【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ウエッヂ☆バンスと喧嘩するな

2018年06月11日 12時23分26秒 | ゴルフ
ソールのフェース面側にある角を リーディングエッジ
その反対、奥行きにあたる奥にある角を トレーリングエッジ
と呼びます。


IMG_0591
構えた時に、
リーディングエッジの方が高く、トレーリングエッジの方が低い
俗にいう バンスの出ている バンスの張っているソールを バンスソール、
逆に リーディングエッジの方が低く、トレーリングエッジの方が高い
ドライバーやフェアウェイウッドのようなソールを スクープソール と言います。
プラスマイナスありますが、その角度を バンス角度と呼びます。

ロフト角度…ではなく クラブの長さに応じて
長いクラブから短いクラブになるにつれ
そのバンス角度はプラス(バンスソール)に増えていきます。

最近では 小手先で振るために
バンス角度の少ない ウエッヂが多くなっていますが、
仲良くすれば バンス・バンス角度は非常にお役立ち機能を持っています。

バンスの役割として 地面への干渉、
地面への食い込みを抑制、抑える というのがありますが、
一番の機能は そのソールによって
インパクト付近の姿勢を一定に保ちやすく
インパクトロフト角度のばらつきを抑える役割を持っています。



よって バンス角度の張ったウエッヂほど距離が飛びやすく
バンス角度の少ないものほど飛ばす、抜けてしまう傾向があります。

数値で言うと ウエッヂを10度以下で使っている場合、
自分のスイングに疑いを持つといいかも…しれません。



バンス角度は その角度通り、もしくはそれ以上の
入射角度で入れてくることを示唆するものです。

バンス角度分、シャフトが前に倒れている
というのが 理想なウエッヂショットです。



アプローチの際、ヘッドを丸く振れば
その丸く振った分、フェースが上を向いた分、
バンスは張ってしまい、地面と干渉し易くなります。

アイアンは ウエッヂほどではありませんが、
バンス角度を持っています。

番手の番号くらいの角度です。 5番~5度・・・
ですので グリーン周りのランニングで使う場合、
バンス角度10度を超えるウエッヂで打つよりも
7~10度くらいのバンス角度のある 8番・9番あたりが
丁度良いころ合いではないかと思います。



グリーン周りで あげるアプローチをウエッヂで多用する方は
総じて バンス角度の少ないものを好みます。
そのアプローチでは バンス角度があるとそれが邪魔で
トップダフリが頻発するからですが、
バンス角度の少ないものは うまく当てられた時、
ショートする、かなり大きくショートする傾向が強いモノです。

実はスコアの伸び悩みはここら辺にあるのかも…しれません。
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アプローチのミス回避は番手選択で!

2018年06月11日 12時21分52秒 | ゴルフ


基本として アプローチの弾道のメカニズム、
ヘッドスピードによる積算・加算を除外して考え
単純にして  ピッチングウエッヂ 45度を例にすると


このような形になります。

例…ですが、入射角度が10度 とすると
ボールの打ち出し角度は 45-10=35度です。
ボールにかかるスピン量は 45度ロフト相当
ボールの初速は速めです。

👉これが逆に しゃくり打ち・煽り打ち、ヘッドの上昇過程でのインパクト
 になると


例…ですが 煽り(上昇)角度を10度とすると
ボールの打ち出し角度は 45度+10度=55度
ボールにかかるスピン量は 45度相当よりもやや少なめ、
ボールの初速は遅めです。


ですので 45度はピッチングウエッヂ相当のものですが
サンドウエッヂの弾道で飛び出て
 ピッチングウエッヂのスピン量・・・ということになります。

打ち出しが35度と55度では
ボールの道のりはかなり違います。
55度の方が長い道のりを辿ることになり、
ボールの初速も遅めですから
当然、ボールが着地・着弾する頃には
スピンは解け、惰性で飛んでいる状態になり易いでしょう。

これが アマチュアのアプローチにスピンがかからない仕組みです。


そして 当然、この写真を見ていただくとわかりますが、
煽り打ちの方は 一体全体 地面にあるボールをどうやって打つんだろう。。。
ということになりますよね。
まあ イメージとすると ボールを最下点で拾おう
と思っているのでしょうが、そのイメージはほぼ100%煽り打ちになります。

