【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

上げてる筈なのに…下げちゃダメ

2020年08月02日 18時47分42秒 | スポーツ

記事の派生話です。


アドレス時、ディッシュアングルが有り
(左腕とクラブ・シャフトの角度差)
前傾姿勢があるので、構えていると
ヘッドの方が見た目や感覚的には、下にありますが、
グリップとヘッドの関係は『常時』ヘッドの方が上に位置しているのです。

2020-07-28_18-05-56_Moment(2)


大きく振らない、短いのアプローチをする際、
からだをまわして、前傾姿勢分、
少し高くなるグリップに対し、
ヘッドを下に置き去りにするコト の弊害 を書きましたが、
これは フルショット でも別な形で起こります。


特に 肩だけを回すとか、左肩を入れるとか、
腕だけでクラブを上げる傾向の強い人に 多く発生します。
上記、
●肩ライン(上半身上部)だけを回す ~それをからだを回すと信じている
●強い意識で 左肩を入れる 習慣がある
●腕のローリング テークバックを始めると左手甲が上を向き始める

そう言う方は要注意です。

スイング ココを治そう❶_Moment


昨日の記事で、
アドレス時、地面に置いているヘッド、
テークアウェイが始まり、グリップが高くなり始めると
そのヘッドは宙に浮き、その分、いきなり、ヘッドの重さがかかります。
その重さ分、ヘッドを下に置き去りにしてしまうコトは
かなり頻繁に起こり得るミスの始まりで
それにより いろいろなミスが発生します。

それと同じように、
ヘッドのローリングの多い人(上記3案件)は
ヘッドの回転によって、重心位置がより落ちやすい方に
下がり易い位置に動くため よりヘッドが重くなります。

「上げりゃあ いいじゃん」

それはそうなのですが、
テークアウェイも後半になってくると
からだの回転の慣性が増してくるので
トップの位置に近づく時間で 上げれば上げるほど
余計に上がってしまう、想定以上に行ってしまう量が増えます。

トップの深さやオーバースイングに悩んでいる人の典型パターンです。
テークアウェイ初期段階でのヘッドの上げ残し やヘッドの回転によって、
本来の上げる量よりも多くの量を上げる必要があり
それは テークアウェイの後半・終盤になりやすくなります。

そうなると 想定以上の量、ヘッドが上がってしまったり、
それによって 想定以上のトップの深さになってしまったり
困ったコトに その場合、より多く動くのは からだ ではなく
クラブや腕です。

また、これも多いパターンなのですが、
テークアウェイの初期、
もしかしたら、当人は自覚がないかも知れませんが
クラブを動かす為、まず、からだ、もしくは肩をまわし、
その反動、勢いを使って、腕、クラブと言う順序で上げていきます。

なんと言ったらよいのか、
 ●ヘッドの重さを使え とか
 ●手で上げるな とか
 ●からだ(この場合の多くは肩ラインだけ ですが)を廻せ
 とか
それらの言葉の寄せ鍋でそうなるのかも知れません。

からだ(肩)~腕~クラブ、その順番で上げていくと
順次、その前のモノが止まっていくので より簡単に上がりますから
そういう覚え方をしてしまうのかも知れません。
そのやり方でも 多くは ヘッドの上げ残し が含まれます。

絶対に 深いトップ、上がり過ぎのヘッド、オーバースイング、
シャフトの必要以上のクロス という
ダウンスイング以降、振り遅れ、手遅れの原因に成り得ます。

オーバースイングなどの 原因は
上げ過ぎ ではなく 初期段階での上げな過ぎ だと思います。

手首でヒョイッと早めにあげろ と言う意味ではありませんが、
少なくとも テークバックの初期段階で
からだの回転(前傾姿勢)も含め
グリップの高くなった分、グリップを高くした分 は
ヘッドも高くしておかないと
最終的に、トップの位置直前で 上げる必要が生まれ、
その段階で上げると 必ず想定以上 上がる、行ってしまうコトになります。

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両手離しドリル

2020年08月02日 18時22分18秒 | スポーツ

両手離しドリル

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グリーン周りのアプローチで知られざるミスの原因

2020年08月02日 05時19分36秒 | スポーツ


今日のお題は 意外に忘れられてる(知られていない?) と思われる
スイング全般に対しても 結構、大切なコト。

 

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

 



ゴルフのスイング
その構えの アドレスには
一般的に『ディッシュアングル』呼ばれるモノがあります。
  …今のスイング論では、あまり使われる言葉ではないのかも…。

