水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2020年2月14日(金)発行/北海道漁協系統通信第6462号

2020-02-17 09:37:54 | 系統通信

道議会水産林務委員会で報告・質疑
秋サケ資源対策、全国豊かな海づくり大会

水研機構サケ・マスふ化放流事業のあり方検討(最終)
将来のふ化放流に必要な運営交付金の「財源の確保」を

道機船連がロシア沿海地方漁業者協会と会談
日本海のイカ資源に国際的管理機関の必要性を指摘

2020年漁期スルメイカTAC 過去最低の5.7万㌧

2019年農林水産物・食品輸出実績
水産物2,873億円とサバなど落ち込み5%減

北海道貿易動向(令和元年分)
水産物は輸出538億円、輸入756億円ともに減少

令和元年 オホーツク海でかに篭1,259個など違法漁具を押収

札幌ワイルドサーモンプロジェクトが市民フォーラム

18日(火)太平洋小型さけ・ます協会通常総会

19日(水)道さんま漁業協会通常総会


日本海ニシンは豊漁、大型主体で魚価安の現象も

2020-02-14 11:41:10 | ニュース

 2千㌧前後の漁獲が予想される日本海の石狩湾系ニシン漁は、沿岸の刺し網漁が

1月中旬からスタートしたが、このほど道水産林務部水産振興課普及指導員が1月

末現在の漁獲状況速報をまとめた。石狩と後志の両振興局管内で167㌧と前年同期

の121㌧に比べ約4割増となっている。石狩湾漁協では100㌧(厚田58㌧、石狩36

㌧、浜益6㌧)と前年同期の2倍に達した。

 道総研中央水試によると、石狩湾漁協の厚田、石狩地区は1月上旬~中旬に行っ

た調査ではほとんど漁獲されない状況が続いたが、27、28日にまとまった漁獲が

あった。メスはすべて完熟状態、尾叉長30㎝以上(平均体重300~400g台)の

大型個体がほとんど。厚田では、5年魚(2015年級)が全体の6割、石狩では主群

となる4年魚(2016年級)が5割を占めていた。また、小樽市漁協でも27、28日に

まとまった漁があり、メスの完熟度は全体の9割弱と推定され、尾叉長30㎝前後

(平均体重343g)の大型個体で、4年魚が6割弱を占めた。全体として中盤から

主群になると予想していた4年魚が序盤からかなり来遊している。

 その後、厚田地区では2月に入り、1日70㌧、30㌧といった大量漁獲があり、魚

価が低迷している。豊漁が続く中で、魚価対策が必要になってきた。

 札幌市中央卸売市場の1月分のニシン入荷状況をみると、石狩産は66㌧、2,040

万円で㎏単価308円。後志産は26㌧、933万円で、㎏単価360円。全道では127㌧、

4,499万円で、㎏単価354円。前年同期に比べ4割ほど数量が多く、金額は2割強上

回った。㎏単価は1割強下がっている。


2020年2月号が出ました! どうする北海道漁業

2020-02-13 09:47:36 | 月刊水産北海道

 2019年の北海道漁業は、100万㌧を超えたものの、魚価安で金額が大幅に下がりました。
さて、問題は2020年はどうなるのか?秋サケをはじめいろいろな検討がなされ、不漁原因と対策を提言していますが、すぐに効果のある処方箋は難しい…
耐える時間帯に入った漁業。今年をしのぐ方法は何か?いっしょに考えたいと思います。