IMG_0610

また ボールの手前の状況を見ると
下降過程でボールを打とうとしているときは
フェースがボールを見ており、リーディングエッジも後ろに下がった状態です。
一方、煽り打ち、もしくは最下点でボールを捕えようとする場合、
時が進み、インパクトに近づくほど リーディングエッジが出てきます。



下降過程であれば ヘッドとボールの関係が
1センチ程度 高めであっても、低めであっても
ボールはまずフェースとぶつかりますが、
煽り打ち、もしくは最下点でボールを捕えようとしている場合、
タイミングやほんのちょっとした狂いで 1センチもずれれば トップになります。

正しい下降過程 というのは
その下降角度・入射角度分だけ ロフトが立つ形になりますが、
煽り打ち、もしくは最下点でボールを捕えようとしている場合、
どんどんロフトは上を向いていきますから
その分 バンスも張っていく、増えていく形になります。
ちょっとしたズレで ボールを打つ前に バンスが尻もち、
地面と接触する可能性も非常に高いでしょうね。

ヘッドが前(飛球線方向)に出る、ということは
グリップが後ろに下がる とほぼ近似値ですから
想定の、願望としている最下点は
ボールの手前になり易いんじゃありませんか?

トップとダフリのミスの可能性が非常に高く、
うまく打ててもスピンも効かず、ただホワンと高い球になる
好き好んで このアプローチを選ぶ理由は多くないと思いますけれど…ね。


そういう意味でも 許されるのならば
アプローチの番手選択は ロフトの立った、
ウエッヂ W ではなく 8番とか、9番を使った方が
スイングもゆっくり、小さくできますから
安全なんじゃないでしょうか
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本当の…重心距離

2018年06月10日 11時40分32秒 | ゴルフ
ゴルフクラブの打撃部分、クラブヘッドには
重心位置 と言って
他のスポーツではあまり聞かれないモノがあります。

これは 打撃部分のヘッドの重量の中心点が
それの装着されている、
打ち手が持っている棒(シャフト/グリップ)の延長線上になく
ズレている その量(距離など)を表す言葉です。

多くの人は勘違いしているか、と思いますが、
この重心位置は
 インパクト時になにがしかの形で
 ボールに作用する、影響を及ぼす のではなく、
その重心位置の違いによって
そこに入ってくるクラブの道のりやサマ が
影響を受ける、インパクトの物理的作用よりも
インパクトまでの時間や経緯に影響を及ぼすのです。
ボールではなく、シャフトに影響を及ぼす と
考えた方が良いかも知れません。

ですので どうクラブを扱っているか
によって その影響は様々で
人によって、だけでなく
装着されるシャフトの硬さや性格、クラブの長さ、
そして 同じバックの中に入っている他のクラブたちとの
共存性/互換性などによっても異なり、
一概に こうだからこう とは言い切れません。



カタログなどに出てくる その用語の主なところは

✋重心距離
 シャフトから重量の中心点までの距離をmmで表します。
 一般的には フェース面上で計測します。

✋重心高さ
 ソール(もしくはリーディングエッヂ)から
 重量の中心点までの距離をmmで表します。

✋重心深度
 リーディングエッジから重量の中心点までの
 距離をmmで表します。

総称して 重心位置 と言いますが、
この数値は そのヘッドの性格・特色を表します。




この中で 実はちょっと異色なのが
『重心距離』なのです。
アイアンの場合は 重心位置は
フェース面から 5mm程度の深さ(奥)に位置しているので
フェース面上と実質値に大きな差はありません。

ところがウッドの場合、
本当の重心位置はフェース面よりも30㎜以上奥にあるため
フェース面上で計測する数値よりも
実質の『重心距離』は若干長いのです。



アイアンの重心距離が年ごとに短くなる傾向の強い昨今、
そのウッド、特にドライバーの実質重心距離との差は
広がる一方で それはあまり良いコト…とは言えないのです。



ヘッドターン・ヘッドローテーションをしない人 にとっての
重心距離・重心位置 の差は 重さの差
シャフトのしなり量の差 で済みますが、
ヘッドターン・ヘッドろーてしょんをする人にとっての その差は
重さの差、シャフトのしなり量の差 に加え
ヘッドの開き量の差になります・・・俗にいう遅れの量です。
ゆえに 同じような用途の
ユーティリティとフェアウェイウッドでは
実質の重心距離の長いフェアウェイウッドがより開いてはいることになり
それが そのまま バンス角度の増加になるので
バンスが尻もちをついてしまい だふったり、ダフリトップになります。
フェアウェイウッドのが苦手な理由…ですね
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グリップ‟エンド”コントロールを意識しましょう

