ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

わかってる、どう感じるかは自分次第ってこと

2016年02月21日 | 🐤 日記

3月に息子が中学を卒業したら さいたまに帰ります。

さいたまは社宅。

付き合いも昭和な頻度。

 

なので新小岩での残りの1ケ月を大切に刻んでいこうと思っていたのですが

今日から2週間、さいたまに帰ることになりました。

うーーん、新小岩ライフの時間が減ってしまうなぁ、、、と残念がってるのは私だけなので

まあいいや、受け入れます、さいたまを。

 

とは言っても 自分たちと比較する対象が周囲にあるのは私にはまだ毒。

なにしろ自分が勝手に人と比べるの

人には「人と比べる必要はないよ」とか言ってるのに

ああ、私はいまだ 自分で傷を拾って歩こうとしているね。

つくづくおバカさんね・・・私

この自分の中に残ってる「比べてしまう」というところ 丸めてぽいっと捨てたい。

新小岩にいるとこの部分が作動しなかったから

どこにいようと どんな状況であろうと そういう自分になりたい。

 

でも、半年くらい経った頃、比べていない自分になってる気がする、かも。

だってこう書きながら

「はて、でも言うほど気にならないかも・・・?」ってなってきたもの。

息子はさいたまで生まれ育ったから「さいたまの家は安心する」と言っている。

それが一番。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


お身体大切に

2016年02月20日 | 🐤 日記

こないだ、息子の担任のいっしーが

「魚ってすごいですよね、水の中で生きていてエラ呼吸していて。

 水の中から酸素だけ取り出すなんてどうやるんだろう?

 システム考えると眠れない。」

って言ってて、うわーすごい!私そんなこと考えたこともなかったよと

感動したのですが、

よくよく考えたら私たち人間も空気の中から酸素だけ取り出して

二酸化炭素やアルゴンなんかを吐き出すんだから

肺呼吸も同じくすごいんだよ

食べれば消化液が出るし 細胞も勝手に分裂してるし

傷だって治っていくし 考えてみれば体ってすごいんだなぁ。

身体中 もうみんな天才さ。天才集団さ。

 

自分のからだがいとおしい、細胞1個1個が私なんだな。

これからはもっと大事にしようと思うの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


深刻な数

2016年02月18日 | ❷ 本とか映画とか

『RIN』(ハロルド作石)の12巻と

『海街diary』(吉田秋生)の7巻と

『健康で文化的な最低限度の生活』(柏木ハルコ)の3巻を借りに

レンタルコミックに行ったけど全滅だった。

代わりに『ちいさいひと』(夾竹桃ジン)という全6巻の漫画を借りた。

児童虐待をテーマにした漫画、

児童相談所に勤務する新任児童福祉士の男性が主人公だ。

『ちいさいひと』ってタイトルに惹かれて手に取ってみてこれ借りようって即決しました。

 

この本の1巻に説明されているのですが

平成15~22年のデータによると、6日に1人の子どもが

虐待で命を落としているのだそうです。

6日に1人、そんな大きな数なんだ・・・・。

でも今はもっと深刻な数になってるはず、

だって今年に入ってからだって虐待のニュースを聞かない日はないもの。

 

虐待は、絶対に防がなければいけません。

でもどうしたら防げるの?

直接役にたつわけじゃないけど、

まずはこのことを忘れず関心を持ち続けようと思います。

子どもたちには毎日お腹いっぱい食べて 安心して眠って 

愛情いっぱい抱きしめて貰って(抱きしめられるのダメな子は、その子の欲しいやり方で)

大好きだよってメッセージと笑顔もいっぱい貰って、

あとは思い切り遊んで暮らして欲しい。

 

胸がざわついてしまって 治まるまでもう少し時間がかかりそう。

簡単に治まってしまってはいけないのかもしれないけど。

 

 


オトナも子供も大嫌いってね

2016年02月17日 | ❷ 本とか映画とか

オトナも子供も大嫌い』(群ようこ著)ですって

この字、この色、この後ろ姿! ・・・・わたしか!?

絶対面白いに違いない、と思って借りました。

私は辛辣な少女モノのが大好きなのです

 

そんな私を満足させてくれる一文(いや、一文ではないが)がありました。

 

P225 の3行目から

下校のときに赤ん坊や幼い子供を見ると、頭のてっぺんから、

「わあ、かわいい、かわいい」

と大騒ぎする子たちの気がしれなかった。あのぐにゃぐにゃとした芯のない、

うすらハゲの赤ん坊のどこがかわいいのだろうか。

子供だってすぐにピーピー泣くし、だだをこねるし、あんなものがかわいいなんて、

どうかしている。アケミを残して彼女たちはどどーっと子供に走り寄り

声をかけたり頭を撫でたりしている。

子供を連れているお母さんもとっても嬉しそうだ。

そして道ばたで無表情で立ち尽くしているアケミの姿を見て、不思議そうな顔をした。

(みんなが子供を好きだと思うなよ)

 

わたし、小学生時代・・・・こんな子でしたわ。

赤ちゃんのどこがかわいいって!?

