道機船連によると、昨年のロシア漁業の国内市場向けスケソウ製品供給量は25万2,000㌧で、原魚換算58万4,000㌧、漁獲量約193万㌧の3割に達した。
国内市場への供給成長の原動力となったのは、高次加工製品の増産で、フィレの出荷量は4マン6,000㌧を超え、前年の2.6倍、すり身が1.9倍の2万1,000㌧以上となったほか、ミンスも8,000㌧で73%増加した。特にすり身生産は7万800㌧に達し、前年比47%増となり、世界のトップ5の地位を獲得、国内市場に同様に3割が供給された。一方、すり身の輸出は中国向けが2万5,000㌧・5,000万㌦と数量で51%、金額で45%それぞれ前年を上回った。ロシアのスケソウ漁業は世界のすり身市場でシェアを拡大、中国市場では米国を凌駕し、主要サプライヤーとなり、韓国市場で米国産と争奪戦を展開しているほか、日本への供給も増加させている。
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