ミスショットの多くの問題は
 結果として インパクト時のグリップの位置にあって
 ザックリ言ってしまえば
 ミスショットになる多くの要因は
 インパクト時にグリップ位置が右にあり過ぎること なのです。

これは単に「ハンドファースト」を作る とか
 そう言ったことではなく、スイングの概念とか 
かなりもろもろのことの集大成とも言えます。
スナップショット 6 (2015-10-15 19-55)

スイングの概念は何度も言って来ていますから
 今回は割愛するとして、
技術的にそれを最大限防ぐ方法として テークアウェイの初動の動きがあります。

テークアウェイだけに限らず、
スイングは 体の向きの変更~体の回転が主たる動作で 
それを成功させるも、失敗させるも 
進行方向側の上腕(肘) テークアウェイ時は右上腕
~右ひじ ダウンスイング時は左上腕~左ひじ 
がちゃんと移動するかどうか にかかっています。

テークアウェイの初動で 左腕のローリングから入ってしまうと
 クラブや左腕の重さが右腕に対し上に被さってしまい
 右腕や右ひじが動かせなくなりますから 
結果として右半身がしっかりとした移動を取れず
 回転不足や前傾姿勢の消失につながります。

よって テークアウェイの初動では 
右ひじの後方への引き、によって 
クラブをインサイドに移動させる
 グリップをインサイドに移動させる ことを 覚えた方が良いと思います。
ここの部分は実際にボールを打って身に着けるよりも
 シャドースイングや素振りで体に刷り込んだ方がいいでしょう。
スナップショット 2 (2015-09-24 17-52)

ここの部分 だけではないのですが
 自分の移動させる(あくまでもグリップですが) 
クラブ・ヘッドは自分の動きを司ります。
 何度も書いていますが、
 スイングには前傾姿勢があるので 
右を向いているときは 右サイドの方が左サイドよりも高く
 左を向いているときは 左サイドの方が右サイドよりも高く なります。
 その姿勢をキープするには それにそったフェース面の向き、
クラブの位置が必要で テークアウェイ時にはフェースは空ではなく 
地面の方を向いているようなシャットがナチュラルな状態です。 
テークアウェイ時からフェースが空を向くということは
 その時点から前傾姿勢を放棄することになります。

右ひじの後方への移動で 
グリップを動かす 出来るだけヘッドはセットアップ(アドレス時)に
残すような そして シャットが維持させるような初動を作り出すことが
 それ以降のスイングをしていくには必須条件となるのです。