百歳に向かってもう一度歩いて世界一周

平成7年1月1日より歩いて世界一周に挑戦して居ますので引き続き続けますのでご照覧あれ!

岡倉天心の詩

2018年07月08日 18時42分02秒 | 

  百歳に向かってもう一度歩いて世界一周 7月 8日(月) 晴れ

 私の部屋にはY理事長から土産に頂いた岡倉天心の書が飾られている。それが読めないし、意味も判らない。

 諦めて居たが、最近のスマホは解説がたいへん親切丁寧に知らせてくれるというのでやってみた。

 《讀み》天を仰げば自ずから初め有り 物に観ずればに吾を無に 星気は秋剣を揺るがし 氷心玉壷を裂く

                  

       
       
       
       
       

 

   百歳に向かってもう一度歩いて世界一周 7月 8ページ日(日

 

日数「日」

総歩数(歩)

総距離(m)

平均歩数(歩)

今  日

    1        

17,503

10,502

  17,503

今  月

8

124,217

74,530

15,527

今  年

99

1,488,561

882,036

15,036

2005年から

4,751

76,362,970

51,671,784

16,073

70歳の誕生日から 

8,253


158,093,918

109,089,634

19,156

  北太平洋アリュウシャン列島アッツ島まで330,216m

大相撲名古屋場所 初日 1勝0敗 〇 御嶽海 押し出し ◉ 阿炎

       
       
       
       
       
       

 

 


 涼州詞 (養気集より)

2013年03月05日 12時15分55秒 | 

  

歩 い て 世 界 一 周  3月5(火) 晴れ

 

 

日 数「日」

総歩数(歩)

総距離(m)

平均歩数(歩)

今  日

        1 

17,049

11,934

 

今  月

87,856

61,288

17,571

今  年

64

1,069,623

748,736

16,713

2005年から

2,995

42,388,342

29,671,839

14,153

70歳の誕生日から

6,527

124,338,478

87,036,035

19,050

 

イツ・オランダ、ベルギー.、フランス.イギリスを経てアイスランドのレイキャビックに向かう、後 271,024m

                       

             

             

                            
                                         涼州詩 王翰作

 葡萄ノ美酒 夜光 ノ杯 飲マント欲スレバ 琵琶馬上ニ催ス 酔ウテ沙場ニ臥ス君 笑ウ莫レ 古来征戦 幾人カ回ル   

 私は芝商の時代、吟詠部に所属していた硬派の男で、漢詩と云えば愛国精神の高揚・学業成就・悲憤慷慨・英雄豪傑を誇示するような闘争精神旺盛な詩が多かったし、それを吟じて互いの士気の高揚を図ったのだが、中国のこの詩を見て愕然とした。

 戦場に向かう兵士ならば、出陣の冷酒に勇気凛凛敵を圧倒する気概を述べる決意表明をするのかと思えば、このていたらく。酒に酔って砂漠で寝てしまい、笑わないで呉れよ。戦場から生きて帰れるものは昔から何人居ただろうか?いやいやしないと、嘆き悲しむとは余りにも情けない、と思って居たものだ。

 この年になってこの詩を読み返して見て、自分の気持ちをこんなに素直に飾らずに述べている詩に感動している。そして辺境の地に在りながら、馬に乗って、夜光杯で美味い酒を琵琶の音を聞きながら飲む、その心境、美しい情景を詠んだ詩に、真情がにじみ出ている。酔って砂漠に寝転がるも良い。笑わないでくれ、と言ってるが、こんな素晴らしい詩を読めた詩人の詩心に感動するばかりだ。古来征戦幾人か帰る。最果ての地で散るかもしれない、いや朽ち果てるであろう最後を思う時の心情を余すことなく言い表している。みごと!戦争はいけない。殺し合いはいけない。

 私も中国の土産品屋で夜光杯を買って来たが、葡萄の美酒が月の光に照り映えて見えるような優雅なものじゃない。でも中国の白酒は強いので小さな夜光杯で嗜んでいる。

 巻末に押してある蔵書印は私が手に入れたいと願っていたものだ。大橋図書館で「自分が読んだ本には蔵書印を押して大切に保管せよ。蔵書印は魂を入れて作れ、」と記されているのを見た。著名な学者の蔵書印も数々見たので、子供心にも負けじと考えた。中央に高主蔵書と入れたかったが字が小さくなるので書を省いて高主蔵とした。

 両脇には口で読む、耳で読む、心で読むとの思いから「読書三到」とした。これを選択するには随分時間が掛かった。15歳の子供にしては良くぞ選んだものだと我ながら感心している。給仕の日給が65銭の時、スズラン通りの大きな印章店に5円で作って貰ったものだ。一生の宝物で大事に仕舞って置いたが、今は手元にない。旧宅の何処かに眠っていると思って居る。