かわいいってこういうことをいうのかね!?ってね。

子供ってやだなぁ、幼稚っぽくて。

でもオトナもやだなぁ、つまらなくって。

なんて感じでした。

 

そんな私ですが、皮肉なことに

大人になった今の自分の中に、あの頃イヤだった子どもっぽさがあって

程度も低そうなことがうっすらわかり始めてしまいました!

毛嫌いしていた子どもっぽさが、私の中にたんまりとあるみたいなの

 

ごめん、小さい頃の私よ、

最初からもっともっとちゃらんぽらんにさせてあげればよかったよ。

でもまあ小憎らしい大人びた子どもキャラの私も私らしくて良かったよね。

そこはもう肯定して生きていこうと思います。

 

そんなわけで精神年齢は子どもの頃の方が高かったのではないかと

ちょっとした逆転現象に気づく今日この頃です。

そんな筈はないはず、なのですが、さてどうでしょう

 

 

 


私のおじさん

2016年02月15日 | ❺ 追憶の日々

母の2番目の弟の 山男の「しげちゃん」は

高校の頃から山岳部に入ってて心から山を愛してる。

私はしげちゃんが大好きだ。

ユーモアに溢れ、ひょうきん者で、人を楽しくさせるのがうまい。

 

小学校に上がった私に

「うたこ、カタカナは読めるようになったか?」と聞き

「うん、なった」と言うと

「じゃ、読んでみろ」

と、沢山あるパチンコ店の中から、わざと「パ」の電飾が切れている店の看板を指さす。

「チ・ン・・・あ・・

「なんだ、まだ読めないじゃん、ケケケ」

「うううっ・・・」

 

またある時は

「うたこ、面白い昔話をしてやろう」

わくわく。

「昔々、埼玉県〇〇市△△というところに『チンタ』という女の子が住んでしました。

 チンタはいつも鼻をたらしていました。

 チンタは大笑いをすると、のどちんこが丸見えです。

 チンタは洗った手を服で拭きます。

 それからチンタは毎日おねしょをするので、チンタの家の布団はどれもびしょびしょでした。」

 そのチンタってわたしじゃない

「違います」

「絶対わたしだ!」

「うたこではありません、チンタさんの話です」

うぐぐ・・・」

と、私をからかう数々のエピソードを盛り込んだ話をしては遊んでくれました。

私はしげちゃんにからかわれるのだ大好きでした。

 

しげちゃんはよく、おじーちゃんおばーちゃんから怒られていました。

あまりにも調子が良かったからです。

しげちゃんはおじーちゃんの声色を聞き分けていて

「おい、しげるはいるか!」

と聞こえただけでダーーーっと家の外に走って逃げます。

逃げられない時は

素早くその場に正座をし、背中を丸めて出来るだけ小さくなってうなだれて(この演技が最高)、

何か言われる前に

「とーさん、どーもすみません」と神妙に謝ってしまうので(その姿はもうふざけているとしか言えない)

「まだ話とらん!」と余計に怒られていました。

波平とカツオでした。

多分しげちゃんはこのやり取りが好きだったと思います。

 

小学生の頃は年上の兄の教室に忍び込んではつまみ出されていたそうです。

最初は教室の後ろで隠れて絵などを描いているらしいのですが

だんだんムズムズして動き出し、

「兄貴、オレにも教科書を見せておくれよ」とか

先生の質問に

「そんなむずかしい問題はわかりませーん」とか

ついうっかり

「おっ!?カレーじゃないか?カレーの匂いがすらあ。

 せんせー今日の給食はカレーだね」

とか言ってしまうのでバレるのです。

強制送還されていく弟の後ろ姿を、

兄の修ちゃんはそりゃもう恥ずかしかったと証言しています。

 

 

しげちゃんは今でも休日は山に登り、山岳協会の自然保護の仕事をし、

クライミング大会の審査員をしたり、国体を手伝ったり、講演会で話したりしています。

家族のためにサラリーマン生活を選んだけれど

本当は人生全部を山に使って、山一筋に生きたかったんだろうな。

小さい頃から見て来たのでそんな気がします。

仕事で疲れていても休日は山!って人だから。

でもしげちゃんの背中を見て育った末息子は公務員の傍らトレイルランをしているっていうから

まんざらでもないね。

私は山登りはしないけど、しげちゃんを通して山はとても身近です。

だって私の大好きなしげちゃんが 大大大好きな山だもの。