先日のレッスンの時の事です。
ルイ君(特別支援校・中3)は、
レッスン室に入るなり、浮かないお顔でした。
「無理なんです。。。」と言って、下を向いています。
「あら、何が無理なのかな?」
「ピアノです。」
「弾くのが無理って事かな?」
「そうです。」
「でも、この間は上手に弾けていたよね。」
そう、ルイ君は先週、
今練習しているギロック作曲「アルゼンチン」を、
両手で上手に弾いたのです。
「はい。でも、家では無理だったんです。」
「そうなのね。」
「はい、無理です。」
と言って、ルイ君は今にも泣きそうなお顔になりました。
なので私は
「じゃあ、今日はノートのお勉強をしようか?」
と尋ねてみました。
するとルイ君は
「はい、ノートにします。」と答えました。
暫く五線ノートを使って
音符の書き取り等をしていたのですが、
ルイ君は、だんだん元気になってきました。
私は様子を見て
「ルイ君、1回だけピアノを弾いてみようか。」
と誘い、ルイ君をピアノの前に座らせました。
まず、右手を弾かせ、
次に、左手を弾かせました。
難なく弾けたので、両手でも弾かせました。
すると、時々躓く箇所はありましたが、
ちゃんと最後まで弾けました。
「ルイ君、弾けたね」
「はい、弾けましたね。」
ルイ君は、嬉しそうにニッコリと笑いました。
「ルイ君、ちゃんと弾けるんだから、自信を持ってね。」
「はい。」
「こうやって、ちゃんと最後まで弾けると
どんな気持になる?」
「はい、面倒くさみが無くなりますね。」
形容詞の「面倒くさい 」に「~み」を付けて名詞化し、
【面倒くさみ】という言葉を作るとは
なんか、ルイ君って面白いです
お願いです
習い事をさせる事に対して
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