2018年06月10日 11時07分27秒 | ゴルフ
ゴルフショットは飛ばすにしても、
希望の方向に打つにしても
グリップ『エンド』のコントロールはとても大切です。

確かに 感覚的というか、物理現象としては
ヘッドとボールが当たるので
兎角、ヘッドの意識が高まってしまうのはわかります。

しかし、そのヘッドとて
勝手に、自動的に動いてくれる筈もなく
どの道、自分の動作によって
 グリップエンド(グリップ)が移動した結果、
ヘッドが動く…微妙に間接的に関係です。


ゴルフクラブ、特にクラブヘッドは 上下、左右、前後
どの方向にとっても対称性はなく、
重さも特出して備わっていますから
ヘッドを単独で、動かせば動かすほど
その後処理は複雑に、大変になります。


長い距離を打たない ランニングアプローチのような状況で
ヘッドを下に振れば、その振った分だけ
体はボールから離れ 
ボールと自分の間に適切な量の空間を『創造』しないと
ミスになってしまいます。
造りすぎればトップですし、足りなければダフリです。




俗称で言う『ダウン』スイングは
おおむねすべてのものが 低くなっている工程に
インパクトがあるのが理想で、
ヘッドは下がっているけれど、グリップは上がっている、
右肩は下がっている(ボールに近づいている)けれど、
左肩は上がっている(ボールから離れている)では
毎度毎度 その調整は微妙過ぎて、
誰からもアドバイスをもらうことも出来ませんし、
再現する目安すら 勘と経験に頼るコトになります。

飛ばす…というコトにもつながっていくのですが、
ショットは「モーメントの高いショット」の方が飛ばせますし、
ミスにも強くなります。

アバウトですが、大きなもの(体など) が同じ進行方向に
動いている方がより「モーメントの高いショット」になります。


スイングプレーン信仰者は ヘッドばかりの軌道を追いかけますが、
手先でそれを作っている人のほとんどが、
プロも含めてその多くの人が
インサイドからと言いながら、グリップはボールから離れるタイミングに
インパクトを作っているのがとても気になります。




アプローチで考えるとわかりやすいですが、
なにがしかの修正をする際、
自分で直接動かすことのできる グリップ/グリップエンドを移動させる
その方向や高さが リニアにヘッドに直結していないと
折角、スイングを修繕したと思っても
今度は 逆の問題が発生し始めてしまいます。

グリップが上がり過程なのに、ヘッドは下がり過程では
薄すぎる当たり、厚すぎる当たりの改善を勘とタイミング頼ることになり
再現性が乏しくなります。

グリップがボールから離れ過程なのに、ヘッドはインサイドでは
その軌道もヘッド姿勢も 直接的に改善する術がありません。

そして 忘れてはいけないのは
ゴルフショットにとって飛ばすことも大切ですが、
コースでは 実にショットの 1/3~半分 はフルショットしない、
なにがしかの加減の必要なショットばかりなのです。

加減はもちろん スピード によってするものですが、
グリップの移動とヘッドの移動がまったくイコールとは言いませんが、
なにがしかの関係性がない スピードのコントロール は
やはり 勘に頼ることになります。



多くのスイングではインパクト付近で
グリップエンド(グリップ)の移動を止め、
その反動でヘッドを動かすので
これでは スピードのコントロールをするのは曲芸レベルになってしまいます。

グリップエンドの移動、移動速度、移動方向
それをコントロールするのがショットです。

そして ゴルフクラブは そのグリップエンドの移動を手助けする
そういう構造になっています。
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逆球を打たないアプローチを目指そう

2018年06月09日 10時41分38秒 | ゴルフ


60~70ヤード以内のアプローチ、グリーン周りのアプローチでは
大きくボールが曲がったり、大きく左右に飛んでしまったり
というのは滅多にないが、
フルショットの時と同じように
 逆球が出やすいアプローチをしている人がほとんど…
全員と言ってもいい状態なほど…です。

