ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

誰かに自慢したい程

2020-08-16 | 自閉症児 M君の不思議

マサ君(特別支援中3年)は、
ピアノを始めて、そろそろ5年になります。

毎回「ただいま」と
元気にレッスン室に入って来ます。

初めの頃は、

「マサ君、ただいま~じゃなくて
   こんにちは~だよ。」

と注意していたのですが、
ただいま~と言われるのも可愛くて、
最近は、そのままにしています。

 

さて、そんなマサ君は今、
「はじめてのギロック」を中心に練習しています。

ギロックの曲は、お洒落で美しいのですが
臨時記号が頻繁に出てくるので、
初心者にとって、初見は難しい曲集だと思います。

なので、毎週4小節ずつ
譜読みを進めています。

 

音符に色を塗り、
♯(シャープ)と♭(フラット)を説明し、

片手ずつ何回か弾かせ、
その後に、両手で弾かせます。

するとマサ君は、
大抵スムーズに両手で弾けるのです。

途中で少し考える場面もありますが、
見守っていると、

ちゃんと自分で考えて、
リズムも臨時記号も間違えずに
すぐに両手で弾けるので素晴らしいと思います。

 

進度はゆっくりですが、
確実に実力を付けている様子を見ると、
私も本当に嬉しくなります。

マサ君は、優しいし、
ピアノの練習も頑張っているし
こうして誰かに自慢したくなる程の
私の可愛い生徒さんです。

 

 

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障がいがあっても、両手でピアノが弾けるんです!

2020-08-13 | 障がい児教育

最初の記事(2016年5月12日)にも書きましたが、
私は独身の頃、ダウン症の女の子を教えていました。

マーちゃんと云う
いつもニコニコ機嫌よくしている可愛い女の子でした。

お母様は何時も
「マーちゃんがピアノを習えるなんて嬉しいです。
夢みたいです

と言って、嬉しそうにレッスンに通ってくださっていました。

 

ある日のことです。

毎週、時間通りにレッスンにやってくるマーちゃんが、
その日に限ってなかなかやって来ません。

30年近くも前のことですから携帯電話も普及しておらず、
連絡の取りようがない私は、
どうしたのかな~と思いながら待っていました。

 

15分位遅れて、
マーちゃんとお母様が、慌てて入ってきました。

「出るのが遅くなり、
慌てて運転していたら、ついスピードを出しすぎて、
捕まってしまいました。」

「お巡りさんに、いろいろ聞かれたのだけど、
ピアノに行くので急いでいるんです!
と言ったら、すんなり解放してくれました。
勿論、罰金は取られましたけど。」

と立て続けに言いつつ、
何故かお母様は、嬉しそうでした。

そしてマーちゃんに
「ピアノに行く、と言ったら、
お巡りさんが許してくれたよね。」

と、何度も何度も笑顔で語りかけたりしていました。

 

その時は、スピード違反で捕まったのに
何故嬉しそうなのかな?
照れ隠しなのかな?
と思ったのですが、しばらくして。。。

『可愛いマーちゃんが、ピアノを習っているのです。 
だから私は急いでいるんです!』

そんな気持ちを、
誰かに大声で言えたのが嬉しかったのかも?

~と思いました。

それ程、お母様は満面の笑顔だったのです。

 

