ハミングバードのブログ等を読むと
「クラブを振るな」
「ヘッドを振るな」
「シャフトを振るな」
と しつこい程書かれています。
一般的な感覚(ゴルフの)のゴルファーが
それを見ると
「振らなくちゃ打てないじゃん」
「振らなくちゃ飛ばないじゃん」
「なに言ってるの? 意味不明…。」
ってコトになると思います。
では 具体的に
どういうのが振る で
どういうのが振らないのか
理解できる人には 結構衝撃があるかも…です。
シャフトを振る
クラブを振る
ヘッドを振る
というのが 俗に言う「手打ち」で
シャフトを振らない
クラブを振らない
ヘッドを振らない
が からだの回転で というコトになります。
胴体、とクラブの
(この角度 …坊主頭の上から見た時)
体とシャフト・クラブの角度 です。
からだ・胴体は赤線 クラブ・シャフトは黄色線
アプローチのような状態も
フルショットのような状態も
クラブが立っている(ヘッドの方が高くなっている)場合も
そうでない場合も
この角度はだいたい同じ 似ています。
何度も説明していますが、
クラブは極端に棒の先に重さ があるので
自分が向きを変えるコト、によってグリップを移動させ
シャフトでつながっている ヘッドは
その重さの分、グリップよりもターン(角度運動)しません。
【POINT】 グリップをヘッドが追い越す ように見えるのは
打撃~インパクトが終わり、
動作、体の向きの変更が終息しはじめ 減速する、
クラブ、ヘッドには慣性が付いているので
グリップに追いつき、追い越している ように見えますが、
それは打ってからの 「おまけ」 の動きで
その動きで打つコトではありません。
それは打撃のおまけです。
ヘッドがグリップを追い越すコトは
原動力である からだの向きの変更 や
グリップの移動が停止、減速 しない限り
物理的に発生しません。
逆を言えば からだの向きの変更、
それに伴うグリップの移動を止めれば 追いつき/追い越し
は発生しますが、クラブヘッドはその構造上、
ロフトやフェースの向きは かなり過激に変化します。
この写真撮影時は 速度が遅いので
打ち終わったポジションでも
グリップをヘッドが追い付き、追い越すほどの
慣性は付いていません。
通常のショットのトップの位置では
シャフトが立っていても(地面に垂直に近い状態)
そうでなくても
からだ(骨盤~肩) と シャフト(クラブ)の角度は
狭い方で60度位、広い方で120度
右打ちの人で 右側の角度は60度位 です。
(角度 何度は気にする必要はありません)
打ち終わってから
体の向きの変更、それに伴うグリップの移動 が
減速、終息に向かうまでは
この角度は ドンドン詰まります。
意図的 で無い限り
この 狭い方の 60度の方の角度は
運動、速度に応じて 狭まるコトはあっても
広がることは物理的に起こりえません。
運動でヘッドの重量が増える分、その角度は狭まります。
よく言われる ハンドファースト のような
インパクトは 技術 ではなく
単なる物理現象 です。
で、よく スイングは丸く振る と言われますが
この角度 → 胴体とシャフトの角度 が
変わるのではなく 土台である からだの向きが変わるから
円を描くのであって
からだの回転 や グリップの移動を減速、停止させ
こう振るのではありません。
#シャフトを振る のではなく
シャフトを持った 自分が回るのです。
もう一度書きますが、
インパクト以降、打ち終わってからは
動作、からだの回転に伴うグリップの移動が減速、
終息に向かうので
慣性の付いた クラブやヘッドに グリップが追いつかれ
追い越されることもあります。
それを無理やり 止めるのは危険 です。
ですが それは スイングのおまけ、惰性 です。
『打ち終わって』からの 現象 です✋
その「おまけ」 を 打撃にしているのが
俗に言う 手打ち です。
いまや そのおまけ打法が蔓延しています。