アプローチで逆球が出やすい動き、スイングは
同時に トップやダフリ、チャックリなどを生みやすく
ここが一番スコアに直結する箇所かもしれません。




まず 物理的にアプローチのミスを減らすには
できるだけ大きなロフトのクラブを手にしないコトです。
フルショットで丁度 という場合はよいと思いますが、
距離調整が必要な場合、
大きなロフトのクラブは ライ角度とロフト角度の関係から
思っているよりも繊細な道具になります。
距離に関しても 地面を転がる~横の移動距離に比べ
はるかに強く打たなくてはいけなく、
ミスをすれば 大ショート、大オーバーもありますから
出来ることならば 程よくロフトの立ったクラブを選択することです。


そして 出来るだけ逆球の出ないショットを練習しましょう。
ショット全般でもそうですが、特にアプローチでは
縦の逆球 というのがとても問題です。

多くの人が スイングの、ヘッド軌道の最下点で
ボールを捕えようとしていますが、
それでは ヘッドが下降途中、上昇途中
で当たる可能性も同時に秘めています。
先日も書きましたが、
下降途中で当たれば
 打ち出しは低め、スピンは多め、
上昇途中で当たれば
 打ち出しは高め、スピンは少なめ、
と全く別な、まったく反対な球筋になります。

その二つのショットは
同じスピードで打ったとしても
状況によって 全く違う距離になりますし、
そもそも 上昇途中でインパクトすれば
 着弾時にスピンがかかるような 球筋には成りえません。

俗にいうショルダーストロークのような形で
両腕で作るの三角形を固定し、肩を揺さぶる というのは
同時に 自分の体も揺さぶっているのですから
円弧は縦のつぶれた卵のような軌道になります。



スイングの時間進行とともに
右が下がり、左が上がりますから
ダフリ、トップ、チャックリ、だるま落とし、
それらのショットの隙間に
 まあまあうまく打てるショットが存在するようなトライなのです。

レッスンやプロがこの形でアプローチをするのも
よくよく見かけますが、 「なんだかなー」 という思いで一杯です。

ショットは あげる 下げる あげる の三行程ではなく
あげると下げるでお仕舞です。
下げるまま だと地面につっ変えてしまうので
その姿勢のまま 体が左を向くから 軌道通り
クラブは高くなり 地面につっかからないに過ぎません。

スイングもそうですが、ヘッドを上げる~下げる~上げる
と考えている限り、飛ばすには無駄なほどのスピードが必要になりますし、
ミスの頻度も非常に多く、体も痛めやすくなります。
アプローチでは スピンが効かない 効かない という
ボヤキをよく耳にしますが、そうやって打って
スピンが効くほうが不思議です。
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動かないシャフトのキックポイント論争…

2018年06月09日 10時31分29秒 | ゴルフ
シャフト選び

なんて ほぼ全く意味ない のが
現在の ゴルフ用品業界じゃないですか?

しなる 動く

という条件で 初めて キックポイント とか
スピードとか 特性は出る訳で
例えば ですよ
昔も書きましたが
車を選ぶとしましょう
加速がいい とか ブレーキがいい とか
ハンドリングがいい 居住性がいい とか
殆どの項目は 走って 動いて ナンボ ですよね

走らない 走らせない 動かさない 車 で
あれば スタイル とか 色 とか 価格
とかで 選ぶしかない訳で
動く性能は分かりませんし
動かさないで 車を使うのであれば
単に 5m×2m×1m の鉄の塊
普通の家庭であれば 邪魔なだけでしょう



現在 流通している
アフターマーケットのシャフトは
殆ど 動きません
正しく ゴルフクラブを機能させようとすれば
殆ど しなりません

材質も 10年前に比べれば
かなり低くなっている
趣味のモノ というよりは
売る側の 利益を生み出す「商品」でしか
ないと断言できるほどの代物 です。

撓らなければ 動かなければ
キックポイント なんて 選考の材料には
当然 ならないわけですし
もし 万が一 しなったとしても
キックポイントは 負荷をかけた時に
一番 外に膨らむ部分です
その部分が緩いから そこが膨らんでいるのか
その前後が緩いから 膨らんでいるのか
は 個々のシャフトによって異なりますし
全体のしなる先調子もありますし
局所的にしなる元調子もあります
手元の緩い 先調子もあれば
手元の締まった元調子もある