自閉症やダウン症、
発達障害のお子様を育てていらっしゃる親御さんに、
私は大きな声で言いたいと思います。

障がいがあるからといって、
習いごとを諦めないでください。

お子さんが何かに興味を持った時に、

障がいがあるから無理!と思わないでください。

【障がいがあっても、両手でピアノが弾けるんです

 

~~~~~

以上、2016年5月12日の記事の再掲でした。

 

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勿論!喜んで引き受けます!

2020-08-12 | 障がい児教育

昨日の午後、
入門希望のお子さんのお母様がおみえになりました。

私は、入門希望の問い合わせがあった時、
何らかの症候群をお持ちのお子さんの場合は、
まず最初に お母様だけの面談を行います。

あらかじめ、そのお子さんを良く知ることで
最初の対面をスムーズにする為です。

 

発語は、どの程度出来るのか?

じっと座っていられるのは何分位か?

好きなキャラクターは?

1番好きな事は?

~等々、様々な情報を知っておくことは
初対面の時間を和やかにする為に必要ですし、

また、レッスンの時にも役に立つからです。

 

さて、そのお母様は、私と面談しながら、

「ウチの子のレッスンを、
引き受けてくださるピアノの先生が
居るとは思いませんでした。」

と、何度も何度も仰いました。

 

迷惑をかけるのではないか?

先生自身がビックリされるのではないか?

そんな事を思っては、
お子さん(自閉症)にピアノを習わせることを
半ば諦めていたのだそうです。

 

そんなお話しを伺うと、
なんだか胸が締め付けられそうになります。

そして、益々指導の意欲が湧いてきます。

「本当に、引き受けてくださるのですね。」

「勿論です。喜んでお引き受け致します。」

 

来週、そのお母様は、
お子さんを連れて私の教室へ来るそうです。

どんなお子さんかな~?

私の事を、気に入ってくれると良いな~

そんな事を思いつつ
私も、対面を楽しみにしているところです。

 

 

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ベートーベンの伝記を読んだから

2020-08-07 | ピアノ教室

K君(小4)は、非常に几帳面なお子さんで、
毎週、練習をキチンとやって来ます。

お母様が声かけをしなくても、
「あっ!ピアノの練習をしなきゃ。」と、
進んでピアノに向かうのだそうです。

う~ん、素晴らしい

 

そんなK君ですが、
先週のレッスンの時は、何時もに増して
練習をしてきたようです。

「K君、沢山練習してきたね。えらいね

「はい。」

「すご~く練習して来たのが先生には分かるよ。」

「はい。」

「よく頑張ったね。」

「はい、ベートーベンの本を読みました。」

「ベートーベンの伝記を読んで、
   益々ピアノが好きになったのかしら。」

「はい。」

「ベートーベンの一生って、凄いよね。
   K君は、どんなところに感動したの?」

「耳が聞こえなくなっても作曲したところです。」

「そうだね~先生も、それは感動する。
   あのね、K君もピアノの練習を続けていたら
   いつかはベートーベンが作曲した曲が弾けるようになるんだよ。」

 

そう言って私は、
ピアノの上に置いてあった
ベートーベンのピアノソナタ集を見せました。

「凄い

K君は、目を見張りました。

「K君も、こんな難しい曲が弾けるようになるから、
   この調子で頑張ろうね

「はい

 

なんか嬉しいな~と、
幸せを感じたレッスンでした

 

 

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【あるがままのアート展】に行きたい!

2020-08-03 | 障がい児教育

最近、NHKで宣伝している

「あるがままのアート
      ~人知れず表現し続ける者たち」

 

既存の美術や流行、教育、
障害の有無などに左右されず、
独自の世界を創造し続けるアーティストたちの特別展。

独学で独自の世界を創造するアートの作品は、
美術の世界ではアール・ブリュット、
アウトサイダー・アートなどと称されます。

日本の場合、
その担い手は知的障害や精神障害のある人も多く、

自宅や福祉施設で創作活動に取り組むため、
作品がなかなか世に出てこない傾向がありますが、

圧倒的な迫力に満ちあふれています。

共生社会実現への関心が国内外で高まる中、
障害の有無に左右されず、
人知れず表現し続ける人たちが創るあるがままの表現、

その作品から垣間見えるアーティストたちの人生を、

NHK ワールド・Eテレなどで放送中の
「no art, no life」、

2017年から放送を続けている
「人知れず表現し続ける者たち」シリーズの
映像と共に紹介します。

入場は事前予約が必要となります。
詳細はイベントURLをご覧ください。

https://www.nhk.or.jp/event/art2020/

 

日時:2020年7月23日~9月6日

場所:東京芸術大学大学美術館(上野公園内)

 

~~~~~~~~~~

 

このアート展、行きたいなぁ~

こんな状況じゃなかったら、
絶対に行っていると思います

でも、県を跨いだ移動が憚られる昨今、

「行きたいな~」と思っているうちに、
展示が終わりそうです。

 

行きたいなぁ~

 

 

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