ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

久しぶりのレッスンで成長をしみじみ感じました

2019-12-09 | ADHD児 頑張るT君

土曜日は、テツ君(小5・ADHD児)のレッスンでした。

テツ君は、静かにレッスン室に入ってきて

「こんにちは。」と言いました。

「おおっテツ君久しぶりだね。」

「はい。」

「何か、大きくなったね。背が伸びたんじゃない?」

「はい。伸びました。」

 

実は、テツ君に会うのは、一ヶ月ぶりでした。

私が帰省の為にレッスンをお休みにした事もありましたし、

テツ君のサッカーの試合と重なった為、

テツ君のお兄ちゃん(ユウ君)が、2枠レッスンしたり。。。と、

本当に久しぶりだったのです。

 

そしてその日は、お兄ちゃんのユウ君が風邪をひいたので、

テツ君が2枠レッスンすることになっていました。

少し早いのですが、来年の発表会の曲を練習させたり、

レッスンは、滞りなく進んだと思います。

テツ君も、集中してレッスンに臨んでくれました。

 

レッスンが終わった後で、私はテツ君に

「テツ君、今日は すごく集中出来たね。さすが5年生は違うね。」

と褒めました。

テツ君は謙遜して

「そうでもありません。」と言いました。

「そんな事ないよ。

  すごく集中できたから、先生も嬉しかったよ。

  集中してくれてありがとうね。」

私がそう言うと、テツ君は

「確かに そうかな。」と言いました。

 

「うん、確かにそうだよ。

   テツ君はピアノを始めて3年半になるけど、昔は大変だったよね~」

「はい、覚えています。」

「覚えてる? なかなか集中出来なくて、ジャンケン大会とか、息止め競走したよね?」

私がそう言うと、テツ君はニヤッと笑いました。

自分でも、昔の事を思い出して、面白がっているようでした。

 

集中力が無く、すぐに気が散って、他の事をしたがったり、

そうかと思うと、「100回弾くまで頑張る。」と言って、

なかなか椅子から降りなかったり。。。

 

そんな紆余曲折を経て、

テツ君は すっかり素敵な少年になりました。

お薬のお陰もあるけど、

きっと、テツ君自身の成長も大きいな~と思ったレッスンでした。

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