未経験の方々から一番多いご質問は、「食べることが出来るの?」です。シュガークラフトに携わっておられる方々には釈迦に説法ですので、未経験の方々へ。
通常のレッスンでは、(ケーキの形に仕上げる作品の場合)、中は発砲スチロールを使用します。円形以外に楕円形・花形も有り、自分で思いの形にカットすることもあります。
今週金曜日のレッスンでは、本物のケーキを使ってレッスンすることになっていますので、事前に焼いておきました。多めに焼いて、一昨日のKさんのレッスン終了時のティータイムにもお召し上がり頂けるようにしました。(上記写真)
「あれっておいしいの?」「長持ちするって本当?」 そういったご質問をお受けすることが多いですが、焼きたてのフルーツケーキは美味しいのですよ~~~!私は大好きです。焼いた時は、当分の間、毎朝お紅茶と共に戴いてしまいます。(笑) Kさんも「おいしい~っ」と叫んで下さっていました。
「イチゴのふわっとしたケーキじゃダメなの?」と聞かれることも多いですが、上面に砂糖細工を施しますので、その重みに耐え得るケーキが必要ですし、本来は《先ずは、しばらく飾って眺めていただく。それから切り分けて食べていただく愉しみを味わっていただく》という事が目的でもある観点から、長持ちする配合が適切です。 スパイスや洋酒漬けのフルーツ・クルミなどをたっぷり入れることで先ず日持ちのする配合。そのケーキをシュガーペーストでぴっちりとカバーし(先にマジパンでコートする事もあります)、ケーキボードとの間にも空気が入らないようにぴっちりと接着します。そうすることで酸化を防げる訳ですね。ケーキボードに乗せる時にもボードに洋酒を塗って、いわば《消毒》することで日持ちが可能となるわけです。 *SugarBouquetRuri* 宮本瑠璃