『瑠璃のシュガーな時間』シュガーアート・シュガークラフト・アイシングクッキー宮本瑠璃教室(兵庫芦屋大阪)教室開講サポート

パティシェ様・フラワーデザイナー様もお越し下さる宮本瑠璃独自の大人可愛いお教室。皆様のレッスン作品のご紹介とあれこれ

気になっていたお店『サイゴン パリス』    ~Saigon-Paris Garden~

2006年03月30日 | お出かけ・街歩き・イベント参加

Photo_22 Photo_21 芦屋市大枡町の角に一風変わった店構えのお店が出来てから ず~っと気になっていたのに なかなか訪れることが出来なくて。でも、やっと行って来ました! 

《Saigon-Paris Garden》 最初はお花屋さんかな?と思ったけれど、ベトナム料理のお店です。

美味しかったです☆ 「あそこは夜もいいよ」と聞いていたけれど、確かに。厨房は異国の方々でまかない、フロアーは日本人の男性が。この男性がなかなかのイケメンなんですよね~♪ 清潔感があって爽やかなお人柄が好印象です☆ ただ、トイレが仮設トイレだったのでびっくり。でも、それもケイサンかも☆ 中に入るとこげ茶色の簾?が掛けられていて、ベトナムらしいといえばベトナムらしいし、航空ショーなどに置かれている『やむなき仮設トイレ』とはまた違う意味合いなのでしょうね。

ニューヨークに居た頃、「どの国のcuisineがscrumptiousか?」という会話になった時、英語のエイミー先生が「べトナム料理がサイコーよ~♪」とガムを噛みながらもニンニクの匂いをプンプンさせて言っていたあの場面が何故だかずっと忘れられないでいる。

その頃はまだベトナム料理を食べたことがなかった私は、以来、花輪くんチに刺激を受けてはピーナッツバターやマロングラッセなど未知のものを「食べたい食べた~い!」とせがむちびまる子ちゃんのようにベトナム料理を追い求めた。

う~ん、ベトナム料理は確かに魅力的。日本食が続くと味にバリエイションを求めてベトナム料理のような濃い味のものを食べたくなる。でも、無性にチャイニーズタウンで飲茶バイキングをお腹いっぱい食べたくなることもあるし、本場イタリアンのカルボナーラを食べたくなることもあるし、上品なフランス料理やコクのある台湾料理を食べたくなることも。やはり、多国籍のお料理をぐるぐるとグルメ巡りすPhoto_1るのがいちばん良いですよね♪

ベトナム料理は撮影のタイミングを逸してしまったけれど、最後のデザートは余裕を持ってパチリ。ベトナムコーヒーって、やっぱりハワイのコナコーヒーと似てる。このコーヒーの味が大好きなんだな~♪

サイゴンパリスは、芦屋に居るということを忘れさせてくれる雰囲気があります。東南アジアへ旅行に行きたくなりましたよ。  宮本瑠璃


原田雅彦選手 ありがとう&お疲れさま

2006年03月29日 | 文化・芸能・スポーツ

《長野の金》・・・、あの頃は、まだ会社勤めをしていて、お昼休みだったか外出先だったかで、心から幸運を祈りながら原田選手のジャンプを見守ったのを記憶している。結果、見事な大ジャンプ!(原田選手を想ってほっとした)  残るは船木選手。「ふなきぃ~~~、とんでくれ~、ふなきぃ~」画像は視界を失いそうなくらい降る大雪。TVを通して聞こえて来た原田選手の声が今でも耳に残っている。《原田といえば笑顔》。ご本人が一番クサリタイであろう時でさえ、マスコミにも笑顔を見せ続けてくれた。

その原田雅彦選手が、28年間の競技生活を締め括るラストジャンプを見せてくれた。《栄光と挫折の繰り返しの人生》と言われているけれど、研ぎ澄まされた人たち(ものたち)の中で切磋琢磨する人生に身をおく人達は、誰しもが同じ思いをし、同様の苦悩がある筈。

そんな時、スポーツ選手達は、どのようにして奮起し、這い上がるのだろうか。原田選手においては、「原田は原田。あなたらしくやればいいんじゃない?」どん底に居た時に声をかけてくれた奥様の言葉だったと言う。

