■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

とろろ山掛け蕎麦 ~山の芋は以前作った冷凍とろろ~

2020年10月30日 16時30分55秒 | 麺類なんでも
とろろ蕎麦で連想するのは、新米サラリーマンの頃、広告代理店で働いていたワシが大阪中之島の立ち食い蕎麦屋さんで注文した「アツ山蕎麦」に尽きる。北風の吹くなか異常に美味しかった立ち食い蕎麦屋さんは、蕎麦をセットして、とろろ・削り節・刻みネギ・卵黄を乗っけて、わさびを添えると準備完了。そこへ昆布ベースに濃い鰹出汁を合わせたアッツアツのお出汁を注いだもの。





得意先には厳しいスケジュールを言い渡され、先輩からは理不尽に怒鳴られ、得意先回りの3時頃にお腹が「ぐぅ~」となって、朝もお昼もまだだったことに気がつく毎日で。立ち食い蕎麦に寄っても、アツ山蕎麦で5分のロスを覚悟して食べて遅いと怒られて、給料日には塩昆布入りの三角おむすびも追加したのは克明に覚えている。



いま現在、暖かい家庭で食べるのにアツ山蕎麦は必要なく、ぶっかけの冷やし山掛けでペロリと食べる。美味しいものが若い頃の苦労を支えてくれたし、嫌でも「食」で下積み時代を思い出す。夕方には先輩たちに立ち飲みへ連れていかれ、満員状態のカウンターでは斜にかまえて左肘だけをカウンターに寄っかかる‥‥‥それぞれ自分でお勘定を済ますのは先輩がケチなのか? 当時の広告業界の伝統だったなのか!






‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥

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7 コメント

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Unknown (くにちゃん)
2020-10-30 17:01:48
こんばんは^^
炎クリさん♪

うわぁ~懐かしくも、、激闘サラーリーマン苦労時代を思い起こす
「あつ山蕎麦」
美味しいんだか、飲み込むかのように、立って頂いたんでしょう!消化もこの山芋にお任せ(笑
ごちそうさまもそこそこに~走って次なるお仕事へと、向かわれたんでしょう。
今やとろろもご自分でスリスリ(笑。お蕎麦茹でながら。頭過るは、若き激務時代!!
ほんと食の経験て、必ず人生記憶にと繋がるんですよね。
お蕎麦とお稲荷さんやおにぎり。これアタシも必ずセットにしちゃう(笑。。上手に握ってありますよね~炎クリさん♪
うんうん!!食べたくなった~~

炎クリさん♪ありがとうございまーーす!!
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はじめまして (ルネママ)
2020-10-30 18:08:10
こんばんは。
今にも美味しい香りがしてきそうなお食事の写真数々、またそれにまつわるエピソードに自分の思い出もよみがえります。
フォローありがとうございます。
これからもブログ楽しみにしています♪
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こんばんは。 (けい)
2020-10-30 20:23:35
美味しそうなお蕎麦ですね。
思わず食べたくなりました。
お蕎麦のストックがないので、明日のお昼はお蕎麦の代わりにご飯で我慢しま~す。
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炎くりさんも (チーママ)
2020-10-31 21:24:22
ドタバタ忙しい若き頃の苦労があったんねぇ👀
天ぷらなんかもいいけど、
とろろや山菜も好きだなぁ😁
今は、ゆっくり食べたり飲んだりできて❔
おいしいものは、早食いしたくないな~😜
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クモの糸男のような‥‥‥ (炎のクリエイター)
2020-10-31 23:57:36
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ
いつもコメントありがとうです。

くにちゃん
右も左もわからない、新人時代のデザイナー苦労ばなしですが「あつ山蕎麦」が涙が出るくらい美味しかったですよ。3キロほどの道のりを、自転車で社まで帰るんですが、5分の蕎麦食い時間まで「遅すぎる!」って先輩が咎めよるんですわ。あの頃を思うと、地獄から天国へ這いあがった、クモの糸男のような‥‥‥若い頃の激務があったからこそ、中堅時代は鼻歌交じりの楽勝仕事ばかりに思えましたけどね。おむすびコロリンお蕎麦の友に最高です。

ルネママさん
初めまして‥‥‥他の題材も見て頂けて光栄です。なにかワシの人生、食がついてまわるようなエピソードが、意識はしていないのですが、たくさんあるんですよ。これからも読んで頂けるよう精進します。ありがとうございます。

けいさん
これは先日買った十割蕎麦の残党なんですよ。すこし手間ですが、あつ山蕎麦を冬場に食べたら最高なんですよ。濃いめの鰹出汁で作ってみてください‥‥‥是非!

チーママさん
サラリーマン時代の、中堅どころになってからの動じない実力は、若い頃の訳わからずにドタバタ喜劇のような忙しさを経験したことで、身についたと思っているんですよ。とろろ・山菜などから、関西は絶対にきつねうどんですけどね。それがね、今も慌てて食べる癖が抜けないんですよ。

皆さんの応援に感謝します。
いつも(^_-)-☆ありがとうです。
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Unknown (しじみ)
2020-11-01 09:42:28
おはようだす

それぞれの時代に食べたものに

出会うと、当時を思い出すものだすよね



広告業界の大変さは、大好きな

ブロガーさんの昔のブログにも

何度も書いてあっただす

新米さんにとっては激務で

心身ともにボロボロになると

言ってただす 炎クリさんも

そんな時代があって、そしてそれを

乗り越えて今にいたるだすね

美味しそうなお蕎麦

そして🍙が又美味しそうだす

ぷっちんだす






返信する
割烹着のお母さん‥‥‥ (炎のクリエイター)
2020-11-01 12:12:37
しじみちゃん
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ

地獄のようなあの頃に、自分の伸びしろが効率よく当て嵌まってくれたようで、昼は営業で口の利き方を覚え、夜はデザイナーでクリエイティブを覚える生活で、「いつ寝るねん」みたいなことですわ。今でもとろろアツ山蕎麦を食べると、涙が出る場合もありますよ。食は自分の生活に密着した「癒し」だったような気がします。そう言えばあおの頃「おかえり」とか「いってらっしゃい」って言ってくれる、割烹着のお母さんご飯屋さんに通い詰めていましたね。(笑)

いつもありがとうです。(^_-)-☆感謝!
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