実家の庭にて、ハナトラノオ。
お尻が三角形の珍しい蜂が多数蜜を吸いに来ていました。
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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第442回(2021年9月20日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
ものづくり・経営改善 生産管理システム/「生産管理システム」の正しい使い方:本間峰一
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この本の正式なタイトルと、サブタイトルは以下になります。
タイトル:誰も教えてくれない「生産管理システム」の正しい使い方
サブタイトル:その運用で儲けがでていますか?
この本なかなか説明するのが難しいですね。
いろいろ考え考えた末に、以下のように章ごとの表題とその内容・ポイントを
書き出してみました。
第1章 わが社の生産管理システムは本当に役に立っているのか?
章題通りに8つの役立っていない事例が挙げられています。
事例としては、「システムを伝票発行にしか使っていない」や
「購買品の調達だけに使っている」です。
活用できていない理由は、「当社は特殊だ」そうです。
第2章 生産管理データで生産の実態を分析する
章題の生産の実態を見るには、数値データを分析することです。
具体的には、過剰在庫と納期遅れと工場稼働率の3点でしょうか。
過剰在庫は、「ほんま式在庫分析表」で洗い出したらどうかという提案があり。
現場ヒヤリングをする場合も、必ず、数字分析をしてからとのことです。
第3章 生産管理システムは何を変えるか?
活用すればどんな経営管理効果が出せるのかが記載されています。
具体的には、事務工数とリードタイムと在庫と工場利益の4点でしょうか。
システムベンダーの言われるがままにシステム導入した会社が圧倒的多数だそうです。
第4章 MRP生産管理システムが生産の邪魔をする
生産管理パッケージには重宝される標準機能が多数あります。(101p)
ところがMRPが理想どうりに使えない(場合がある)。
その理由である、変更への対応力と欠品への対応力と進捗遅れの見極めが書かれています。
弱みがありますね。
MPRこそが日本の製造業者の生産管理レベルを大きく後退されたと書かれています。
第5章 生産管理システムへの疑問
関係者が感じることの多い疑問が掘り下げられています。具体的には、
受注生産企業に生産計画機能は必須か?(回答は126pから)
原価管理が生産管理の邪魔になる?(回答は130pから)
在庫削減を推進したら利益が減る?(回答は132pから)
最後に、マスターデータの設定が重要なことが書かれています!!
第6章 生産管理システム活用に向けて気をつけること
活用で気をつけることが書かれています。問題は3つに分類されており、
「事業環境問題」具体的には、人手不足と外注。
「システム会社対応問題」具体的には、ベンダーの売り込みを文句を信じるな。
「ユーザ部門対応問題」具体的には、関係者の巻き込みと、工場と営業の協力。
データ
著者 :本間峰一
出版社 :日刊工業新聞社
出版年 :2018年
ページ数:189p
外観 :
井上直久
お盆の草取り中に飛んできた蝶です。
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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第441回(2021年9月6日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
産業人タルノ本分二徹シ・・・ / 松下幸之助 / 経営の一言
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最近は、「製造業はなぜ儲からないのか」、というテーマで色々と調査をしています。
その中で出てきたのが下記の松下幸之助さんの言葉で、
松下電器(現在のパナソニック)の大躍進の出発点となった綱領です。
(大変有名な言葉です。)
儲けようとは書かれていない。
日本のモノづくりの原点と考えられます。
「結果として儲かる会社」。
でも大変難しいですよね。
結論は、お客様(や最終ユーザ様)に今まで以上の顧客価値を提供できるかということに
なるように思います。
綱領
産業人タルノ本分ニ徹シ
社會生活ノ改善ト向上ヲ図リ
世界文化ノ進展ニ
寄與センコトヲ期ス
※図は旧字
井上直久