審査について
昨年、作品コンクールの審査をたのまれて、高校へ行ったとき、棚沢先生が審査を始めていました。しばらく見ていましたが、なかなか進まない様子でした。
このままいくと、何時間もかかってしまいそうな感じに見えました。そこで、やり方を教えました。
大体、5段階に区分けして、その後で決めて行くといいよと話しました。
まずは、ABCの三段階に分けようと言いました。そして、AとBで迷う場合をAB、BとCで迷う場合をBCとして中間を作ると、これで5段階になります。
本当は、特選と秀作と佳作の三段階に分ければよいので、ABCで良いのですが、なかなか迷うものがあるので、すぐには決められません。
一応これで、1回目の審査を終えます。
次は、審査の初めと終わりでは、審査の基準が変わってしまうので、もう一度やり直す必要があります。
Aと決めた作品を全て床に並べて、その中の良い物を賞候補にします。
次に、Aの中で良くないものをABに落とします。
Bと決めた作品を全て床に並べて、その中の良い物をABに上げます。
次に、Bの中で良くないものをBCに落とします。
Cと決めた作品を全て床に並べて、その中の良い物をBCに上げます。
これで、二回目が終わります。
そうしたら、ABの集団をAとBに最終決定します。また、BCの集団をBとCに最終決定します。
これで、ABCが決まりました。
ーーーーーーーーー
最後は、特別賞を決めますが、Aの中から賞候補を選んでおいたものを全て並べて、悪い方から落としていきます。
賞は、全部で19点です。
そのため、賞候補はできれば30点以上ある方がいいかなと思います。
そして、段々と絞っていき、19点に絞ります。
その後で、最優秀賞1点、優秀賞3点、審査委員長賞5点、学園奨励賞10点を決めます。その時に、最優秀賞をどれにするか、その候補を5点くらい選びます。それから、みんなで投票をして、決めます。
審査は、顧問の棚沢先生と私が中心にするのですが、最後の賞を決める部分は、生徒からも審査員を出して、投票で決めます。一応、どれが最優秀賞に選ばれても良いと思える作品を取り上げます。5点くらいあると良いと思います。
あまりにも、飛びぬけて良い作品がある場合は、投票をしないで決めることもあります。
そうして、最優秀賞が決まると、その次に優秀賞を3点決めていきます。大抵は最優秀賞を決めるときに、競った作品があるので、それらの作品が必然的に、次の賞になっていきます。審査委員長賞が決まれば、終わりです。残りの10点が、学園奨励賞です。
こうして、審査が終わります。
結構、大変な作業です。
ーーーーーー
しかし、今、語らなかったもっと難しい審査があります。
実は、油絵が出て来ます。油絵は、水彩画より良く見えます。だから、油絵だけで同じようにABCを決めて、最終的に賞候補として出てきたものを、特別賞を決める段階になったときに、一緒にします。
だから、先ほど賞候補を30点以上にすると良いと言いましたが、その時点で水彩画と比較するようにします。
油絵は、絵具の性質上、密度が出て、色の発色が良いので、水彩より良く見えるから、その分を少し差し引いて判断するようにしました。水彩画は絵具につやがないので、本来はガラスでみせるのです。ガラスに入った額に入れて、初めて対等に比べられるのです。
そのことを踏まえて、審査しました。
ーーーーー
このコンクールは、絵画のコンクールなので、デザインやポスターは出さないようにしてくださいとお願いしてありますが、明らかにポスターだと分かった場合は、審査をしません。
ただ、デザインなのか、抽象絵画なのか判断のつかない場合があります。その場合は、こちらの判断で、決めさせていただきます。
ーーーー
そんなことを注意しながら、審査は行われるのです。
昨年、作品コンクールの審査をたのまれて、高校へ行ったとき、棚沢先生が審査を始めていました。しばらく見ていましたが、なかなか進まない様子でした。
このままいくと、何時間もかかってしまいそうな感じに見えました。そこで、やり方を教えました。
大体、5段階に区分けして、その後で決めて行くといいよと話しました。
まずは、ABCの三段階に分けようと言いました。そして、AとBで迷う場合をAB、BとCで迷う場合をBCとして中間を作ると、これで5段階になります。
本当は、特選と秀作と佳作の三段階に分ければよいので、ABCで良いのですが、なかなか迷うものがあるので、すぐには決められません。
一応これで、1回目の審査を終えます。
次は、審査の初めと終わりでは、審査の基準が変わってしまうので、もう一度やり直す必要があります。
Aと決めた作品を全て床に並べて、その中の良い物を賞候補にします。
次に、Aの中で良くないものをABに落とします。
Bと決めた作品を全て床に並べて、その中の良い物をABに上げます。
次に、Bの中で良くないものをBCに落とします。
Cと決めた作品を全て床に並べて、その中の良い物をBCに上げます。
これで、二回目が終わります。
そうしたら、ABの集団をAとBに最終決定します。また、BCの集団をBとCに最終決定します。
これで、ABCが決まりました。
ーーーーーーーーー
最後は、特別賞を決めますが、Aの中から賞候補を選んでおいたものを全て並べて、悪い方から落としていきます。
賞は、全部で19点です。
そのため、賞候補はできれば30点以上ある方がいいかなと思います。
そして、段々と絞っていき、19点に絞ります。
その後で、最優秀賞1点、優秀賞3点、審査委員長賞5点、学園奨励賞10点を決めます。その時に、最優秀賞をどれにするか、その候補を5点くらい選びます。それから、みんなで投票をして、決めます。
審査は、顧問の棚沢先生と私が中心にするのですが、最後の賞を決める部分は、生徒からも審査員を出して、投票で決めます。一応、どれが最優秀賞に選ばれても良いと思える作品を取り上げます。5点くらいあると良いと思います。
あまりにも、飛びぬけて良い作品がある場合は、投票をしないで決めることもあります。
そうして、最優秀賞が決まると、その次に優秀賞を3点決めていきます。大抵は最優秀賞を決めるときに、競った作品があるので、それらの作品が必然的に、次の賞になっていきます。審査委員長賞が決まれば、終わりです。残りの10点が、学園奨励賞です。
こうして、審査が終わります。
結構、大変な作業です。
ーーーーーー
しかし、今、語らなかったもっと難しい審査があります。
実は、油絵が出て来ます。油絵は、水彩画より良く見えます。だから、油絵だけで同じようにABCを決めて、最終的に賞候補として出てきたものを、特別賞を決める段階になったときに、一緒にします。
だから、先ほど賞候補を30点以上にすると良いと言いましたが、その時点で水彩画と比較するようにします。
油絵は、絵具の性質上、密度が出て、色の発色が良いので、水彩より良く見えるから、その分を少し差し引いて判断するようにしました。水彩画は絵具につやがないので、本来はガラスでみせるのです。ガラスに入った額に入れて、初めて対等に比べられるのです。
そのことを踏まえて、審査しました。
ーーーーー
このコンクールは、絵画のコンクールなので、デザインやポスターは出さないようにしてくださいとお願いしてありますが、明らかにポスターだと分かった場合は、審査をしません。
ただ、デザインなのか、抽象絵画なのか判断のつかない場合があります。その場合は、こちらの判断で、決めさせていただきます。
ーーーー
そんなことを注意しながら、審査は行われるのです。