ほとんどのゴルファーは
『飛ばし』=『ヘッドスピード』と信じ
憑りつかれてしまったようにヘッドばかりを振ります。
例えば 0度のロフトのクラブがあったとしましょう。
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✋正しくグリップを動かした分・ヘッドも動かすような
スイングの回転運動とは言え
クラブ自体をスライドさせてインパクトすれば
当然ですが、ボールはまるであがりません。
入射角度分 マイナス(上下)方向に飛び出しますから
キャリーは数十センチ…数センチかもしれません。
0度のロフトですから ほとんど縦回転も入りません。
✋ところが ヘッドばかりを振り子で振る打ち方であれば
0度のロフトのクラブでもボールは上がってしまいます。
打ち出し角度も取れ、おそらく回転もほどほど入ります。
地面を転がる抵抗は確かに空中を飛ぶより大きなものですが、
ヘッドスピードを1割~2割~3割 と上げた時
前者は それ相応に ボールのスピードも上がりますが、
後者が その分が ボールのスピード/打ち出し角度/回転 に
分散しやすい為、ボール速度はあまり上がりません。
打ち出し角度&回転が増えると
道のり > 水平距離
はどんどん離れていきますから余計です。
👉クラブ扱いの良し悪しは除いても
ロフトの大きなウエッヂの距離コントロールの
難しい理由でもあります。
つまり ヘッドをグリップよりもたくさん動かすスイングでは
ヘッドスピードを上げても距離になり難い のです。
速く振った時に高さばかりが増えたり する経験は
多くの人が味わっていると思います。
弾道を低くするコトが良い と言う意味ではありませんが、
やはり 自分の運動速度がちゃんと「距離」に反映する
スイングを造っておいた方が 距離も伸ばし易くなりますし、
アプローチなどの距離感も覚えやすくなります。
スイングの円弧は
からだが回るから発生するのであって
その円弧を 腕さばきで造っては意味がありません。
実存はしませんが、ロフト0度のクラブでは
決して上がらないようなスイングを造るべきです。
腕で円弧を造っているゴルファーが
飛ばしたいから ロフトの少ないドライバーを持つ
というのは とても滑稽な事なのです。