メーカーの特色にも差があるから
三菱系の元調子(あんまり無いけど)は
フジクラの先調子よりも より先調子っぽいし
グラファイトデザインの先調子は
三菱の中調子よりも もっとまったりしている

カタログの言葉尻だけを追いかけていては
それでは まるで
最高馬力の数値 だけを追いかけているようなモノで
それが どのシュチュエーションで出るのか
そこに行くまではどうなのか
そんなモノは無視されるような状態です。

遊びですから こうでなければイカン!
と言うのは勿論ありませんが
動かないシャフトのキックポイント論争
 ちょっと 淋しいですよね。
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逆玉を打たないスイングを覚えよう

2018年06月08日 10時20分38秒 | ゴルフ

ショットをいくつかに分類すると

①右に行く球
 左に行く球

②右に曲がる(右回転)球
 左に曲がる(左回転)球

③使用のロフトに対し高い球
 使用のロフトに対し低い球

④使用のロフトに対しスピンが多い球
 使用のロフトに対しスピンの少ない球

トップやダフリなどを除くと
微妙に関連づいている部分もありますが
この4種類、合計16通りの球があります。




多くの人は 左右であれば フェース面の向き →真っ直ぐ
上下であれば ヘッドの軌道 最下点でのインパクトを願望、
理想としている向きが見受けられますが、
その理想は 恒久的に答えが出ません。

ヘッドターン、ヘッドの返しをする場合、
スライスを避けようと ヘッドを閉じれば
その度合いやタイミングによっては
今度は引っかけフックになります。
それを避けようとするば 元の木阿弥でスライスになります。

また ヘッドターンは
フェースの向きだけでなく
ヘッド軌道にも影響を及ぼすので
ボールの左右の回転を作る基準がいつも動いている
サッカーでの動いてしまうゴールと同じです。



本当はこちらが重要なのですが
その左右の回転を作るのと同じ原理が
ボールの出球の角度、回転にもあります。

ボールを下がり行程でとらえれば
スピンは多くなりますが、出球は低くなります。
ボールを上がり行程でとらえれば
スピンは少なくなりますが、出球は高くなります。

上がり・下がりではなく、長さによる入射角度差ではありますが、
同じ 25度のロフトの フェアウェイウッドとアイアンの弾道特性
に似ているかもしれません。


二つは全く違う球筋です。

どちらが飛ぶか も一概には言えませんし、
地面にあるボールを あおり打ち・しゃくり打ち するのには
痛いミスのリスクが大変大きくなりますから
そのクラブの長さなりの 入射。。。
つまり下がり行程 を基本にするべきです。


弾道を安定させる、ショットを安定させるのに
なにがしかの 修正はあるでしょう。
しかし その修正そのものが
今度は逆の球、方向や回転、球筋が逆になってしまう
となると その度合いやタイミングに非常にが神経を使わねばなりません。

ゴルフクラブはその特性上、
当然 下がり行程で、ドライバーの長さであっても
それによってゆるくなったとしても下がり行程で打つ のが
そのクラブの本来の球筋で
ボールには左回転が入るように出来ています。

ですので その左回転を活かしていくのには
ボールの出球は右め でなければなりません。

その量や度合などを修正、調整する範囲であれば
逆の球は出ませんから、ショットに計算が立ち易いのです。



 そもそも 度合は兎も角 すべて と言えるショットは
何らかのミスです。
そのミスショットが使えるミスなのか?
計算がミスなのか?
それとも夢を追いかけてて
 出るはずもないナイスショットを追い求めるのか…
現実的で夢がないかもしれませんが、
 ゴルフは数字を競うゲームです。

打ってみないと
右に出るのか/左に出るのか
右回転がかかるのか/左回転がかかるのか
スピンが少なくなって出球がたかくなるのか
スピンが多くなって出球が低くなるのか
分からない というのは
 目隠しでボールを打っているのとあまり変わらないのです。

目隠ししてもボールが打てることを極めるのが
ゴルフの上達…というのは
なんだか亜流な気がしてなりません。

そういうゴルファーに限って 理想の球は『真っ直ぐ』と言いますね(*^_^*)
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ゴルフクラブ:芯で打つ!…何のコッチャ?

