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週1日の休みじゃ回復しないぜ。
先々週の日曜は雨だったので、図書館に行ったり近場の温泉に行ったりしました。
図書館、やはりめちゃくちゃいい。本当に好きだなあ、ときめくなあと思いました。
赤本を広げる受験生や新聞を読むおじさんの隣で、トラウマやホロコーストの本を読みました。
そのあとに行った温泉もよかったのですが、人が多くてひしめき合っており、少し疲れました。
温泉は平日の方が断然いいよね、のんびりしたいもの。
昨日は植物園に行きました、植物はいいよね。人間みたいにべらべらしゃべらないからさ。
なんかよくわからないけど疲れてます。
そんなに一生懸命労働しているわけでもないのですが。
朝起きてご飯を食べて、準備をしてラジオか音楽を聞きながら出勤して。
仕事して疲れて、ときどき残業してもっと疲れて。
帰宅して妻と電話したり、酒飲んだり、初音ミクのフィットボクシングをしたり。
あとは風呂に入り、そのあとだらだらとYou Tubeを見ていたら、寝る時間になって寝ています。
一日が早いよ。
この前、ポゴレリッチのコンサートに行きました。
イーヴォ・ポゴレリッチというクロアチア出身のピアニストです。
彼の演奏は、バッハのイギリス組曲で初めて触れて。
均整のとれた力強い演奏で、とても好きになりました。
Ivo Pogorelich - Bach - English Suite No. 2 in A minor, BWV 807
ぜひお聞きくださいまし。Spotifyにもあります。
コンサートの会場はサントリーホール、六本木一丁目が最寄りですね。
今回のプログラムは、前半がモーツァルトのアダージョや幻想曲。
後半はショパンのマズルカ、ノクターン、そしてピアノソナタでした。
モーツァルトのピアノ曲はなあ…これまで大して聴いてこなかったのもありますが、どうもあんまり好きになれないんだよなあ。どうしてなのだろう。まあ、私の勉強不足もあると思うのですけどね。
というわけで。
今回のプログラムは馴染みのない曲もあり、そこまで心惹かれるものではなくて、行くかどうか迷いました。
しかし彼ももう60歳を過ぎているし、次いつ来てくれるかわからなし…えいやっ!と1万3千円のチケットを買いました。
行ったときに貰ったチラシに、今年もう1回来ると告知がありました。それならそう言ってよ~。
今回の感想。
先ほど述べた通り、個人的にはモーツァルトのピアノ曲がそこまでしっくり来ておらず。
でも後半の演奏はとてもよかった。
ショパンのマズルカは、もともとポーランドの民族の踊りがモチーフになっているのもあり、軽快で華やかな演奏で。ピアノソナタはペダルをがんがん踏んでいて、音がこもっているのにはっきり聞こえるという、少し矛盾した、不思議な感覚でした。
何よりもアンコール曲がすごくよかったです。
冒頭から不思議な和音だなぁ、ラヴェル?ラフマニノフ?いったい誰の曲かしらん、と思っていて。
あとでTwitter(現X)で検索したら、有識者が名前を教えてくれるかな、と期待していたら、会場を出たところに「今日のアンコール」みたいな看板があって。
シベリウスの「悲しいワルツ」という曲名ということを知りました。
この曲と出会えてよかった。
Ivo Pogorelich ..Sibelius - Valse Triste ..
というわけで「悲しいワルツ」、ポゴレリッチの演奏です。
シベリウスと言えばフィンランディアしか知らなかったのですが、こんないい曲を書いていたのですね。
気になってWikipediaで彼の経歴を調べたり、図書館で伝記を借りて読んだりしています。
調べたところ「悲しきワルツ」は彼のなかでも人気の高い曲だそうです。
美しくメランコリックな旋律、後半の諧謔的にも思えるフレーズ、急に息絶えるように終わるラスト。
たしかに、多くの人を魅了するのもわかる気がするなあ、と思います。
メロディ自体が、かなり親しみやすい印象を受けます。
もともとオケ曲だったのを、シベリウス本人がピアノ用にアレンジしたとのこと。
オケもピアノも、どちらも素敵です。
個人的な嗜好として、メランコリックな旋律が好きです。根暗な人間だからかな。
たとえばドヴォルザークのスラブ舞曲作品72、フォーレのシシリエンヌ、ラフマニノフのピアノ協奏曲3番、チャイコフスキーのアンダンテ・カンタービレ。
こういった曲と、もっと巡り合いたいですね。
音楽についてあれこれと知ったようなことを述べていますが、ほとんど大学生の時に触れた音楽ですし、先輩やインターネットでの受け売りも多いです。
ピアノも時々弾いていますが、基本的には下手くそです。
しかも最近は、なかなか自分から新しい音楽を発掘できていなくて。
今回はたまたまコンサートに行って、好きな音楽に遭遇できました。
あと、どのくらい「こ、これは…!」という曲に巡り合えるのだろう。
図書館に行ったときにも感じましたが、まだまだ知らないこと、わからないことがいっぱいあるんですよね。
気づいたら2月になっているし。
人生が早いよ。
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