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工場長養成塾ハンドブック /ものづくり・工場改善 +アルファ 

2018年06月17日 | ものづくり・工場改善 +アルファ

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第315回記事(2016年11月28日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 工場長養成塾ハンドブック /ものづくり・工場改善 +アルファ 
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今までは、
「ものづくり・工場改善 〇〇」のタイトルで、複数のカテゴリーの複数の本を紹介していましたが、
今回からは、本の冊数がそれほどはないカテゴリーをまとめて、
「ものづくり・工場改善 +アルファ」
というカテゴリーにしてご紹介します。
含めるカテゴリーは、①品質管理、②人材育成、③コストダウン、④購買管理などになります。

初回の今回は、
人材育成に関係する「工場長養成塾ハンドッブック」の紹介です。
(名古屋工業大学工場長養成塾編、日刊工業新聞社発行、2008年初版、定価1400円(当時))

この本は、
中部・名古屋地区の大学・企業が産学共同で今も取り組まれている、
工場長の養成を目標とする工場長養成塾の中の、
基本テキストを改編して出版したものです。
(工場長養成塾は現在も継続されていますので、詳細はキーワード「工場長養成塾」で検索ください。)

工場長養成塾の目標は、
製造現場の問題に気付き、考え・行動して改善する人材を育成することになります。
そのため、ゼミ・実習・実践・視察と内容は多彩ですが、
本は基本テキストのみを改変して出版されたものです。
(そのため、実践的な部分がない分、もの足らないと思われる方もおられるかもしれません。)

本の構成は、
第1章 「工場長はどうあるべきか」
第2章 「アピールできる工場づくり」
第3章 「今日の生産を達成する」
第4章 「明日に向けての改善」
第5章 「将来を築く人材育成」
となります。
(個人的には、読まれる順番は第2章より先に、第3・4章を読まれるのが良いと思います。)

塾に込めた思い と 目指す工場の姿 は、
 塾に込めた思い=「人は現場で育つ」
 目指す工場の姿=故障ゼロ、遅れゼロ、運搬ゼロ、不良ゼロ、限りなく在庫ゼロ、災害ゼロ

本を読んでの感想は、
①正直物足らないと感じました。それは現場が無く、机上で本を読むというスタイルのためでしょうが。
②工場長の養成のテキストを他に探してみました。しかし、殆ど見つからない。工場長という大事な人材の育成なのに。
その点から、大変貴重な本・テキストと思われます。
③本の中にいろいろなタイプの工場長が出てきます。工場長の性格・考え方次第で進む方向が変わります。どの方向が良いというわけでなく、個性ある工場をこの本を読んで実現していただきたいと考えます。

本の写真


                               井上直久

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ものづくり・工場改善 / 財務・原価(1) はじめに

2018年06月10日 | ものづくり・工場改善 財務・原価

暖かくなってきましたね。
会社への道で、梅の花がきれいに咲いていましたので、思わず
「パチリ!」
と写真を撮ってしまいました。



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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第364回記事(2018年3月19日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
 ものづくり・工場改善 / 財務・原価(1) はじめに
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ものづくり・工場改善の新しいシリーズとなる「財務・原価」を思い切って始めることにしました。
中小企業の経営者の方が、あの難しい財務諸表をどれだけ見られているのだろうかと疑問を持っています。
もしかして、損益計算書(P/L)の利益の欄だけを見ておられるのでは。
それだけ、財務諸表は難しいと思いますし、
私も好きにはなれないものです。
ただし、財務諸表は経営の通信簿なので経営者の方は決して避けて通ってはいけないものであり、
経営改善の糸口にもできるものだと思います。

このシリーズに敢えて取り組もうと思ったのは、京都の中小企業診断士の12月の勉強会の講師の方の本を読んでいて、
その表紙の下記の言葉に感じるものがあったからです。
  今こそ、
  ”状況定義能力”を鍛えよ!
  あなたの言葉は、社長に届いていますか?

詳細等は次回以降の記事に譲るとして、
記事にすることを考えている本を列挙しておきます。
  (1)財務3表一体理解法 國貞克則 朝日新書
  (2)コストに「時間」のモノサシなし!だから製造業はもうからない 小山太一 日刊工業新聞
  (3)トップコンサルタントの計数力 船井幸雄×山本純子 同友館

また、記事の中で製造業の原価計算は、わざわざ工業簿記があることからも、一般の(?)簿記とは別種のもので
なぜか難しいものと思ってしまうことがありますが、そんな点にも切り込めたらと思っています。

井上 直久

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