すべてのみちはここに

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いつもここにある

感覚の精度

2018-04-27 | あめつちfield
先日はとてもラッキーな体験をさせてもらった。
全国で「風土の再生」講座をされている
矢野智徳さんにお会いする機会に恵まれた。


以前からネットの記事など読んでてすごく興味があった矢野さん。
開発により地下水脈がコンクリートで分断され塞がれることで
水と一緒に動いていた空気も動かなくなり
地中が酸欠になり、森が枯れていくことや
そういう瀕死の大地の再生の活動や
風の剪定、風の草刈り、とか、、
いつかお話し聞ける機会があったらなぁ~と思っていたら・・


佐々のSさんが、矢野さんに土地の見立てをしてもらうことになったそうで
声をかけていただいたのだ。
(「エグリ興味あるだろうな~って思って連絡したら案のじょう食いついてきたw」って 笑)


Sさん宅から、今回見てもらった土地まで200メートルとちょっとくらいだったけど
その短い距離でも
目に入るいろいろなこと
地形、植物の種類や生え方、土の色、土の臭い、コンクリートのひび割れかたまで・・
矢野さんからしたらすべてが見えないこと(地面の下のこと)を教えてくれている情報なのだ。
矢野さんは歩きながら次々とその情報を読み解いていく。

もう、もう、それはエキサイティングでした!


コンクリートの法面が、
どれほどの水と空気の流れを止め
土圧を封じ込めているか。
そして力で封じ込めることの脆さ。
土の中の空気の役割。
土地の安定には水と空気の循環と有機物(木の根っこなど)が大切。
詰まりを再び流してやるにはどんな方法があるか。などなど

その再生の方法は一見、不思議に見えるかもしれないけど
人間視点ではなく
自然だったらどっちへ行きたいか?という宇宙視点からの方法。

それは、いままで畑で「そうありたい」とやってきた見方。
方法(マニュアル)よりも
観察+感じる→仮説たてる→やってみる→その土地の植物(生きもの)の様子が答え合わせ。



「人間の感覚、感じること、これはかなりの精度なんですよ、実は。
みんなもっと感覚を信じたほうがいい。」

「僕は、羅針盤、こっちの方向だよというのを示すだけです。あとは自分で歩いて行ってもらわないと。」



聞いたこと=情報も勉強になったけど
それよりなにより
ほんの短時間でも間近で対面してお話しできたことで
言葉じゃない空気を受けれたのが大きかった。
なんていうか、その空気をダウンロードできた気がする。

読んで知ってたけどピンと来てなかったことが
今日は作業してて「こういうことか?!」ってしっくりきたり。
感じるってやっぱり大きい。
この1、2年、目に見えないほう(感じることのほう)にフォーカスするようになってきたので
いろいろおもしろい!

これからの庭と畑がますます楽しみになってきました!



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