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日ロさけ・ます漁業交渉が31日までモスクワで

2017-03-21 13:34:02 | ニュース

 日本200海里水域内のサケ・マス漁業の操業条件を決める「日ロ漁業合同委員会」が20日〜31日までモスクワで開かれる。

 水産庁によると、第33回日ロ漁業合同委員会のあと、ロシア200海里内におけるロシア系サケ・マスの漁獲に関する日ロ政府間協議を行って、ロシア国内法で禁止されたサケ・マス流し網の代替漁法の操業条件を決める。

 日本側は保科正樹水産庁増殖推進部長を政府代表に外務省、水産庁、道庁、関係団体の関係者が出席。ロシア側はサフチュク連邦漁業庁副長官を政府代表に外務省、連邦漁業庁及び関係団体の関係者が出席する。本道から太平洋小型さけ・ます漁業協会の東野勝好会長、武田正則道水産林務部漁業管理課国際漁業グループ主幹らがモスクワ入りした。

 前年の漁獲量は、カラフトマス、ベニザケ、ギンザケ、マスノスケ計1,550トン(前年同)※ベニザケ、ギンザケ、マスノスケ3種合わせて1隻当たり1トン以内、シロザケ500トン(前年同)の合計2,050トン(前年同)

 漁業協力費は2億6,405万円~3億6万円の範囲で漁獲実績に応じて決定(前年同)、協力費単価 146.4円/kg(前年同)。

 なお、流し網の代替漁法は、水産庁の委託事業により、調査船1隻を用いた曳き網(ひきあみ)による試験的な操業を行うことで合意し、漁獲割当量68.88トン、入漁料約2,118万円だった。



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