2018年06月08日 10時01分57秒 | ゴルフ



芯で打つ

何年も、どこの雑誌でも必ず出てくるフレーズです。
練習所でも よく耳にする言葉です。

でも ですよ
芯で打つ と言う言葉は
物理的には意味不明なので
想像で書きますが
「重心位置」で打つ  もしくは
その付近で当てる というコトを
指しているんだと思うのですが
もし そうであるのならば
例えば ウッド の重心位置は
箱の真ん中にあって 打面である
フェース面上にはないんです。

いまどきのウッドであれば
フェース面から 3センチも 4センチも
奥に重心位置(芯)があるので
通常、どんなことをしても
ボールとその芯は触れあう事が出来ません。

フェース面にあるその部分「らしき」場所は
測定上の場所であって
芯 ・・・意味合い的には中心、もしくは軸
では 無いのです。

それは アイアンであっても同じです。

ウッドに比べ 薄べったい構造にはなっていますが
芯 と呼ばれる部分は4ミリ程度 奥にあり
ボールの潰れ を割愛すれば
その芯とボールは触れあう事が
物理的に 「不可能」 なのです。



百歩、イエ 千歩 譲ってですよ
そのなんだか得体の知れない 「芯」で打つとしても
モノには 運動 移動の指向性、ベクトル が
存在する訳で
例えば 釘を打ちます。
釘の刺す、刺さっている方向を無視して
カナヅチの真ん中で叩いても
その釘の覚悟に対して 30度とか
45度 ズレた角度で叩いても
刺さらない、刺さり難い、釘が曲がってしまう
でしょ。

トンカチと同じ理論 で考えれば
一番重要なのは 何処に当たるか
ではなくて 釘の刺すべき「指向性」と
トンカチを動かす「指向性」の
エネルギーのベクトル が多くのコトを決めるのです。

ものすごく 時間の短い
一番速度の上がる インパクト付近で
ボールを 打面のどこかに当てよう
なんてのは 祈り や 願い 以外何物でもありません。
上手くなりたい と考えているのなら
祈りや願い で解決するのは
もう 終わりにしませんか・・・
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ゴルフスイング◆思い込み

2018年06月07日 12時16分41秒 | ゴルフ
さて、この写真を見てください。

携帯用のアプローチショットの虎本みたいなソフトの
案内に使われているものを拝借してきたのだが…。

ゴルフスイングは実体験から、と言うよりも
見た目の先入観 みたいなものが
過分に影響を与えている代表例になるかと思う。

この写真、何も解説が付かなければ
「アプローチは振り子」
3枚の写真を並べ、写真上に曲線の矢印・・・
3本のクラブ
グリップを支点、もしくはもう少し上を支点として
ヘッドは振り子の錘(おもり)
そう見えて間違いないと思う。

それを自分で真似てみるとこうなる。

クラブ、腕 それを
首の付け根辺りを軸点に
ヘッドを振りこの錘として使う。


さて、では先ほどの写真を解説してみよう。
ここに登場しているのは深堀プロ。
お手本として
グリーン周りのアプローチショットを
打ってくれている。
股関節から上を上半身、股関節から下を下半身
として分けて考えると、
左の写真、真ん中の写真、右の写真
股関節から上は殆ど何もしていない。
本能的な補足はあるとは思うが、
逆に動かさないように注意していると思う。
左の写真の姿勢を基本に
単に足回りを使って体を回転、体の向きを変えたに過ぎない。

ヘッドの重さを「振り子のおもり」として使っている動き
ではなく、クラブを動かさず
自分が動いた(向きを変えた)に過ぎない。

それを 振り子の動き ヘッドの重さを振り子のおもり
として「アレンジ」して真似てしまえば、
大豆で作ったハンバーグになってしまう。

アプローチショットやパターストロークで
振り子の動きをしてしまうと
首の付け根(背中側)が軸点になるので
ヘッド(クラブの)が右に行くと、ほのかに人間のヘッドは左に
ヘッドが左に行くと、人間のヘッドは右に動く ことになり
アドレス時にイメージしている最下点は
実際の動作中には必ず右にずれることになる。

それも振り子のおもりとして使っている
ヘッドの重さの作り出す不可抗力「遠心力」等の
振り子の弧の経路や大きさ、速度によって
度合いは異なる為、厄介である。

総じて、最下点が右にずれ
上向きのヘッドを動かす動きになれば
ショットで有れば、ダフリ、トップのミス
パターで有れば、フェースでは無くリーディングエッジ(歯)
によるストロークになってしまう。



