風船花(ホウセンカ)です! 元気です!

教育系ポップスバンド 風船花(ホウセンカ)の活動日記
日常の中であれこれ思ったことなど

続 ひまわりのころ 22

2015年10月22日 21時43分29秒 | 続 ひまわりのころ

公開研の準備が進んでいます。担当の先生から、「プレゼン、また、見てもらえますか?」って。うれしい。参加者も90名を超え、本校職員を入れると、体育館を会場にしてもそこそこな感じになってきた。参加をお願いする電話も随分かけたけど、多くの方々が力を貸してくれた。ありがたいです。
ここまでできた組織力を見てもらいたい。自分の思いを語れる教室の雰囲気を感じてもらえたらいいなあと。あと、1週間だ~!

さて、22話ですよ。南先生、オンステージです。

そして、「ゲホゲホ」と二回、咳払いをした後、姿勢を正してみんなに向かって話し始めたのだった。「私は、舞鳥小学校の南です。今日はみなさんの元気で、そして、よく考えていた授業を見せていただき、大変勉強になりました。また、みなさんの一生懸命に取り組む姿に感動すら覚えた次第であります」
先生のユニークな、というより、はちゃめちゃな言い回しに反応して、学級の中に、クスクスと小さな笑いが起こる。
「しかしながら…そこの君!」
先生は、シンジを指さした。
「人の筆箱に昆虫を詰め込むなんてどうなんだろう?」
さらに、
「そんなことをされた人の気持ちをどう思う?どうだい、日直のヒトミさん」
答えを待たずに質問を重ね、次から次へと指をさしていった。
一人一人に、問いかけていくうちに、教室が緊張にした空気が流れ始める。
時には、
「大自然に生きている虫たちも筆箱の中じゃ、とっても息苦しかっただろうね」
などと、冗談にならない台詞を交えていたが、当然、笑うものはいなかった。
「でも、君たちを責めているわけじゃない。もちろん、人の心を傷つけること、人のここを痛めつけることは…」
先生は、自分の胸を、ドンドンドン、力一杯叩いた。
「許されることじゃない。二度とするな!」
先生の目は赤くなり、涙が溜まっている。
そして、両手に拳をつくり、ダァーン教卓を叩きつけた。張りつめた教室だけに、とても大きな音に感じた  胸の中に、先生の手が突然、入り込んできて、心をきつく握られたようになり、息苦しくなった。「繰り返して言うぞ!二度とするな!」
叫ぶように、僕らに訴えかけた。先生が一人一人の表情を確認するように、教室全体を見回す。
「でもな、悪いのは君たちじゃない」

先生は、まだまだ終わらない。



今日はここまでです。写真は、僕の小学1年生の時の担任の先生からいただいた週案!
今はない栗山町立南学田小学校、僕の学校づくりにおいての目標です。




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