すべてのみちはここに

もう追いかけないよ 
宝物は 
いつもここにある

微生物と、土地のエネルギー

2018-04-21 | あめつちfield
去年度は私、地区の神社の当番だった。
除草、掃除、お供えの榊替え、神事の準備などをした。

神社の境内は長年、除草剤を振り続けて除草してきてるので
草は生えず、ワカメみたいなのが地表にできていた。(ワカメみたいの=駐車場など水はけの悪いやせ地に生えるやつ。)

私の番になって除草剤を使わず様子をみていたら
生えてくる草もヒョロヒョロと小さく貧相な感じ。

ここの土には生きもの(微生物、菌)がいない、と感じた。
畑ではないけれど
土中の微生物の力は、土地の力だとおもう。
言葉ではうまく説明できないけれど、そう思う。



人を憩わすのは
きれいな花、でもあるけれど
その下にある豊かな土だと思う。
豊かな土
ふくよかな土
おいしそうな土
これは、微生物が元気である証拠


長年、根を絶やされたため
空気が入らなくなった土の中は
粒子がサラサラに細かくなって、みっちりと固まり
さらに空気が入りにくくなり
表面にうっすらと短い苔が生えている
コンクリートなどに生えているタイプの苔だ。
それか、むき出しの土。

そこに、イネ科の小さな草が
まばらにヒョロヒョロと生えていた。

生きもののいなくなった土に
いちばんはじめに
根を下ろし
地中に空気を送ってくれているんだ。

役割があって生えてきているから
ありがとねーごめんよーと思いながら
ひたすら草引きした。

草=悪という思い込みを
いつか
きれいだな、居心地いいなって感じてもらえる日がきたらいいなとおもう。
放置ではなく手入れの行き届いたうえでの草の生え方(共生)ってどんなだろう?とも思う。

まずは除草剤を振りなさいって言われないように
とにかく生えてくるものはなんでも抜いていった。

それでも1年たった今は
ヒョロヒョロだったイネ科の草は
小さいけどもバランス良くなってきた。
ほとんど伸ばせなかった根っこが、しっかり張れるようになってきた。
草の種類が増えた。
(抜きながら観察してる。抜いてはいるが、生えさせることは無意味ではないと思う)
草の多様性は、地中の微生物の多様性とイコールだと思う。


ゆくゆくは
グランドカバーになるタイプを残して
それ以外を抜いていき
花がかわいいスミレなども残して
草は生えているけどスッキリしている気持ちのいい場所になったらいいなと。
その感じで家の庭もやっと着手した。
(ずっと、庭をどうしていったらいいかわからなかったのだ)


当番は終わったけど
土の変化を見たくて
除草剤から解放された後の自然治癒力を見たくて
こっそり草取りしている。
楽しくてやっている。
そのうちに、こっそりじゃなくて
地区の人に話せたらいいなと思っている。


子どもの頃、山で遊んでて見かけた
地面が発光しているさまに
息をのんでうっとりしたことがある。
その光って
豊かな土のエネルギーをそのまま映した植物が発する光。
みずみずしく光る緑。


木々に囲まれた境内が発光するさまを思い浮かべたら
そうなったらいいなぁ~(*´▽`*)と思う。

息を吹き返した土の上に
新鮮な気が流れるような気がする。
それはその土地に住む人にも影響するとおもう。
理屈ではなく感覚で、そう思う。





こういうこと考えたりやったりしてるのが好きなんだな~(*´▽`*)




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