【悠仁さま広島の平和公園訪問し原爆犠牲者を慰霊】
2018年8月10日 17時26分(NHK)
秋篠宮ご夫妻の長男の悠仁さまは、10日、母親の紀子さまと広島市の平和公園を訪れ、
原爆で犠牲になった人たちの霊を慰められました。
悠仁さまと紀子さまは、悠仁さまの小学校の夏休みに合わせて日帰りで広島県を訪れ、
10日午後、広島市の平和公園に到着されました。
悠仁さまが広島県を訪れるのは初めてで、
紀子さまとともに31万4118人の原爆死没者名簿が納められた原爆慰霊碑の前にゆっくりと進まれました。
そして、市民らも見守る中、静かに頭を下げ、原爆で犠牲になった人たちの霊を慰められました。
お二人は、続いて原爆資料館も訪問され、
悠仁さまは、原爆が広島の街を襲う様子を再現した映像や、ぼろぼろになった子どもの服などを
驚いたような表情で見つめられていたということです。
このあと、お二人は市内のホテルに移動し、被爆者から直接、体験を聞かれたということです。
悠仁さまは、これまでも小学校の休みを利用して、
沖縄県の平和祈念公園や長崎市の平和公園など、戦争の悲惨さを今に伝える場所を訪ねられています。
原爆資料館で悠仁さまを案内した加藤秀一副館長は、
「真剣に資料をご覧になって原爆の悲惨さを学ばれ、大変喜ばしくありがたいことだと思います。
しきりにうなずかれ、ご自身で考えて理解を深められているように感じました」
と話していました。
(広島市中区の平和記念公園)
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秋篠宮さまは2015年、悠仁さまの教育について
「戦争に関連する展示、それから催し等を通じて、
だんだんと理解をしていってくれればよいかと思っております」と話されていらっしゃいます。
そのお言葉通り、2013年、7歳の悠仁さまはご両親と共に沖縄へ行かれました。
沖縄戦で犠牲となった20万人以上の名前が刻まれた「平和の礎」をじっと見つめられていたのが印象に残っています。
成長とともに平和の大切さを、より深く学ばれていらっしゃるようです。