桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

稲わら

2019年09月21日 21時16分23秒 | 日記

昨日、会員の厚情により(大袈裟に)、恒例の稲わらをもらい受けることができた。昨今

の稲刈りはコンバイン(言語の意味は組み合わせる)、その機能が稲を刈り脱穀し更に

稲をカットして田圃に還元するもの、稲を束にして収穫する、つまり色々な作業を組み

合わせた機械ということの和製英語では。

稲を畑で使うことを必要としない人にとっては無用の長物。本来の日本型農業に藁は

欠かせないものであった。それが良いか悪いか知らぬが重用される範囲は著しく狭ま

ってしまった。ブログ管理人の戯言ではあるが『藁の有難さも分からずして』と嘆くこと

一しきり。他人様に有難さを思えなどという気はないが、私にとっては欠かせないもの

である。それとまた、酪農家にとっても必需品。保温効果、保湿効果、有機物として

畑の土壌づくりには欠かせないもの。いくら科学が進んでも藁に勝るものを作ることは

できないのではないかと思う。

カンボジアに行った際、見かけた農村の屋根にかけてあった稲わらはみすぼらしく申

し訳ない程度のものだった。稲を鎮長したいけれども屋根にまで手が届かない暮らし

ぶりを垣間見た。現地ではそれほど大切なものであろう。色々な想いが重なり藁に対

する思いもあり、もらい受けた藁は向こう一年の畑の友として活用させてもらう。

自然と人の心に感謝に尽きる。

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