それは かまえた時、
この場合、分かり易いので 左腕 としますが、
その左腕を シャフト(クラブ) は 一直線 の関係ではなく
スープ皿の底のような 薄~い角度が付いています。
2020-07-28_18-05-56_Moment2020-07-28_18-05-56_Moment(2)








その角度は アバウト で 特に何度 なんてのは
 気にする必要はありませんが、
その角度は存在する のは重要です。

ゴルフスイングのややこしい トコロ ではありますが、20090801 2009_08_24_23_31_25-253フレームショット
アドレスには 前傾姿勢(骨盤と大腿骨の前に倒れる角度差)があるので
グリップとヘッドの関係で、ヘッドの方が低い位置がありますが、
実際には グリップとヘッドの上下関係は
左腕とクラブの角度 があるので
 ヘッドの方が ㊤ にあるのです。

腕を地面と平行まで上げた時、
その角度 によって
 ヘッドの方がグリップよりも上、高い位置になります。
アドレスは、 その腕を下げ、前傾しているので
 感覚的にはヘッドの方が ㊦ になるだけ です。



🏴🏴🏴10ヤードや20ヤード、グリーン周りのアプローチ
などをする場合、グリップもヘッドも上げず、
からだの回転だけ で打つような場面が訪れます。
 (もしくは 刷毛塗で)

そう言った場面で陥り易いのが、
  ヘッドを下げてしまうコト です。

分かり易いので からだの回転を主に で考えてみると
打ちたい分、からだは右を向きます。
これは からだの回転を股関節を境に正しくするのも
肩周りだけでする時も 基本は一緒 です。

前傾姿勢があるので 動かしてはいない、上げてはいなくても
グリップの位置は アドレスよりも 若干、ほんの少しですが、高くなります。
2020-07-28_18-05-56_Moment(4)2020-07-28_18-05-56_Moment(3)








にもかかわらず ヘッドを下げてしまう…。
✋アドレス時は
クラブの重さ、ヘッドの重さを 地面に預けていますが、
グリップが高くなる → ヘッドが地面から離れる
その分、アドレス時には無かった クラブ、ヘッドの重さが
 腕にかかります。
●手で振ってはイケナイ
●クラブを持ちあげてはイケナイ

そんなイメージがあるので
 その重さ分、ヘッドが下方向に取り残されてしまう という
アプローチをとても良く見かけるのです。

上げた訳ではないですが、
比較して頂くと分かりますが、
アドレス時の「ディッシュアングル」を維持すると
アプローチのテークアウェイやトップ時では
グリップとヘッドの上下関係はこんな感じになります。
2020-07-28_18-05-56_Moment(2)2020-07-28_18-05-56_Moment(4)







ところが ヘッドを下げてしまう、
ヘッドの重さが掛かった分、ヘッドを下に置き去り にしてしまうと
2020-07-28_18-05-56_Moment(2)2020-07-28_18-05-56_Moment(3)








こうなってしまう訳です。

これはアドレス時、ディッシュアングルが無い状態と同じ。
2020-07-28_18-05-56_Moment2020-07-28_18-05-56_Moment(3)








さて、問題はこれから起こります。
ダウンスイング~インパクト に入ろうとすると
からだを正面、ボールの方に向け戻す、
回転し戻す(からだの向きを変更し戻し)ますから
グリップの位置は 下げてはいなくとも 低くなります。
そうなると ヘッドはアドレス時よりも下がってしまっていますから
選択は二つ。
●からだ等を起こし、ヘッドの高さvs地面の関係に合わせ
グリップの位置を アドレス時よりも高めの位置にする
●ダウンスイング~インパクトに合わせ ヘッドを元に位置にあげる

コレ、レッスンなども含め 誰も提唱しません。

おそらく 殆どの方が
無意識での調整を行っていると思われます。

グリーン周りのアプローチなど
本当に目の前、足で蹴っても、手で放っても…なんとかなる距離
にもかかわらず、トップしたり、ざっくりしたり、
主に ヘッドの上下の問題が多いと思うのですが、
こんなトコロに ミスの原因が隠れている のです。

アドレス時、地面に預けたクラブ、ヘッドの重さ、
それを 上げる訳ではありませんが、「持たない」と
当然、その重さ、そして多少ですが運動分、
ヘッドは下方向に取り残され、下がってしまいます。

自分のアプローチ、ちょっと注意してみて下さい。

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