そういえば、荒川静香選手も同じようなことを言っていた。自分のスケートに思い悩む日々、立ち寄ったインターネットカフェで、「荒川さんは荒川さんらしく《美しく》滑ってください」という書き込みを見て、(そうだ、そうなんだ。私は私らしく美しく滑ろう!)・・・そう思ったのだと。

《自分は自分らしく》  ・・・そう思うことが自分を再起させることが出来るかといえば、それは人によって個人差がある。たまたま原田選手にも荒川選手にも持って生まれた才能だとか後天的な人並みならぬ努力によって培われたものがあってこその再起であって、誰しもが《自分は自分らしく》と思うことでスランプから抜け出せるとは限らない。が、少なくとも《気持は救われる》と思う。かつての自分の栄光を思い出し、(栄光とまでは呼べなくても、良かった時代を思い出し)、その時の自分に誇りと自信を持ち、良かった点を大切にもう一度磨きなおせば、新しい何かがまた生まれてくるのではないだろうか。

原田選手のように、人に感動を与えられる人は素晴らしい。けれども、その裏には人並みならぬ努力が存在する筈。努力せずして人を感動させることが出来る人なんていないと思う。その努力、努力の原田選手のジャンプ人生に、そして 同じ思いで支え続けた奥様に心から喝采。


娘よ  ~卒業おめでとう~

2006年03月24日 | ブログ

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私のところに生まれて来てくれてありがとう

今日まで健康でいてくれて、笑顔いっぱいで溌剌と生きてくれてありがとう

いつ見ても楽しそうだよね

小さい時から楽しく過ごすことが得意だったネ 退屈そうにしている姿なんて見たことがない  「一日24時間じゃ 足りないよ~」 1年生の時にそう言っていた

そんなイキイキとしたあなたが羨ましいほどだった

辛い時、嫌なことがあった時、何度あなたの笑顔に助けられて来た事でしょう ひまわりのようなあなたの笑顔がいつも私のエネルギー源

不平不満の多い私の話を嫌な顔せずきちんと聞いてくれるネ。先ずは私の考えを肯定してくれ、その上で、コドモなのにマリアさまのような広いお心で 相手を理解して差し上げるようにと言わんばかりの指針を促してくれるあなたは 一体どちらが母親? 見た目は幼児さんのちょっと大きいの・・・だけど、中身はなかなか頼もしい。笑

そんなあなたがもう小学校を卒業・・・    Cimg6564

もう12年も一緒に暮らして来たんだね  《たった12年》に感じるよ・・・

自分で自分のことが好きで、沢山の仲間に愛され、楽しくユカイな人生を送れますように・・・

やさしくされる喜びを知ればひとにやさしく出来るでしょ、悲しみを負わされる辛さを知ればひとに悲しみを与えないでしょ。

母はずっとあなたの大地でいたい。いるからね。

あなたの下には大地があって  あなたの周りに人はいる

大地があるから立っていて    人がいるから倒れない

大地があるから立っていて    人がいるから倒れない

日付が変わってしまったけれど、小学校卒業 おめでとう♪


フランスのウェディングケーキのスタイル                               

2006年03月23日 | シュガーアート・シュガークラフト

ウェディングケーキの歴史を語ろうとすると古代ギリシャ、紀元前ローマに遡るそうですが、17世紀には、招待客が持ち寄ったものを高く積み上げ、崩れないよう糖衣で固め、この高さが高いほど二人の生活が豊かで幸福なものになると言われていたそうで、これが今日のウェディングケーキの基本になったそう。

フランスではシュークリームを飴で固めて積み上げる《クロカンブッシュ》がお祝いの席にあり、列席者に振舞われる。

そういえば、昨年夏、フランスへ行った時、お邪魔させていただいたティエリーさんのご両親宅で、お持て成し下さったフルコースにあった☆  やはり、かしこまった席でのお持て成しのデザートが『ル・クロカンブッシュ』なのだというお話は本当だった☆

  Photo_20   左が一般的なル・クロカンブッシュ

右がティエリーさんのママとティエリーさんのママお手製のクロカンブッシュ。シュークリームの中身はバニラアイスで、また、飴ではなくてチョコレートで固Cimg4620_1めて積み上げられていた。「おもてなしのデザートよ」との事だった。

