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 本は私の人生の友・・・

『ぼんぼん彩句』

2023年04月28日 | 

著者 宮部 みゆき

 

俳句と小説の新しい出会い。17音の奥に潜む繊細で彩り豊かな12の物語。

 

1. 枯れ向日葵呼んで振り向く奴がいる  2. 鋏利し庭の鶏頭刎ね尽くす

3. プレゼントコートマフラームートンブーツ  4. 散ることは実るためなり桃の花

5. 異国より訪れし婿墓洗う  6. 月隠るついさっきまで人だった

7. 窓際のゴーヤカーテン実は二つ  8. 山降りる旅駅ごとに花ひらき

9. 薄闇や苔むす墓石に蜥蜴の子  10. 薔薇落つる丑三つの刻誰ぞいぬ

11. 冬晴れの遠出の先の野辺送り  12. 同じ飯同じ菜を食ふ春日和

 

2020年5月から文芸WEBマガジン「カドブン」で

6編が無料配信されたのを読んでいました~

1話目で気付きましたが、全部 読みました……購入した本だったので

宮部さんはストーリーテラー、さすがです