カタカナ言葉で言うと「ボディターン」なのですが、
なぜか この言葉が好きになれず…にいます。
なんと言って良いのか、若い人が
難しいカタカナを「ビジネス」で使うような…
そんな、恥ずかしさから30年抜け出せずに居たり…します。
非常にマイナーな存在の ゴルフクラブを扱っているので
ものすごく真面目な 本流本道の話をするのは
なんだか性に合わないのですが、
ゴルフクラブの扱いというか、スイングの誤解があまりにも激しく
それを信じたお陰で からだを痛めてしまうゴルファーが
多いのではないのか と心配です。
なぜ からだの回転で、
正確に言うと からだの向きの変更でクラブを直に動かした方が良い か
というと、
スイングは傍目からは円を描いて見えます。
その 少し斜めに傾いた円軌道を描くのなら
ハンドターンではなく、からだの方がモーメントが高く、安定度は上がります。
どの道、からだは向きを変えるのですから
その大きなモノにやらせた方が楽?でしょ?!
クラブに近い 腕や手回りに頼ると
そこは小さな筋肉ですから、疲労にも弱く、
クラブの重さに負けやすい、影響を受け易い、です。
あと 本質的に ゴルフクラブは構造上、
動かせば動かすほど、特にヘッド部分ですけれど
ロフトが増えた状態で当たり易くなり、
多くの方が経験していると思いますが、
飛ばない弱い球は 高くなり易く
飛ぶ強い球は それに比べるとやや低め です。
加齢が進み、体力が落ちてきたり、女性の場合は
高い球の方が飛ぶ と言うのも無くはありませんが、
一般論として 『無駄に』高い球は飛びません。
少々 オーバーな比較例ですが、
←このような状態でインパクトするのと
㊨のような状態でインパクトするのでは→
当然、㊧の状態の方が距離が出易く
同じヘッドスピードなら
アイアンで言うと 2番手から3番手分の
距離差が生まれます。
逆に言うと 双方が同じ距離を打つ と仮定すると
ロフトの寝た方は ヘッドスピードが5ms近く高くないと
同じ距離にはならない というコトになります。
✋多くのゴルファーが目指しているのはソッチ です。
多いロフトを より速いスピードで飛ばす
右利きの人が右打ちをする場合、
右腕でさばく というか、人によっては「右手でしばく」「叩く」
その快感から逃れられない というのは
理解は出来るのですが、
正直、あまり効率の良い方法とは言い切れません。
まあ それはそれで「お好み」次第ではありますが、
ゴルフクラブにはロフトの他に 方向を決める角度もありますし、
当たりの厚さ、薄さ(ダフリ・トップ)もありますから
飛距離は重要でも、そればかりを優先させるわけにはイキマセン。
理想論ではありますが、
出来るだけ 速くない速度で 満足いく距離が打て、
さらに 方向や安定度、繰り返し性能が高い
というのが 望むべきゴルフスイング だと思うのですが、
ハンドターンで その『円』を描いていると
それを実現するのはかなり難しい(無理とは言いませんが)
と思います。
どの道 からだは回す というか、向きを変えるのですから
それにやらせてしまえるモノは やらせてしまって方が
腕の仕事は減るので 都合が良いと思うのですが…。
腕の仕事が減ると 満足感が得られないという人が多いのも確か…です。
で そのからだの向きの変更で直にクラブを動かす というのは
ものすごく 意識して『体を回す』、一生懸命『からだを回す』コト
とは異なります。
それが ちゃんと出来た時は
からだを自分で回した、向きを変えた感覚は『ありません』。
脚も使わない訳ではないですが、どちらかと言うと
手さばき、ハンドターンではない手さばき で
覚えた方が簡単かな? と思います。
ハミングバードでは「刷毛塗」とか呼んでますが、
両手さばきで からだの回転を掴んでしまいましょう。
どうせ 手で振るのなら…
インパクトを 主にからだの回転で行うために
手使いは「刷毛塗を‼」というのがハミングバードの考え です。
一般的な手使いは
ダウンスイング、時としてテークアウェイも、ですが、
からだを先に回して、後から手で振ります。
ダウンスイングの後半が インパクト…にかかる訳ですが、
どの道、手で振るのなら
その順序を【逆に】してしまえば 良いのでは…、と思うのです。
例えば、刷毛塗で
からだに沿って ~体の平行に
グリップを右から左に押した としても
ゴルフスイングは 時間によって 傾きがあるので
右を向いている内は
からだに沿って 横に押しても それに下 が含まれます。
高さを消せるのです。
それを行うタイミングが 別な、遅くなれば
その非常に有難い副作用の効果は薄れ、
(副作用・・・とは言っても 前傾姿勢の本意はそこにあるかも です)
インパクト付近に近づくほどに
からだに沿って 横に押すと それに上 が含まれるようになります。
通常、インパクト付近の手振りには
キャスト と言って ヘッドを下に振ろうとする動作が
非常に多く含まれる訳ですが、
この手のスイングの悩み…この場合の『キャスト』
下に振る動作 は 意識して消す、無くすようにするのではなく
しなくても良い環境、する必要の無い環境を作る方がベターです。
低さが十分でない ダウンスイングであれば
「キャスト」を無くしたら 届かない…から辞められません。
多くの場合、そのキャスト にはヘッドターンが含まれているから
余計、辞めるコトが出来ません。
☑インパクトに向けての『低さ』は
ヘッドの低さ ではなく、グリップの低さ と考えられると良い です。
キャスト…が行われる場合の殆ど は
低さが十分でないから の可能性があります。
一般的に 考えると 低さが十分でない 場合、
更にヘッドを届かせようとする のですが、
からだがボールに近い、もしくは、低い があれば
それで補うコトが可能になります。
✋ダウンスイングの後半 に からだの回転が残っていれば
からだの回転で 低さを補うチャンスが生まれます。
からだの回転も今までとは違うモノになるでしょう。
✊右を向いている内に、
ダウンスイングの一番始めに…
右向きをロックした状態で
まずは 刷毛塗リリース を試みてみるのがいいでしょう。