スクーリングの初日の夜、保護者部屋をノックする音がしました。
息子でした。
青い顔をしてうつむいて
「かーちゃん、僕このスクーリング・・もう無理かもしれない・・・」
と涙目で伝えに来たのでした。
初日でいろいろ気が張っていたのと、
自分で思っていたよりずっとスケジュールがハードだったのでしょう。
4:30起きで 満員電車で重い荷物を持って立って羽田まで行って
飛行機が遅れて 乗ったら気圧に翻弄されて
北海道に着いたらすぐに雪中課外活動で 夕食は20分で
夕食後に授業を2コマやったんです。
「そうかそうか、今日は何もかも初めてで疲れちゃったよね。
でも伝えに来てくれてよかったよ、おいでおいで、入って休みな」
他のお母さん達も息子を快く招き入れてくれて
この日やった色々な体験や勉強をひとつひとつ挙げながら
「えらかった、よく頑張ったね、楽しかったね、すごい体験したね」って
全部を成功体験にしてくれて、息子を落ち着かせてくれました。
優しく包み込んで貰って いっぱい撫でてもらって(弱った心をね)
ようやく息子も笑顔を取り戻して、自分から
「もう部屋に戻る。少しよくなった。とりあえず今日は寝ることにする」
かーちゃんがいてくれてよかった、と言われました。
当たり前です、私はこういう時のために来たのですから。
スクーリングがイヤにならないために。
記憶を捻じ曲げてでも(怖っ)成功体験にするために。
ほとんど寝られないことはわかっていたので次の朝が想像できてしまったのですが
それでもいい、もうなるようになるっ!って腹をくくって送り出したのでした。
(そしてせすなさんにメールで愚痴る私・・・)
ああ、経験値が少ないから仕方ないけど、わかってはいたけど・・・
今ここにある息子と私の課題を自覚した夜でした。