【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

フックボールは甘くて危ない

2019年03月16日 18時23分36秒 | ゴルフ



頑張って 辛抱して 悶絶してきた人が
飛ばし屋に変身していくのは ウレシイものです

もちろん、紆余曲折あり いろいろと悶絶もしたかと思いますし
まだ するかも知れませんが
体も傷めず、自分なりに軽く振って 満足の距離が得られる
のは とても良いですね。

クラブヘッドを手で円を描かなくなると
基本的には、クラブの持っている性能は
初めて発揮されるようになります。

クラブの基本性能はまず ヘッド重量 です。
これを上回る 何かの性能はまずなく
車でいうところのエンジン というか 
馬力そのもの とも言えると思います。
ヘッド重量には 勿論 ボールを飛ばすためのエンジン
破壊力の源 であるだけでなく
推進力・慣性力の源になりますから
耐ミスヒットにも強くなりますし
方向性とまでは言えませんが、似た種類の弾道を
打ち続けるのに大変貢献します。

また、ヘッド重量がしっかりしていると
メトロノームのような効果、
ヘッドの重さによるリズム感を感じやすく
一定のリズムを掴みやすくなります。

ヘッドの姿勢やクラブの位置などの把握もしやすく
ミス時を次のショットやスウィングの修正へと
役立てられるかと思います。

一方、市販のクラブのヘッド重量クラスでは
破壊力の源は 打つ人の動作スピードにかかっています。
ヘッド重量がありません から、個々のクラブに固有の
テンポも生まれませんし、スウィング創りにとって
クラブとは関係ない、人間の固定動作を
反復練習により刷り込まねばなりません。
ミスヒットだけでなく、関節などの痛みを伴うケースも
少なくないので、感覚器官をオフ にしておく必要が
有るのかも知れません。



体の回転でクラブが動かせるようになると
ヘッドと上半身(例えば胸) はいつも一定の関係に
なりますから、ロフト角度、ライ角度 というのが
正しく意味を持つようになります。

あるメーカーのドライバーを買うと
一本のクラブで 8度から12度まで
自分の意志でロフトをいじれるクラブが
発売されています。
一見すると、便利なように感じられますが
ロフトという クラブにとって 非常に重要な
意味のある機能を ナイガシロにしてしまう
最低なクラブ発想なのだと思います。
必ず この発想はそれを販売したものですら
最終的には苦しめる ゴルフ破壊兵器になってしまいます。

ロフトとライが正しい性能を発揮してくると
基本的にはショットは 左回転になってくるようになります。
左に出て左に曲がる 引っかけ ではなく
右に出て 左に戻ってくるような弾道になります。
こうなると 途端に距離が出るようになってきます。
ここ数日の来店されたお客様数名は
ヘッドスピード 37~38ms で
 楽々 240ヤード オーバー
ヘッドスピード 40ms強で
 255ヤードオーバーを連発されていました。

フックボールが出始めると
距離の増大 という強烈な麻薬が付いてきます。
ここで気を付けなければならないのは
ボールが潰せて ロフトが立てられるようになった
ボールをある程度 上から打てるようになり
ヘッド重量がスピードの加算や打撃力への有効利用
出来ることになったことによっての飛距離の伸びです。
これ以上 フックを打つことによって
飛距離を伸ばす欲にしっかりと歯止めをかけなければ
なりません。

理論上、あくまでも理論上
ティーをある程度高くし、アッパー気味に打つと
高い打ち出し、少ないスピン ということで
ボールがより一層飛ぶようになる訳ですが、
それ自体、ティーアップしている という
直接、技術ではない ゴルフの遊び心によって
すでに満たされているのです。

それを 意識して、技術でやり始めると
始めのうちは 飛距離の増大になりますが
必ず 後から ものすごく重く響く 後遺症が
ついて回ります。
その悶絶度は ともかく「期間が長い」という事です。
よほど、練習しても、一度その罠にハマってしまうと
少なくとも2年以上 それと苦しむと思いますし、
それには 必ず「腰への負担」というのが付いて回ります。

バンカーショットに悪い結果が出始めたら注意してください。

そうなり始めたら、ドライバーをティーアップせずに
いつもより 左めにボールを置いて
プッシュローボールを打つことで修正して下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする