の先端に付いてい
る蕾は赤みがかかり、重さのせいでしなっている。これに弱い人は、堪えきれ
ずくしゃみをすることになる。コロナで他人のくしゃみには敏感人が多いのも
事実。人は困ると色々と知恵を出すものだ。
マスクに『私は花粉症』の表示をして理解を求めるのもその一つ。花粉症な
るものは突然に出てくるものらしいが山深き八雲町で木に囲まれて暮らして
いるが、それでも多くの花粉症の人がおられる。
もっと奥の方で炭焼きをしている爺さん集団は杉の実がたわわについている
枝を振り回しても何ともない元気者だ。
炭焼きは夕方までに90度くらいを目標にしていた。朝から日中の温度の動き
は少なく夕方までたったの3度しか上がらず87度で2晩目を越すことになった。
焚口閉鎖後、温度が思った方向で安定すると通風孔、煙突の調節のための
談義もなく、窯の周りで四方山話に花が咲く。これも春の花?
9時頃
17時頃