達人リートレビノ 2016 77歳
フットワークのトレーニング をするにしても
その足の生えている 股関節の位置 が
どの状態 から始まる、始めるのか によって 異なってきます。
➀骨盤ごと 右を向いて
両股関節が右を向いているのか
➁肩は右を向いているけれど
骨盤、両股関節は 中途半端な状態・・・。
➀肩と両股関節(骨盤)の向き が揃っていれば
その両方は 似たような方向に 同じ動きをすれば
良いだけで済みます。
また 胴体が捩じられていないので
両腕の長さもつり合い易い状態ですので
手で振るという意味ではありませんが、
腕の使い方 にも自由度が生まれます。
➁一方、テークアウェイ、準備としてのテークアウェイにおいて
肩だけ回し、両股関節(骨盤)が中途な場合、
右向きの解き、ボールを打つため、正面を向いていく
回転の戻し は どこかだけを「速く」、どこかだけを「遅く」動かすコトは
ほぼ不可能で、全体が似たような速度で進行していきます。
故に、右向きが中途、不完全な股関節は
ボールを打つ前に 左が上がり始め、距離関係で言うと
ボールから遠ざかり始めます。(開き始めます)
ですので どこかの時点で 止める動作 が入ります。
特にここには 「㊧の壁」なんて言葉がありますから
その止める動作が入り易いでしょう。
そうなれば その止まった左半身 に対し
腕を振る、クラブを振る というコトになりかねない のです。
この場合での フットワークは
止めるタイミングや位置 というコトになります。
ですので 右向きを 股関節で考えて
肩ラインと骨盤ラインのギャップを少なく取るのとは
違う フットワーク というコトになる訳です。
私たち オジサンおばさんゴルファーは
学生の部活のように 闇雲に(今はそうやらないのかも?)
私たちが学生時代の部活のように 理屈は分からなくても
とりあえず 回数を重ね からだの刷り込ませる
と言う練習が なかなか出来ません。
その練習が悪い とは言いませんが、
それよりも ちょっとだけ頭を使って
次の展開 を考え、 本来の目的のために
動作を構築していく 大人のやり方 をお薦めします。
左股関節の方が低い時間を確保する
は イコール 前傾姿勢の形成、維持 になります。
最近では 横 の傾き ~側傾(造語ですね)
を前傾姿勢(の成れの果て)と呼んだりもしますが、
人間の姿勢として 痛い というか 美しくありませんし、
故障の原因になります。
前傾姿勢 とは その言葉の通り、
からだの前(からだの向き)への の傾き ですから、
そのからだの前 が からだが捩じられ
どこなのか、どの向きなのか 判別できないのでは
当然、形成、もしくは維持することは出来ません。
インパクトはからだの正面で
は ある意味、㊧を止める動きになるケースが多いので
左股関節の方が低い時間を出来るだけ準備、確保! の方が
結果として インパクトを体の正面で作り易くなります。
左股関節の低い時間を出来るだけ確保する
それが 右向きの目的の一つ であり、
胴体に負担を掛けず(特に腰)
上から打つ近道 とお考え下さい。