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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第224回記事(2014年12月22日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
タイトル 経営の本棚 ⑪ 「カレーの経営学」 井上岳久
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このカテゴリー(経営の本棚)の第2回目ですが、「回転寿司の経営学」(著作:米川伸生。出版:東洋経済社。)という本を紹介しています。この「カレーの経営学」はその姉妹書になります。
カレーは私は大好きですし、皆さんも好きではないでしょうか。そのため、興味がわいて一気に読んでしまいました。
カレーについて造詣の深い著者(かつて横浜にあったカレーミュージアムの館長。その後、カレー総合研究所代表)が、カレーの王者とも言えるハウス食品さんを中心に、勝ち続ける驚異の仕掛け・ノウハウを綴っています。
しかし、一番興味を覚えたのは、チャレンジャーとなる企業さんのチャレンジです。具体的には、
大塚食品さんのレトルトカレーの開発
グリコさんの熟カレーの開発・発売
中村屋さんの高級レトルトカレーの発売
などなど。
最近は、レンジで温めることができるレトルトカレーも発売されています。
さらに、売り上げでは2番目のS&B食品さんも頑張っておられますので。
データ
ページ:169p
定価:本体1500円+税
出版:2012年
その他、著者や出版社は上記文章を参照ください。
井上直久
第212回記事(2014年10月6日(月)配信)・・・・毎週月曜日配信予定
それは9年前の2005年のある日でした。
新聞の片隅にある小さな記事を目ざとく見つけ、たいへん残念な気持ちになりました。
その記事は、ヤマト運輸の元社長の小倉昌男さんが亡くなられたとの記事でした。
享年80歳。(日本ではなく)アメリカで。
小倉さんは、宅急便の関係で名前をご存知の方が多いと思います。しかし、
私には、福祉の関係、特に作業所の工賃アップの活動をされていることでよく知っていました。
そして、静かにご冥福をお祈りした記憶があります。
記事を書くために、この本を何度も読み返しました。
そして、「名著」であるとの思いを新たにしました。
それは、事業をするにあたり、特に新たな事業である宅急便事業を起こすにあたり、
どれだけ「論理的に考え」られて実行されたかが詳しく書かれているいる点です。
とにかくその1点だけを強調しておきます。
(正直多くの良い点を書きたいです。
しかし、多くのことを書くと、この「論理的に考える」という点がぼやけてしまいますので。
この点だけにしました。
名著です。一読されることをお勧めします。)
井上 直久