圧倒的な強さで君臨した アニカソレンスタム
彼女のこのショットが振り子イメージの延長線上だろうか…


ジャンボのこのアプローチが振り子のイメージなのだろうか
よく よく 良く見て理解して頂きたい。
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セット内の硬さのバラつきはミスショット主原因

2018年06月06日 10時52分48秒 | ゴルフ



%で表すことは出来ませんが、
タイトルの通り セット内の
クラブ同士の硬さ/柔らかさのずれ(差)は
コースでのミスショットの小さくない原因です。
何個とは言い切れませんが
 俗にいう 三大要素 みたいなほど、ことは重大です。



例えば こういうことです。
練習場で メーカーの試打クラブの
同じ機種・同じ番手 の(例えば5番アイアン)
Ⅹシャフト(シャフトの硬さ)とRシャフトの2本
を借りてきた、とします。
ヘッド重量 長さ シャフト グリップ
基本的にシャフトの硬さだけが違う2本です。

その2本を交互交互、一球ずつ
たとえ空振りが出ようと、チョロしようと
打ち直しなしで一球ずつ交互に打つと
うまく行くと思いますか?

Ⅹシャフトの方がうまく行けば
Rシャフトは柔らかいですから、ダフッてしまったり
右に押し出しやシャンクも出るかもしれません。
逆に Rシャフトがうまく当たっていれば
Xシャフトは硬いですから、ボールに届かずトップしたり
引っかけてしまったり、当たっても飛ばなかったり、
どちらにしても ひっちゃかめっちゃか になるでしょう。

しかし この場合であれば、
単に自分はどちらが好きかを決める で済みます。

ところが この試打クラブ2本のような構成 が
自分のバックの中に存在し、
選択の余地なく 交互交互に使わなければいけないとすると
どうでしょう?

よくある 柔らかいシャフト装着のドライバーと
硬いシャフト(スチール)装着のアイアン のパターンだと
試打クラブでは シャフトの硬さ だけでしたが、
今度はさらに
柔らかいシャフトの方が長く、でかいヘッドが付いており
硬いシャフトの方は短く、小振りなヘッドが付いている
という小さくないオマケ付状態です。


かなりの確率で 体が疲れてきた後半 に
良くないことが起きそうですよね


スイングの良しあしは別にして
これは クラブ選択というか 選び方のミス から始まる
ゴルフ向上、スコアアップの妨げ です。
物理的なミス、コースへ行く前に起こっているミス です。




そして もう一つ、
実はこちらの方が深刻なミス… は
その二つの シャフトの硬さの異なる クラブを併用し続けること
それを何とか使いこなす(この場合は良い意味ではありません) 為
硬いシャフトのアイアンを打つ時、ボールを中、右寄りに置くようになります。

全員ではありませんが、8~9割の人はそうですね。
逆に言うと ボールの位置が明らかに違う、差がある、
ということは そのクラブのシャフトの硬さなどの特性に差があり、
人間の方が工夫しないと使いきれない という意味でもあります。

ボールを右に置く コトの良しあしは割愛します(ホントはダメダメです)
ボールを右に置くコト が問題なのではなく、
クラブによって、番手によって、機種によって
ボールの位置を変えるコトが問題なのです。

ボールの置き位置(左右)は
体の向き~目標方向とかなり密接な関係にあり、
右に置けば右を向きやすく、左に置けば左を向きやすくなります。
もう一歩突っ込むと、体が左を向いていると
 実際の位置よりも中に置いた形になり、
体が右を向いていると 実際の置き位置より左に置いた形になります。
複雑でしょ?!

番手や機種によって
ボールの位置を動かしてしまうと
体の向き
そして 体の向きに対する本当のボールの位置
というのが非常に曖昧になり
ラウンド中、傾斜や状況、体の疲れ具合 などによって
ボールの位置、体の向きが非常にばらばら
規則性のないモノになり易い、とってもなり易いのです。


☞XシャフトとRシャフトほど、
いやそれ以上のシャフトの硬さの差があるクラブを交互交互に打ち、
打つ度に ボールの置き位置がばらばらになり、
体の向きもバラバラになりやすい
この環境で うまくラウンドをこなす のは
とても大変だと思いませんか?
コメント
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