私は日常生活でストッキングをほとんど履かない。
会社勤めの頃は必需品だったけど、今は履く機会はほぼありません。
ストッキングって伝線しやすくて不経済だし
履かなくてすんでやれやれです。
ところで掃除や靴磨きをする時にストッキングがあると便利です。
他のものでも用は足りるけれど、あればあったで何かと便利。
年末の掃除中に、3本くらいあればなぁ~と思ったので
暮れに実家に帰った時に母に聞いてみました。
母は74才、ダメもとで。
と言いつつ、ちょっとした確信はある。
「お母さん、伝線して捨てるようなストッキングある?
もしあったら分けてくれない?」
「探してくる」と言ってしばらくして、
母はスーパーの大きな袋いっぱいのストッキングをくれました。
「こ・・・こんなに・・」と正直思った。
想像以上の量です、多すぎる。
スーパーの「大」だもの!
でも、ほらね、やっぱりあった。
思った通りだ。
さて、新年は実家から実家への移動でバタバタします。
お節やお雑煮の準備を手伝うのもあって自分ちの荷物はおろそかに。
で、今年はWさん手編みのニット帽をうっかり実家に忘れてきてしまいました。
母から電話で連絡を貰ったので、
ならば5日の午前中着で送って欲しいと頼みました。
今日、宅急便が届きました。
ニット帽だから普通郵便だろうと思っていたら大きなダンボールです。
気を遣って頂き物のお年賀をわけてくれたのだと思い
ありがとう~と箱を開けました。
びっくり。
これは予想外。
私の中ではもうストッキングに関してはケリが着いていたので
(だって、10年分貰った)すっかり忘れていたのですが
母にとってはまだ現在進行形だったようです。
そこには更にスーパーの袋3つ分のストッキングがありました。
お煎餅が割れないように、最高のクッション材にはなってるけど
いったい!この量は!!なんなの!!!
ため込み過ぎ、お母さん。
捨てなさ過ぎ、お母さん。
たぶん執着するタイプの母は、まだどこかにあるはずだ、と
新年早々、家中を探してストッキングを集めたのだと思います。
面白い私のお母さん。
少し変わってる私のお母さん。
しつこい私のお母さん。
捨てない私のお母さん。
扱いにくいところがいっぱいある・・お母さん。
・・・本人は全くそうは思ってないと思うけどそれでいい。
いつも一生懸命で ありがたいのですが、
同じだけイタくて 切なくて
母を思うととても複雑な気持ちになります。
娘って、いや、私って「どんだけ~」って感じでしょ?