子どものころ、どの味に当たるか、ワクワクしながら食べたLOOKチョコレート。今は大人だから、すべてを独占です。
今朝もひどく雪が降りました。日中晴れたので、さすがに屋根の雪は解けました。
明日は、夕方、岩見沢に行って、古くからお世話になった方々との懇親。お店の手配は僕の役割だったので、もつ鍋の美味しい居酒屋に。この寒さには、よかったかも…。帰りに乗り越して、旭川まで行かないように…。明後日のブログに「やっちゃいました」と書くことないよう気を付けます。
今日で40話です。これまでのまとめもアップします。
【40】
「先生から電話来てたわよ」
僕の顔を見るなり、母さんが告げた。
「先生も一所懸命ね。若いというか、情熱があるというか。いい先生に教わって感謝しなきゃね。」
僕もそう思う。学校以外のことでもこんなふうに面倒をみてくれる先生がとてもうれしい。
僕と太一、ユウキは茶の間の前のソファに座る。僕はリモコンでテレビのスイッチを入れた。母さんは、いつもように夕飯の支度をしながら、僕らに話しかけてくる。その勢いは、いつもの通り。テレビをつけてもその話に答えているうちにその内容が分からなくなる。特に、今夜はクイズ番組で、母さんの声掛けに問題を聞き取ることができない。
「太一君はお父さんに話したの?」
「話しました~」と太一。すっかり母さんのペースにも慣れ、家族の一員になっている。
「なんて言ってた?」
「笑ってました!」
「どうして?」
「できるのか?って」
「そう、教えてくれるって言ってた?」
「教えてほしいと言わなかったので…」
「カホちゃんの家はどうかしらね?」
あれこれと話ながらも食卓テーブルには、今晩のおかずが並べられていく。これもいつもことだ。
いつもと違うのは、ビールを飲みながら、夕刊を読む父さんがいないこと。
4人でテーブルを囲んで、
「いただきます!」
食べている間も母さんの話は止まらない。
「明日から、お弁当もいるのよね。お母さんも忙しくなるわ~」
その夜。夕べからの疲れもあって、
「明日からいよいよだな」と一言、二言、話しただけですぐに眠ってしまった。
「あっ」と言う間の朝。目覚まし時計の音が大きく鳴って、朝を告げた。
40話までのまとめはこちら「maidori40.pdf」をダウンロード38話の終わりにおまけがついてしまいました。