著者 宮部 みゆき
俳句と小説の新しい出会い。17音の奥に潜む繊細で彩り豊かな12の物語。
1. 枯れ向日葵呼んで振り向く奴がいる 2. 鋏利し庭の鶏頭刎ね尽くす
3. プレゼントコートマフラームートンブーツ 4. 散ることは実るためなり桃の花
5. 異国より訪れし婿墓洗う 6. 月隠るついさっきまで人だった
7. 窓際のゴーヤカーテン実は二つ 8. 山降りる旅駅ごとに花ひらき
9. 薄闇や苔むす墓石に蜥蜴の子 10. 薔薇落つる丑三つの刻誰ぞいぬ
11. 冬晴れの遠出の先の野辺送り 12. 同じ飯同じ菜を食ふ春日和
2020年5月から文芸WEBマガジン「カドブン」で
6編が無料配信されたのを読んでいました~
1話目で気付きましたが、全部 読みました……購入した本だったので
宮部さんはストーリーテラー、さすがです