【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

クランチ【右ひじの張り・上げ】の効果

2019年09月13日 21時18分23秒 | ゴルフ
トップオブスイング で
重要になるのは
その位置で 『クラブの作り出す重さ』が
どのような状態になっているか です。

これから ボールを打つのに
クラブ… 特にグリップは
右後方(ボールから離れるという意味)の高い位置から
左前方(ボールに近い)の低い位置 へと
動きたい、動かしたい のです。

その方向へと 重さが誘っていれば
スイングも楽になりますから リキミも生まれません。
重力落下が利用できますから 速度アップの可能性も高いです。

逆にその方向と逆らうような 「クラブの重さ」 があれば
力まざるを終えなくなりますし、
その分 手遅れが発生しやすくなります。
その「クラブの重さ」は 自分の体とクラブの相対関係
ヘッドの位置や姿勢によって決まってきます。



右ひじが張れて、上がっている方が
明らかに 右向きの量が多く
グリップも体の幅に収まっています。


肘が下向きの方が右向きが浅く
ここから振りだせば 
俗に言う カットになるのは必定…かしら…
右向きも取れ グリップが動かし易い重さ になっているので
振り遅れ、手遅れになり難く
実際 当たり(ショット)もまるで違います。

コースで 回転が浅くなる というのは こういうコト で
 回転が浅くなっているのではなく
 何で「右向き」を作っているのか というコトなのだと思います。



トップの位置で クラブが寝てしまう と
ダウンスイング時に 左グリップには浮かされる重さがかかります。
これでは下げにくくなってしまいますし
ロフトも開き易く、体を上を向きやすくなりますから
飛ばすのが難しくなります。


テークバックで 右ひじを外目に、曲げた分上げるようにすると
テークバック時に進んでいくグリップの移動軌跡よりも
ヘッドは高い位置を移動していきますが、
テークバックを左手で動かしてしまうと
 右手に左手が被り、右ひじは下を向きます。
これでは 全体が高くなる分、クラブは上がりますが、
 グリップよりもヘッドは高くならず
 ダウンスイング時にその重さが利用できません。

体も右を向いていないので ダウンスイングの時間が確保し難く
体はすぐに開いて、上を向いてしまいます。

グリップを動かしても動かしても
ヘッドの方が高くなりませんから、トップも深くなり過ぎ・・・で
オーバースイングが悪い…とは言い切れませんが、
バランスを壊すような 深さ になってしまう可能性が高くなります。


クラブの機能、ヘッドの重さなどを利用できるか、どうか
の一つの目安に テークバック時のグリップの移動軌跡に対し
ヘッドが その上か、その下か どちらを通過するか
というのがあります。
特に シャフトの硬さ/柔らかさ と言う点においては
下を通る人は 柔らかめ のモノがまるで使えず
自分の体力を遥かに上回る棒のようなシャフトで
体力任せに振らざるを得なくなります。
 
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ドライバー ヘッドの形状による特性

2019年09月13日 21時13分56秒 | ゴルフ


ドライバーヘッド・ウッドヘッドには
大きく分けて 3種類の形状のものがあります。


一つは ディープタイプ
 形としては サイコロのような形 をしており
:重心深度~奥行きと重心距離~横幅が似た形状のもので
 重心距離は短め です。
  完売になってしまいましたが 弊社のGR-14はそれに属します。 

もう一方は シャロータイプ
 形としては円盤型で 厚みがあまりなく
:ヘッドの横幅(重心距離)に対し奥行きがあり
(重心深度が深い)
  もので 最近とても多い形です。 

まあ それとその中間モノ です。

ヘッドの形状には好みがあり、良し悪しはないですが、
重心距離の短い ディープなモノ方が
 重心深度が浅く、重心率も低めが多いので
 ボールが上がりにくい~低くなりやすい~吹き上がらない
 ものは少なくありません。
 が これも一概に決めつけは危険で
 ロフトを違うモノを選べば 解決する場合もあります。 

 ボールが低くなりやすい~吹き上がらない
 ので ボールを強く打ちたい人が好みますが、
 性格的に左に行き易い性格を強くもっているものが多いので、
 叩けるのか? と言われたら「NO」に属します。
  
重心距離の長めの シャロー形状のモノは
 これも総じて、ですが
 慣性モーメントが高く、安定性重視の方が好みます。
 構えた時の打ち手から大きく見える平べったい形状
 と言うのもその理由の一つでしょう。
 重心が深いモノが多く、上がり易い形状ですが
 これも ロフトによって解決できます。
 性格的には 左に行き難く、右に行き易いモノが多いですので
 実際にはこちらの方が叩けるヘッドと言えます。
  が、強く叩きたい人はあまり好まない傾向です。 

 ドライバーだけに限りませんが、
 ドライバーを飛ばす要素の最大は「ヘッド重量」です。
 この重さは 重心距離との掛け算になると考えて良く、
 同じ重さであれば 重心距離分
 重心距離の長いモノの方が「破壊力を持っています」
 慣性モーメントの大きなクラブは必ず恩恵を受けられます。

 また 伏線ではありますが、慣性モーメントの数値の高さなど
 安定感は 平均飛距離だけでなく
 安心して打てる と言う心理的な側面からも
 ボールを飛ばす要素は高いと思います。


 ゴルフクラブの場合
 忘れてはいけないのは ドライバーであれば
 購入、買い替えてから『何年かは使う』のです。

 残念ですが、人間は3年経てば 3年分劣化します。
 何年か先でも楽しく使えるものを選ぶ方が得策ですから、
 「今! 今! 今!」のためだけに
 あまり厳しいロフトは選ばない方が良い と思います。

 長い目で見ると 上がり易いクラブで
 低めに打てる技術の方が
 すべてのクラブを上手に使うコツ ですし、
 体にも圧倒的にやさしいモノになります。



 最近のドライバーヘッドの形状の特徴としては
 ネックによって、
 ロフトやフェース向きを変えられるものがあり、
 その調整は実際には ヘッドをひねって
 ねじった形で固定しています。
 故に ソールが平らなモノだと 構えた時の座りが悪くなるので
 あらゆる方向にラウンドを付け
 ひねって構えても座るモノにしている結果、
 シャローな形状モノが多く採用されているような気がします。




 また 本来 構えた時に見える 後方のカーブ
 というのが そのクラブの雰囲気を醸し出すのですが、
 ロフトやフェースの向きを調整できるヘッドの場合、
 そのひねった構えによって
 そのカーブの見え方を変えてしまい、
 構えにくくなってしまうので
 クラウンに模様をつけ、
 全体のシルエットを誤魔化している というか
 カモフラージュしているように思えます。

 これを進化と呼べるのか、作り手の怠慢と呼ぶのか
 はたまた使い手のクラブを見極める技術の劣化 というか
 古いタイプの私からすると 
 飲み込むには大きなお餅を無理やり飲み込んでいるような
 そんな印象がぬぐい切れません。
  
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