息子が生まれた年、社宅には4人の子供が生まれた。
みんな第一子でお母さんの年も近かったので、
出産前から情報交換をして仲良くしてたの。
4ケ月連続で一人ずつ生まれたので、4人で一緒に子育てしているみたいに
いつも一緒だった。
毎日誰かの部屋で苦労を分かち合い 気分転換に外出したり。
だれかが探してきたベビーサークルや絵本の会や児童館にもよく参加した。
社宅には他にも小さい子がたくさんいて、
夕方は保育園の庭みたいに皆が自由に遊んでたので そこにも参加させて貰った。
毎日誰かが遊びにきたり誰かのうちに呼ばれたりしてにぎやかだった。
たくさんの人にもまれて、一緒に遊んで学んでたくましく育ってほしいと思ってた。
人の中で育つこと、を常に思っていました。
集団が苦手でその輪の中にはいなくても、許容できる距離をみつけてその中にはいよう、と。
2歳の検診でユニーク?な資質を指摘され、難しいケースと言われ
ずっと感じてきた違和感を他の人に初めて共有して貰った時
ますます人から離れずにやっていかなきゃと思いました。
「お母さんが頑張ったから息子さんは人を嫌わず生きてこれたのよ」
と言われました。
本当ですか?
だとしたら私が息子の親であったことの意味がありました。
息子が家族以外の誰かを求める気持ちの発達はゆっくりでかなり後発でしたが、
多分今来ています。
人の中で自分を出す、という今まであまりやってこなかったことを
これから身に着けていくのでしょう。
たぶんとてつもなくのんびりと。
医者や科学者は一般論を言いますが、発達とはなんと個人差のあることか。
個体差は発達心理学の教科書をはるかに超えるのですよ。
昨日息子が中学を卒業しました。
私の47年間でもっとも温かかった3年です。
もうだめだ~と思いそうな時に何人もの人たちが一緒に踏ん張って支えてくれました。
このブログに立ち寄って覗いて下さる方々の存在もそうです。
自分を支える力にしています。
私はこのブログで、自分の軸足にかかる重りを分散することが出来るのです。
皆々様に感謝を込めて。
昨日の卒業の第2部のパーティーで 保護者や卒業生たちが集結して作ってくれたお料理を
一緒に楽しんでいただけますか。
※てんちゃんのミートソース?ナポリタンペンネやチキンロールも
Oさんのクリームチーズタラモサラダも
即完売のクリームシチューも写真に撮れなかったけどとびきり美味しかったよ。
もう美味しい味しかしなかった。
会うみなさんが口々に「お手伝いはいいから息子さんのそばにいてあげて」と言って
私の頭を撫でてくれるから、私も次は誰かにそう言える人になるって誓いつつ
今はお言葉に甘えよう(そんなこと言って、実はいつも甘えてるけど・・・・
堅い事は言いっこなしよ)。
それでは よろしければ皆様もご一緒にお召し上がり下さい
どうかひとつ
楽しい音楽もありました。
ご報告----------
息子は4月から家中心の生活を選択しました。
ホームエデュケーションです。
通信制の高校も履修しますが、正直この選択は早いかもしれない。
高校はもう少し待ってもよかったかも。
でも本人の選択でいきます。
家での生活が時には穏やかで、時には思いきり楽しいものであるよう、
あれこれ詰め込んだ宝の時間になるよう
皆様の力を借りながら、楽しみも喜びも悩みも苦しみも
ひとつひとつを生きる力に変えていけたらと思います。
自己開示しすぎですが、どうかお目こぼし下さい。
私の今の幸せ感が天に届いて、もう無差別に広範囲に降り注いでくれたらいいのに、
それでも一番は息子の上に、と願いつつ。