今習いに来ている生徒さんのうち、
少なくとも2人が識字障がいです。
それぞれお母様達から、
そのことを伺ってはいたのです。
しかし、ピアノのレッスンには支障がありませんでしたし、
レッスンの時も、その事には触れずにきました。
ただ時々、お母様達から
「計算は出来るのですが、文章題は全然出来なくて。」
と、雑談の際に相談されることはあります。
その度に、
「療育の先生や、市の窓口に問い合わせたら如何でしょうか。
あと、主治医の先生が情報をお持ちかもしれないので
聞いてみて下さいね。」
とお伝えしていました。
1ヶ月位前のことです。
レッスン中にテツ君(中2・ADHD)が、
「僕、教科書が読めないんです。
読めても、凄く時間がかかるし、意味も頭に入ってこないんです。」
と言いました。
「そうなのね。それは辛いね。
学校の先生に相談してみてね。」
としか言えず、その会話は終わりました。
すると、次の週も、その次の週も、
同じ事を私に言うのです。
あ~これは、私に助けを求めているのかな?
と思いましたので、
お母様に、その旨をお伝えしました。
すると、
「私自身、どうしたら良いのか分からず、
そのままにしてしまっていました。」
と仰いました。
「多分、お子さん自身、凄く苦しんでいると思うので、
なんとか解決策を見つけましょう。
私も協力します。」
このような経緯があり、
私は、識字障がい専門の先生をさがしていました。
知り合いの療育の先生や、
友人の特別支援学校の先生にも相談しました。
市の発達障がい関係の窓口にも電話して聞きました。
しかし、満足な情報は得られず。。。
「識字障がい」「塾」「◯◯市」と検索すると
色々と出てきますので、そこに電話をしたりもしました。
(その生徒さんは◯◯市ではないのですが、
◯◯市が、近隣では1番大きな市なのです)
ある大手の個別塾もヒットしたので、
電話をしてみましたら、
「ああ、大丈夫ですよ。引き受けます。」
と気安く言うのです。
「専門の先生がいらっしゃるのですか?」
「いえ、こちらに専門の先生は居ませんが、
本部には専門の先生もいるので、相談しつつ指導します。」
「そうなんですね。
では、直接指導するのは、普通の大学生でしょうか。」
「そういうことになりますね。」
う~ん、それは無理があるかも。
発達障がいのお子さんの指導は、
予期せぬ反応や展開もありますので、
普通の大学生には、やはり難しいと思います。
丁寧にお断りしました。
あと、個人の塾もヒットしたので電話をしてみました。
「ああ、引き受けますよ。
私が教えたら、識字障がいも治りますから。」
「えっ! そうなんですか。」
「はい。 訓練すると、治るんですよ。」
う~ん、それは無理じゃないかな?
勿論治ったら嬉しいけれど、
識字障がいが治ることがあるのかしら?
稀に、ごく稀に、凄く軽度の場合、
長い間 訓練を重ねて、
表面的な症状が軽くなったとしても、
それは治るとは言えないんじゃないかな?
その先生の、自信に満ちた話しぶりに、
ちょっと心が揺れそうになりましたが、
保留にさせて頂きました。
こんな感じで、
識字障がい専門の先生探しは、今も続いています。
この夏休み中に見つかると良いな、と思っています。
お願いです
習い事をさせる事に対して
躊躇している多くのお母様達に
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