飲兵衛の酔写アルバムPartⅡ

毎週1回月曜日に更新します

林百貨&全美戯院&神農街

2022-10-10 00:00:01 | その他

前回に引き続き台南市より、今回は林百貨、全美戯院、神農街を
アップいたします。

林百貨は1932年(昭和7年)山口県出身の実業家である林方一氏が、
台南市末広町二丁目
(現在の台南市中西区忠義路二段付近)にハヤシ百貨店
を創立。

当時台南で最もモダンなビルで、台北市栄町の菊元百貨店と並び、
南北二大百貨ビルとして注目を集めました。

終戦後は一時、国民党政府の台湾製塩総工場や塩務警察総隊の事務所として使用
されましたが1980年代以降は空きビルとなっていました。
しかし今から12年前の2010年に大規模な修復が行われ、3年後の2013年に現在の林百貨
に生まれ変わりました。

林百貨では台湾各地のご当地グルメや台南地元のファッション、ギフトなど、
MIT(メイド・イン・タイワン)の文創商品(クリエイティブグッズ)を中心に
取り扱っています。

 

 


館内のお客さんはほぼ全員日本からの観光客。
台湾のローカルな雰囲気を期待していた飲兵衛にはちょっと残念でした。






















夕食の後もう一度訪れて夜景をパチリ。
何と、昼間に国立台湾文学館で撮影していたウエディング姿のモデルさん達が

ここでも撮影していました。

 

 

 

民権路二段と永福路二段の交差点近くを歩いていると、
手書きの看板がとてもレトロな感じの
「全美戯院」という映画館がありました。
何と!四本立ての映画を上映中でした。


















 

 

かっては台湾の首都だった台南、当時の古い街並みを残す神農街です。
距離にして2、300m程とそれほど長くない細い路地に、
間口が狭く奥に長い「町屋造り」のようになった建物が軒を連ねて
いました。
かつてこのあたり一帯は、5本の主要運河が流れる商業の盛んな場所で、
神農街はその中心に位置する重要な場所だったそうです。





















神農街中ほど左側、かつてこのあたりで勢力を持っていた“許”姓の人々によって建てられた
「金華府」と呼ばれる廟で、許家の守り神がまつられています。







「台南三郊」と呼ばれる、商業公会組織の幹部としても活躍した大商人「許藏春」
の旧家です。








夕食後に、林百貨共々もう一度訪れてみました。
夜景がとても幻想的でした。