ヘッド重量480g L型ブリストルパター
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります (livedoor.blog)
共通用語がない…
ゴルフスイングの話やアドバイスをする時、
実は大変困るのが
『用語が相互に同じものを指してない』場合なのです。
どういうことか というと
車がカーブを曲がるのに
『ブレーキを踏んで スピードを落として』
『ハンドルを切って カーブを曲がって』
と言えば、まあ、免許を持っている人には
概ね通じる用語の羅列です。
ところが
ある人にとって ハンドルをブレーキと誤認識、
ブレーキをハンドルを誤認識 して
覚えていたら、意味不明な会話になるでしょうし、
そこに「アクセル」まで入って
3つ言葉がローテションしてズレていたら
まったくもって 意味不明で
何も伝わらないですよね?
考えているだけで混乱しそうです。
ゴルフ用語では
それが日常的に、普通に起こっていて
9割とまでは行きませんが、8割を超えるようなゴルファー
残念ですがレッスンプロなども含め
起こっており、それがゴルフスイングの会話やアドバイス
動作の誤解を生むきっかけになっています。
それはなにか! と言うと
ゴルフで言う 腕 とは
「肩関節を含めた腕」の事です。
ゴルフで言う 体 とは
「股関節から上の胴体」の事です。
そして その腕と体をつなぐのが
肩甲骨にあたるわけですが、
肩甲骨の役割はその部位の通り
腕と体のつなぎ役であり、クッションでもあります。
どちらに属するか は微妙な存在であるのは確か…ですが、
腕である! とも断言できませんし
体である! とも断言できないものです。
ところが 多くのゴルファーは
体を回す ゴルフスイングを
腕でもなく、体でもなく 肩甲骨を動かし
それを体を回していると認識し、
ダウンスイングで腕を動かす(例えば伸ばそう)を
肩甲骨を揺り動かして 腕を動かしていると
錯覚しています。
都合の良い時に 肩甲骨を体と分類し、
また、別な都合の時にそれを腕と認識、分類しています。
テークアウェイでの肩甲骨の動かし は
自分ではそれを体と認識しているので
腕で上げるな に該当しないからOK!
みたいな節が強く、
ダウンスイングでは 腕で動かさないようにみたいな観念から
肩甲骨をを縦に揺さぶって体で!
みたいことをするから 回転の方向が横から縦 に
変化してしまうのです。
この写真では 左の肩甲骨を動かしていて
それによって背中の筋肉なり、筋膜が張る ことを
体を回していると錯覚しているに過ぎません。
体自体は耐えること以外 動作としては何も行っていません。
典型的な例が
パッティングでの ショルダーストローク で
このストロークは
体も動かしていませんし、腕も動かしていません。
はっきりと どちらにも属し、属さない
肩甲骨を動かしているに過ぎません。
私感ではありますが、
肩甲骨を動かす僧帽筋や広背筋等は
負荷に耐えることや強く何かを動かすことには
長けていると思うのですが
1mと1m30㌢を打ち分けるような微妙なことは
あまり得意としていないと思います。
腕を動かす というのは
肩関節を稼働させることで
体を動かす というのは
股関節を稼働させることです。
とても単純な話ですが
これを実行しているゴルファーを見るのは
年末ジャンボの一等にあたるような確率です。