去年のクリスマスの日
「やねせん」のところにサンタが来たそうです。
サンタはこう言ったとか。
「おまえ、うちの仔になるかい?」
やねせんは元はたぶん家猫。
ここ1年くらい私が今住む辺りに出没し、少しずつ場所を変えながら
ようやく「奇跡のはなわさん」ち(通い猫)グループに落ち着いていた。
グループ内の一番小さな「ちびせん」にも遠慮して
他の猫がいる時は姿を隠していることが多い。
はなわさんは常々
「パンダ(はなわさんの「やねせん」の呼び名)は他の猫と違って
ご飯が終わっても立ち去らないのよ。
人間のそばにずっといて
私が『もう家に入るわよ』って、玄関の引き戸を閉めて暫くしないと行かないの。
最近は買い物やお風呂屋さんにも付いてきちゃうし 心配でしょうがない。
ご飯上げようとして座ると膝の上に乗ってくるの。そんな猫は初めてで」
とノラらしからぬ距離感に困惑されていた。
一昨日のフンパトで20日ぶりにはなわさんと会ってご報告いただいた。
「去年のクリスマスの日に(やねせんを)うちに入れたの。
うちで飼います。」
既にいる4匹の猫たちにやられても決してやり返さないそうです。
4匹のうち3匹とはトラブルもないとか。
トイレもすぐに覚え、外にも全く出たがらない
完全な家猫なのだそうです。
やねせん、よかったね~
あなた、大大大好きな はなわさんちの仔になったんだよ。
こんな奇跡ある?
もう家猫は4匹で手いっぱい。
病院代もすっごいかかるし世話も大変だからってはなわさん言ってたんだよ。
なのにあなたを家族に入れて。
やねせん、もう寂しくないね。
安心だね。
私泣きそうだよ。
息子が心配だったけど
やねせんのこと大好きだから あまり会えなくなってしまうと辛いかなって
心配したけど(はなわさんもそれを心配してくれていた)
帰り際
「また来ます」ってはなわさんに挨拶してて
帰り道では
「やねせん、もう安心だね。よかったね。もう心配しなくていいんだね。」
と笑顔だったのでほっとしました。
はなわさん、ありがとう。
やねせんに幸せをありがとう。
この日 はなわさんちのエサ場でくつろぐマイケルも
いつもより落ち着いている気がしました。