フルコースの内容は、たっぷりのフォアグラに始まり、インゲン豆のスープ。「今朝釣って来たのよ」とおっしゃって白身のお魚を焼いたものをソテーしたほうれん草のようなものの上に乗せて下さり、かなりおなかが一杯になって来たところでフィレステーキ☆ そしてアップルワインにこのクロカンブッシュ。そしておきまりのチーズバイキング☆☆☆   マンステール、カマンベール・ド・ノルマンディー、ゴーダ、ブルー・ドーベルニュなどなどが盛られたトレイを順に回し、銘々が好きなだけ切り分けて取って行く。このトレイが何周も何周も回る。

Cimg4626 フランス人は大のチーズ好き。一人当りの年間消費量は日本人の何倍だったかしら。お腹が一杯になった後で、いつまでもいつまでも沢山のチーズをワインと共に愉しいお喋りで戴く・・・という噂は本当だった! (私はと言えば胃袋が苦しくて苦しくて・・・、とても戴けなかった ザンネン)

お出し頂いたクロカンブッシュは、左写真ほどの高さはなかったけれど、3段くらいに積み上げられていた。塔のままテーブルに出されて、ご主人が銘々にサーブして下さった。お客様も見て楽しめるステキなお持て成しデザート♪、なかなか良いですよね!  宮本瑠璃

《パリの思い出》

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Cimg4576  凱旋門、凱旋門の屋上から見たエッフェル塔、エCimg4602ッフェル塔のある広場


今田美奈子先生のお言葉に泣けて・・・

2006年03月23日 | インポート

先日の日曜日、シュガークラフトの試験を受けた。筆記の一つに『ウェディングケーキの歴史』が出ることになっていたので、試験会場に向かう前にふと、今田美奈子先生の本も見ておこうと思いついた。そうしたら、ニコラス・ロッジ氏の英文と凡そ同じようなことも書かれていたが、ハタと立ち止まり考えさせられるお言葉がそこにあった。

『近年、・・・・・・、器具や色素の開発が盛んになり、商業的かつ必要以上の技巧に走りすぎる傾向が懸念されています。国際化時代のいま、シュガーケーキが世界中の人々の心をつなぐもてなしのお菓子として、多くの人々が正しい知識や技術を見につけ、お菓子としての品格を保ちながら創造を楽しむ生活芸術として広められていくことを念願します』と。

その中の『必要以上の技巧に走りすぎる傾向への懸念』『お菓子としての品格』、これらのお言葉に胸が詰まった。

『自分の作りたいものを思いのままに作れる喜び・取り合わせたい色を自由に取り合わせられる気持ちよさ』を味わいたくて、たまたまシュガークラフトを媒体にして今日まで来た。本来、私の作風を好きになって下さる人がいて、お気に召すものを作り上げるお手伝いが出来て、『創る楽しさ』を共感出来るお仲間が増えたら♪・・・とだけ 当初は考えていた。ところが、実際は、シュガークラフトのご経験者が多く習いに来て下さることで、最近の私は自分の好きな雰囲気の作品を作るだけではなく技術重視のカリキュラムに移行することがお生徒さん思いのカリキュラムであるように思い始めていた。ココまでのことがデキルノヨ、といったような難関ワザを取り入れなくてはいけないかのように思い始めていた。一方で、シュガークラフトの作品展を拝見するにつけ、(このようなものを敢えてお砂糖で作らなくても良いのでは? ここまでの作品を作らなくても良いのでは?)と首を傾げてしまう自分もいた。両方の気持が交錯する昨今の私にとって、今田美奈子先生のご本の中に書き留められたこのお言葉は方位磁針となったように思う。

勿論、みなさんはより難しいスキルを身につけたくて習いにいらっしゃるのは当たり前。講師はその思いに誠実に応える義務がある。この方程式は揺るがないのだけれど、ただ、《本当に大切なもの》を見失わずに この仕事を続けて行きたい。・・・そう思ったら、試験に向かう前だというのになんだか胸が詰まって10分くらいじんわり泣けてしまった・・・。 宮本瑠璃