2月14日 土曜日に博多で大学の同窓会が行なわれました。
私は予定通りのぐでんぐでんで、最後のほうは誰と何を話したか覚えていません。
ホテルに帰ったのは多分、26時を過ぎていたでしょう。
九州で初めての同窓会でしたが、集まり易い東京での会と同数の級友が集まってくれました。
集まってくれた全員が元気な様子で、昔と変わらぬ笑顔を見せてくれました。
一番遠くから駆けつけてくれた大松君は、経営する盛岡の牧場で昼まで働き、午後の飛行機で花巻空港から駆けつけてくれたのです。
明朝一番の飛行機で盛岡へ帰り、午後からまた牛舎で仕事だそうです。
彼は昔から本当に律儀な誠意の人です。
蓮田君は数年前に再婚し、新しい命にも恵まれたそうです。
これから子供が成人するまで頑張ると話していました。
いや~ 言葉もありませんでした。 彼こそ本当の強者です。
そうですよね。
皆一度きりの人生です。
「日々想うことをなして、明日を思い煩うことなかれ」で、それでいいんじゃない。
さ~て私も、思うことを成して則を越えず、好きなことを精一杯楽しむぞ!
と言うことで、次の日曜日、私は二日酔いのままに、気のままに過ごしました。
何だか、ちょっといい訳っぽいかな~ ・・・
2月16日
梅を見に九州に来たら、ここを見ないで帰る訳にはいきません。
大宰府天満宮にやってきました。
大型の観光バスから下りる人々は皆、中国語や韓国語を話しています。
五分咲きの飛梅の前でポーズをとるのは中国のお嬢さんのようです。
文化2年(1805)に奉納された御神牛は、頭部を撫でさすれば知恵が付くとの信仰があるそうです。
二百年以上も撫でられた青銅の牛の頭は金色に輝いていました。
大宰府で梅を見た後、少し元気を回復したので、福岡市の西隣、糸島市の小富士梅林へ足を伸ばすことにしました。
福岡県の最西端、佐賀県の唐津を目と鼻の先にする船越湾を眼下に、実梅が栽培されていました。
江戸時代、飢饉をしのぐ為に育てられた梅林だそうです。
細い道が民家の中を縫うように続き、白花が霞のような風情で枝々を飾っていました。
天満宮の鳥居が海に向かって印象的なシルエットを浮かび上がらせます。
その昔は船で参拝していたのかもしれません。
福岡へ戻って、油山自然観察の森を訪ねました。
人気のない森でひっそりと咲く紅梅に巡り会いました。
一週間以上も、花の咲かない九州の梅林を廻ってきましたが、こうして紅色の花を見ると、やっぱり心が和みます。
欲が出て、花畑園芸公園にも足を運びました。
見事な古木の梅に、紅白の花がほころび始めたところでした。
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