【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

調整式ドライバー の知られていない秘密②

2024年08月13日 23時29分12秒 | ゴルフ

店長「コレには実体験がありまして…
 ちょっと古い話になるのですが…。」

質問「はい。」

店長「1990年代後半 キャロウェイのビックバーサ
 のドライバーだけでなく ウッドシリーズも
 ものすごく人気になりまして…
 ドライバーは ビックバーサ、グレートビックバーサ、
 ビゲストビックバーサ、ERC、ERC-2 と
 そのシリーズが結構続いたんですね。

 このシリーズが無ければ
 キャロウェイ社は元々ワインメーカー、ワイナリーで
 その延長線上で お飾り用のクラシッククラブを造る
 そういうメーカーのまま だったかも知れません。

 そのビックバーサシリーズの一番の特徴は
 『ネック』が無い コト なんですね。

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 当時のゴルフクラブの話しではありますが、
 これによって より低重心化、大慣性モーメント が
 実現出来、結果も伴うようになった…。

 その『ネック』が無いドライバー・ウッドを
 キャロウェイが作るコトが出来るようになった経緯は
 ちょっと エグいんですけれど その話は割愛して…。

 人気が出て バカ売れしましたから
 当然、リシャフトや修理などの仕事が入って来ます。

 当時は 44inから45inへの移行期でしたが、
 リシャフトの仕事で 新品のシャフトを仕入れ、
 それを グレートビックバーサ(45in)に装着すると
 場合によっては シャフト寸が足らないのです。
 新品のシャフトなのに…ですよ。

 通常は 45inを造っても 硬さを測り、長さを測り
 2インチ位は『切って』45inを完成させる のに
 キャロウエイに関しては 長さが『足りない』のです。
 
 長さが満たされた リシャフトの様のモノで
 45inを造る。
 ご依頼の方は
 今、ネックの有る45インチで 振動数220cpmを使っているので
 キャロウェイの そのシリーズに お気に入りのシャフト、
 たまたま 新品の状態で 十分長さが取れるモノであった
 と言うのもアリ、 220cpmの硬さ で仕上げると
😵全然 上手く行かない、飛ばない、当たらない😵

 😵😵😵正直、ものすごく硬くて振り辛いんですね。」 

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 ソレに関しては
 フェアウェイウッドとの比較の話し でも書きましたが、
〇45inのネック調整式-ドライバー
〇43inのネック非調整式-3番ウッド

 クラブの長さは 2インチ FW の方が短いですが、
 場合によっては 装着されているシャフト寸 は
 フェアウェイウッドの方が長い場合があります。 

 ヘッドのある無しに関係なく
 45インチの長さのシャフト と
 43インチの長さのシャフト が
 同じ硬さ、同じ数値、同じ振動数で有れば
 43inのモノの方が シャフトは柔らかい です。

 ウッド製作も シャフトの実寸合わせて造るべき なのです。」

コメント
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