西新宿の高層ビル街のはずれに事務所を構える私立探偵沢崎は、行方不明となったルポライターの調査に乗り出すことに。
そして事件は過去の東京都知事狙撃事件の全貌へと繋がっていく……。
レイモンド・チャンドラーに捧げられた記念すべき長篇デビュー作。
400日ぶりに東京に帰ってきた私立探偵沢崎を待っていたのは、浮浪者の男だった。
男の導きで、沢崎は元高校野球選手の魚住からの調査を請け負う。
11年前、魚住に八百長試合の誘いがあったのが発端で、彼の義姉が自殺した真相を突き止めてほしいというのだ。
調査を開始した沢崎は、やがて八百長事件の背後にある驚愕の事実に突き当たる……。
まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。
私立探偵沢崎の事務所に電話をしてきた依頼人は、面会場所に目白の自宅を指定していた。
沢崎はブルーバードを走らせ、依頼人の邸宅へ向かう。
だが、そこで彼は、自分が思いもかけぬ誘拐事件に巻き込まれていることを知る……。
5月に亡くなられた原尞(はら・りょう)さんの初期の小説を3冊 再読しました。
(1年前に下書きとして保存していた記事です)
昨日、夫の希望で新札を両替してきました😀